C 言語による標準アルゴリズム事典改訂新版

シー ゲンゴ ニ ヨル ヒョウジュン アルゴリズム ジテン

C 言語による標準アルゴリズム事典改訂新版の表紙
プログラミング
著者:
奥村晴彦(オクムラ, ハルヒコ)
出版社:
技術評論社
出版日:
2018年05月
ISBN:
9784774196909
シリーズ:
Software Technology
在庫:
在庫あり
0
中級者向け
C・C++・C#プログラミングアルゴリズムデータ構造ソフトウェア開発コンピュータサイエンス実装アルゴリズム最適化プログラミング実習技術参考書

なぜ注目されているか

言及数
937位
総合2011位 ↓ 1 ランクダウン 言及 2 件

書籍紹介

1991 年刊行『C 言語による最新アルゴリズム事典』の改訂版。

技書の森解説

『C 言語による標準アルゴリズム事典改訂新版』 (奥村晴彦 著、技術評論社、2018 年 4 月刊) は、ソート、探索、数値計算、乱数、データ圧縮、暗号などのアルゴリズムの定石を、C 言語を使って項目ごとに引ける形にまとめた事典です。技術評論社の Software Technology シリーズの 1 冊で、版元の概要によれば、1991 年に同社から刊行された前の版の改訂版にあたり、基本的な内容はそのままに、時代にそぐわなくなっていた部分を改訂しています。版元は、仕事で C 言語を使う人と、知りたいアルゴリズムをさっと引きたい人に向けた本と案内しています。

値の交換から Wichmann-Hill の乱数発生法まで、五十音順の項目

版元の目次は、項目名を五十音順に並べ、そのあとに欧文で始まる項目をアルファベット順に並べた形です。最初の項目は「値の交換」、五十音順の最後は「ロジスティック分布」、欧文の項目は「Ackermann 関数」から「Wichmann-Hill の乱数発生法」までで、巻末に索引があります。並べ替えでは「クイックソート」「ヒープソート」「マージソート」「Shell ソート」、探索では「2 分探索」「ハッシュ法」「Boyer-Moore 法」「Knuth-Morris-Pratt 法」、数値計算では「Newton 法」「LU 分解」「FFT」「スプライン補間」、データ圧縮では「Huffman 法」「LZ 法」「算術圧縮」が項目として並びます。「ハノイの塔」「N 王妃の問題」「騎士巡歴の問題」のようなパズルの項目や、「正規分布」「Poisson 分布」などの確率分布の項目もあります。

並べ替えの計算量と、浮動小数点の誤差

同じ問題を解くアルゴリズムでも、入力が大きくなった時の手間の増え方は方法によって大きく違います。この増え方を表すのが 計算量 の考え方です。たとえば 並べ替えのアルゴリズム では、バブルソートや選択ソート、挿入ソートは要素の数の 2 乗に比例する手間がかかるのに対し、ヒープソートやマージソートは要素の数を n とした時に n log n に比例する手間で済みます。数値計算には別の難しさがあります。コンピューターは実数を有限の桁数の浮動小数点数で表すため、近い値どうしの引き算で有効数字が失われる桁落ちや、大きな値に小さな値を足しても小さな値が結果に反映されない情報落ちが起こります。本書の目次にも「桁落ち」「情報落ち」「機械エプシロン」の項目があります。アルゴリズムの本の選び方は アルゴリズム本ガイド にまとめています。

三重大学名誉教授の著者と、版元のサポートページ

版元の書籍ページの著者紹介 (2026 年 10 月時点) によれば、奥村晴彦は 1951 年生まれで、三重大学名誉教授、教育学部特任教授です。版元の書籍ページには、正誤表やダウンロードを扱うサポートページへの案内があります (2026 年 10 月時点)。

本書は、目次の最初の「値の交換」から欧文の項目の最後の「Wichmann-Hill の乱数発生法」までの項目と索引を、C 言語によるアルゴリズムの事典として収めています。

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