実践ドメイン駆動設計の表紙

実践ドメイン駆動設計(ジッセンドメインクドウセッケイ)

著者:
ヴォーン・ヴァーノン/高木 正弘(ヴォーン ヴァーノン/タカギ マサヒロ)
出版社:
翔泳社
出版日:
2015年03月16日頃
ISBN:
9784798131610
シリーズ:
Object Oriented Selection
在庫:
在庫あり
★★★★☆4.2(7 件)
中級者向け
ソフトウェアアーキテクチャDDDオブジェクト指向ドメイン駆動設計エンティティ値オブジェクトコンテキストマップサブドメイン境界づけられたコンテキスト実践的なプログラミング

なぜ注目されているか

言及数
194
総合
472
8 ランクダウン15 件の言及
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書籍紹介

『エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計』は、 2003 年の刊行だったにもかかわらず、大型ソフトウェア構築時につきまとう不透明感を払拭するための指針として現役技術者に多大な影響を与えた。ある意味、エリック・エヴァンスの先見性によって、今日、必要とされるパタン/アンチパタンが整理されていたためだ。

とはいえ、それからすでに 11 年。ベースとなるオブジェクト指向はそれほど大きな変革はないものの、この 10 年の間にコンピューティングの対象は大きく増え、さらにドメイン駆動設計をコトバでは知っているものの、経験値のまだ低い技術者の増加もあり、理論だけではなく現状に則した形で体得する必要性が増している。

本書は DDD の考え方はもちろん、コミュニティや実際のビジネスシーンのなかから実践的な方法論を精錬し、いわば 21 世紀 (初頭) 型ドメイン駆動設計を伝授するものであり、現在のニーズに合致する内容で構成されている。

第 1 章 DDD への誘い
第 2 章 ドメイン、サブドメイン、境界づけられたコンテキスト

第 3 章 コンテキストマップ

第 4 章 アーキテクチャ

第 5 章 エンティティ

第 6 章 値オブジェクト

第 7 章 サービス

第 8 章 ドメインイベント

第 9 章 モジュール

第 10 章 集約

第 11 章 ファクトリ

第 12 章 リポジトリ

第 13 章 境界づけられたコンテキストの結合

第 14 章 アプリケーション

技書の森解説

Eric Evans の "Domain-Driven Design" (通称エヴァンス本) は DDD の原典ですが、抽象度が高く、読み通しても「で、コードにどう落とすのか」が掴みにくいという声が少なくありません。本書はその橋渡し役として書かれた一冊で、エヴァンス本の概念を Java のコード例を交えて具体化し、境界づけられたコンテキスト、集約、ドメインイベント、リポジトリといった戦術パターンの実装判断を追体験できるようにしています。

著者ヴォーン・ヴァーノンは DDD コミュニティの中心人物の一人であり、本書ではエヴァンス本を前提としつつも、 CQRSイベントソーシングなど、原典の刊行後に発展した設計手法にも紙幅を割いています。そのため、 DDD の全体像をエヴァンス本で掴んだ後に本書で実装レベルの理解を固めるという読み方が王道ですが、本書から入っても概念の説明が丁寧なため独立して読むことは可能です。

注意すべきは分量と密度です。翻訳で 600 ページを超え、 1 章ごとの情報量も多いため、通読には相応の時間がかかります。全章を最初から順に読もうとするより、自分が設計で困っている部分 (集約の境界、コンテキストマップなど) から拾い読みし、必要に応じて周辺章に広げていく使い方が実務では効率的です。

言及 Qiita 記事 (11 件)

言及 Zenn 記事 (2 件)

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