クラウドエンジニアの教科書の表紙

クラウドエンジニアの教科書(クラウドエンジニアノキョウカショ)

資格・検定
著者:
株式会社ハートビーツ 佐野裕/伊藤俊一 /小嶋宏幸/Namihira(カブシキガイシャハートビーツ)
出版社:
シーアンドアール研究所
出版日:
2022年09月13日頃
ISBN:
9784863543713
在庫:
在庫あり
4.33(3 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
AWSAzureGoogle Cloudクラウドコンピューティングクラウドエンジニアリング初心者向けクラウド基礎マルチクラウドクラウドサービスITインフラ

なぜ注目されているか

資格・検定
2
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言及数
552

書籍紹介

本書はクラウドを学ぶ際に一番最初に読むのに適した本を目指して執筆しました。クラウドサービスについて一通り説明をしているのはもちろんのこと、他の本では省かれるような周辺知識でも、初学者が知っておくべきことについてはきちんと盛り込んで丁寧に説明するよう心掛けました。

クラウドについて書かれた本は山ほどありますが、他の多くの本ではクラウドのすべてのサービスや機能を網羅的に説明しようとするあまり、クラウドの概要や学び方について理解してもらうための本というよりはベンダーのマニュアルやカタログのような本になってしまっているように感じます。本書では網羅性よりは初学者にとって特に大事な事象に関してわかりやすさに重きをおいて執筆しているため、クラウドのすべてのサービスや機能を紹介しきれているわけではありません。その代わりクラウドの世界観や最初のとっかかりを知るための本としては他のどの本よりも優れていると自負しています。

本書では世界 3 大クラウドである AWS (Amazon Web Services) 、 Azure (Microsoft Azure) 、および GCP (Google Cloud Platform) をできるだけ公平に扱って執筆しました。各社クラウドの違いについて知りたいという方も本書は適していると思います。
■目次

CHAPTER 01 クラウドの概要

CHAPTER 02 クラウドエンジニアの定義

CHAPTER 03 クラウドの世界観

CHAPTER 04 クラウドのユーザー管理と権限設定

CHAPTER 05 クラウドの認定資格

CHAPTER 06 クラウドを試してみる

CHAPTER 07 クラウドを使ったシステムの費用

CHAPTER 08 クラウド上で Windows を扱う

CHAPTER 09 Infrastructure as Code

CHAPTER 10 クラウド上でコンテナを扱う

CHAPTER 11 マルチクラウド構成

CHAPTER 12 IaaS や PaaS の監視

技書の森解説

クラウドを学び始める人が最初の一冊を探すとき、 AWS だけ、 Azure だけといった特定ベンダーの入門書から入るべきかどうかで迷うのが普通です。『クラウドエンジニアの教科書』はその手前に置ける本で、株式会社ハートビーツのエンジニアである佐野裕氏、伊藤俊一氏、小嶋宏幸氏、 Namihira 氏の共著として 2022 年 9 月にシーアンドアール研究所から刊行されました。 A5 判で、 3 大クラウドである AWS 、 Azure 、 GCP (Google Cloud Platform) をできるだけ公平に扱う方針を版元の紹介文が明言しており、特定ベンダーに寄らず クラウド という世界そのものへ入門するための一冊です。

全 12 章の構成: 職種・資格・費用まで扱う

構成は 12 章です。クラウドの概要、クラウドエンジニアという職種の定義、クラウドの世界観と進んだあと、ユーザー管理と権限設定、認定資格、実際に試す手順、システム費用の考え方が続き、後半では Windows の扱い、 Infrastructure as Codeコンテナ、マルチクラウド構成、 IaaS や PaaS の監視までを取り上げます。職種の定義や資格、費用といった技術解説書では省かれがちな周辺知識に章を割いているのが特徴で、版元自身も、網羅性よりは初学者にとって特に大事な事柄の分かりやすさに重きを置いたと説明しています。

3 社共通の骨格から学ぶ順序の効き目

クラウドの入門書が難しくなりがちなのは、各社のサービス数が数百規模に及び、全部を説明しようとするとベンダーのカタログのようになってしまう点にあります。一方で、アカウントと 権限の管理、コードによるインフラ定義、コンテナ、監視といった考え方は 3 社に共通する骨格であり、ここを先に押さえれば個別サービスの学習は差分の吸収で済みます。本書はこの共通の骨格と世界観の側から入る作りで、どのクラウドを選ぶことになっても無駄になりにくい知識を先に固められます。

向いている読者: クラウド一冊目の初学者

想定読者は、版元がクラウドを学ぶ際の一冊目を目指したと明言している通り、これからクラウドに触れる初学者です。インフラ未経験からクラウドエンジニアという職種を目指す人、オンプレミスの経験はあるがクラウドは初めてという人、 3 社の違いを見比べてから学ぶ対象を決めたい人に合います。実際に試す章も用意されていますが、中心は概念と考え方の整理で、読んで世界観をつかむことに主眼のある本です。

読む前の注意: 2022 年刊という時点

読むうえで押さえておきたいのは 2022 年 9 月刊という時点です。クラウドはサービスの追加や名称変更、料金改定、認定資格の体系変更が絶えず続く分野であり、本書に登場する個別の画面や料金、資格の情報は刊行時点のものとして読む必要があります。たとえば本書で GCP と表記されるサービス群について、 Google は Google Cloud という呼称への統一を進めてきました。世界観や権限管理の考え方といった骨格は古びにくい一方、具体的な仕様は各社の公式ドキュメントで現行の情報を確認しながら読み進めるのが正しい使い方です。

すでに特定のクラウドで構築経験がある人や、資格試験対策と特定サービスの深掘りが目的の人には、各ベンダーに特化した専門書のほうが直接的です。逆に、どのクラウドから学ぶか決めかねている人、配属や転職でクラウド案件に関わることになった人には、 1 冊で 3 社の世界を見渡せる本書の効率は高い投資になります。一冊目にこれを置き、選んだクラウドの専門書を二冊目に据える。その学習設計を自分で描けるようになることが、本書から得られるいちばんの成果です。

言及 Qiita 記事 (3 件)

言及 Zenn 記事 (1 件)

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