Nikon D7500 基本 & 応用撮影ガイド

ニコン ディー ナナセンゴヒャク キホン アンド オウヨウ サツエイ ガイド

Nikon D7500 基本 & 応用撮影ガイドの表紙
ハードウェア
著者:
上田晃司 / MOSH books(ウエダ, コウジ / モッシュ ブックス)
出版社:
技術評論社
出版日:
2018年02月
ISBN:
9784774195001
シリーズ:
今すぐ使えるかんたん mini
在庫:
在庫あり
4.38(13 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
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書籍紹介

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技書の森解説

Nikon D7500 を買ったものの、オートで撮る以上のことがなかなかできずにいる人へ向けた機種専用の撮影解説書が『Nikon D7500 基本 & 応用撮影ガイド』 (上田晃司、MOSH books 著、技術評論社、2018 年 1 月刊) です。「今すぐ使えるかんたん mini」シリーズの 1 冊で、判型は B6 変形のコンパクトサイズ。版元はカメラと一緒に持ち運べることを特徴に挙げ、D7500 の操作方法と撮影方法に加えて、プロの写真家が教える撮影テクニックを盛り込んだ本と案内しています。対象読者として版元が挙げるのは、D7500 を購入したものの自分の写真にいまひとつ自信が持てない人と、D7500 の多彩な機能を作品作りに活かしたい人です。

全 6 章の構成、準備と基本操作から露出、レンズ、シーン別へ

構成は全 6 章で、カメラの操作から表現へと段階的に進みます。1 章「D7500 を使う準備をする」で各部名称、画面情報、撮影前の準備と設定、基本操作、カメラの構え方、撮影モードを押さえ、2 章「撮影の基本を身に付ける」ではファインダー撮影とライブビュー撮影、タッチ操作、ピントの基本、フォーカスモードと AF エリアモードの組み合わせ、マニュアルフォーカス、連写機能の設定、三脚の利用を扱います。3 章「露出を駆使して撮影する」は測光モード、P、S、A、M モード、露出補正、ホワイトバランス、ISO 感度、内蔵フラッシュと、写真の明るさと色を決める要素をひとつずつ取り上げる章です。4 章「交換レンズで表現の幅を広げる」では焦点距離と画角、35mm 判換算の考え方に続き、AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR や AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED、AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED など 6 本の NIKKOR レンズを 1 本ずつ紹介します。

5 章「被写体・シーン別 撮影ガイド」は、女性の表情、花、風景、ペット、動物園、水族館、乗り物、夜景、小物、スナップの 10 テーマで撮り方を示す実践編です。6 章「便利な機能を活用する」は、ピクチャーコントロール、アクティブ D-ライティング、HDR 写真、動画撮影、画像の編集に加え、ViewNX-i、Capture NX-D、SnapBridge、NIKON IMAGE SPACE の利用までを扱って締めます。

露出の 3 要素とピント合わせの 2 軸、機種専用ガイドで学ぶ意味

デジタル一眼レフでオートから抜け出すための核は、露出とピントの仕組みを自分の判断で制御できるようになることです。写真の明るさは絞り、シャッター速度、ISO 感度の 3 要素の組み合わせで決まり、P、S、A、M の各モードは、そのうちどれをカメラに任せ、どれを撮影者が決めるかの分担を変える仕組みです。シャッター速度を優先すれば動く被写体の止め方やブレの表現を、絞りを優先すれば背景のぼけ方と被写界深度を、撮影者が握れます。ピント合わせにも「いつ合わせるか」を決めるフォーカスモードと「画面のどこで合わせるか」を決める AF エリアモードという 2 軸があり、本書が 2 章でその組み合わせ方に節を割いているのは、動体か静物か、構図の中で被写体がどこにいるかによって適切な設定が変わるからです。レンズについても、焦点距離が同じでもセンサーサイズによって写る範囲 (画角) は変わるため、35mm 判換算という共通の物差しで画角を把握する考え方がレンズ選びの土台になります。こうした原理は機種を越えて共通ですが、実際に設定を変えるにはボタンやメニューの位置、モードの呼び名が機種ごとに異なるため、D7500 の画面と操作にそのまま対応した本で手を動かしながら覚えられる点が、汎用の撮影技法書に対する本書の位置づけです。

2018 年刊の D7500 専用書として、向く人と向かない人

前提知識は求められず、版元が「こんな方にオススメ」として挙げるのも D7500 の使い方を知りたい人です。1 章が各部名称とカメラの構え方から始まるため、一眼レフそのものが初めての人でも読み進められます。一方で、本書は D7500 の画面と操作に沿った機種専用ガイドなので、他機種のユーザーが露出やレンズの一般論だけを目当てに選ぶ本ではありません。2018 年 1 月の刊行で、6 章で扱うソフトウェアやサービスも刊行時点のものが前提になる点は、読む前に押さえておきたい注意点です。また、露出やレンズの光学を理論から体系的に掘り下げたい人にとっては、本書は操作と撮影の実用ガイドであって理論書ではありません。

D7500 を手にしてからオートに頼ったままシャッターを切っている人が、撮影モードの意味とピントの合わせ方、レンズごとの画角を自分の言葉で説明できるようになる、というのが本書のペイオフです。ペットや動物園でピントが合わない、夜景が思うように写らないと感じている人、交換レンズを持ち替える基準が曖昧な人、HDR 写真やピクチャーコントロールのような機能を使わずにいる人には、カメラバッグに入れて撮影地で開ける判型も含めて、投じた金額を回収しやすい 1 冊です。

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