C 言語本格入門

シー ゲンゴ ホンカク ニュウモン

基礎知識からコンピュータの本質まで

C 言語本格入門の表紙
プログラミング
著者:
種田元樹(タネダ, モトキ)
出版社:
技術評論社
出版日:
2018年03月
ISBN:
9784774196169
在庫:
在庫あり
0
初級者向け
C・C++・C#プログラミング入門書コンパイラービルドシステムソフトウェア開発コンピュータサイエンスgccMake大規模開発

なぜ注目されているか

総合2479位

書籍紹介

多くのプログラミング言語の祖として、あらゆる分野で使用されている C 言語の基本から応用までを、その背景と豊富なサンプルとともに丁寧に解説。gcc の利用を想定し、Make を使った実行方法をとっているので、大規模開発にも対応できます。

技書の森解説

『C 言語本格入門』 (種田元樹 著、技術評論社、2018 年 3 月刊) は、C 言語の基本から応用までを豊富なサンプルとともに解説する本です。版元の書籍ページの見出しには「基礎知識からコンピューターの本質まで」が添えられています。版元の案内によれば、入門書では軽く扱われがちなプリプロセッサーやライブラリ、つまずきやすいポインターと配列を手厚く取り上げ、gcc の利用を想定して Make を使った実行方法をとっています。版元が対象に挙げるのは、研修や入門書で輪郭はなぞったものの手が動かない C 言語の書き手と、何らかのプログラミング言語は使ったことがあるが C 言語は初めてという人です。

全 12 章と Appendix 3 本、データ型からシステムコールまで

本文は Chapter 1「イントロダクション」で開発者ツールの準備と役割を押さえるところから始まり、Chapter 2「データを識別して保持する」でデータ型と変数、記憶クラス、キャスト、Chapter 3「データを加工して評価する」で式と演算子、Chapter 4「プログラムの流れを記述する」で分岐と繰り返し、Chapter 5「プログラムを機能でまとめる」で関数と文字列の入出力、時間の取得、乱数を扱います。Chapter 6「さまざまな前処理を行う」は前処理の章で、ファイルの取り込み、置き換え、条件付きのコンパイル、関数のようなマクロ関数を取り上げます。Chapter 7「データをまとめて場所を指し示す」で配列とポインター、Chapter 8「異なるデータ型をまとめる」で構造体、共用体、ビットフィールド、Chapter 9「文字列を操作し使いこなす」で文字列のコピー、連結、比較、検索などの関数、Chapter 10「動的メモリでデータの置く場所を自ら作る」でメモリの確保、解放、サイズの変更からリスト構造まで、Chapter 11「データを保存して読み出す」でファイル入出力へ進みます。最後の Chapter 12「避けて通れない応用」は、C 言語のお作法、OS の機能を呼び出すシステムコール、オープンソースを読む節の 3 本です。巻末の Appendix は、演算子の優先順位表、コンパイラーのオプション一覧、Makefile の書き方の 3 本です。

Chapter 7 と Chapter 10 のポインターと動的メモリ

C 言語 は、メモリ上の番地をプログラムからそのまま扱える言語です。ポインターは、番地そのものを値として持つ変数です。関数の中の変数が置かれるスタックと、malloc で確保して free で解放するヒープは、プログラムの メモリレイアウト の中の別の領域です。ポインターで要素どうしをつなぐ 連結リスト は、Chapter 10 の終わりのリスト構造の節で扱います。

gcc と Make による実行方法と著者

Make は、複数のソースファイルのうち変更のあったものだけを組み立て直す道具で、Makefile にファイル間の依存関係を書いておく方式です。版元はこの方式を大規模開発にも対応できる実行方法として案内しています。巻末の Appendix にも Makefile の書き方があります。版元の著者紹介によれば、著者は 2007 年に日本シー・エー・ディー株式会社に入社し、C 言語のプログラマーとして勤務しています。

本書は、データ型の宣言からポインターと動的メモリ、ファイル入出力、システムコールまでを全 12 章と 3 本の Appendix に収めています。

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