Amazon Web Services基礎からのネットワーク&サーバー構築改訂4版の表紙

Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築改訂 4 版(アマゾンウェブサービスキソカラノネットワーク&サーバーコウチクカイテイ4バン)

ネットワーク
著者:
大澤 文孝/玉川 憲/片山 暁雄/今井 雄太(オオサワ フミタカ/タマガワ ケン/カタヤマ アキオ/イマイ ユウタ)
出版社:
日経BP
出版日:
2023年05月08日
ISBN:
9784296202041
在庫:
在庫あり
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中級者向け
AWSLinuxネットワークTCP/IPHTTPサーバー管理クラウドコンピューティングインフラ構築Amazon Linux 2023システム管理

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書籍紹介

AWS を実機代わりにインフラ技術が学べる!

「自分でネットワークやサーバーを構築できるようになる」。これが本書の目的です。

インフラを学習するとき、実際に触ってみるのが一番ですが、従来は物理機器がないと学べませんでした。しかし、今はクラウドがあります。

本書では、代表的なクラウドサービス「 Amazon Web Services 」を実機代わりにインフラを学べるようにしてます。インフラを学びたい若手技術者にも、インフラを学び直したいアプリ開発者にもオススメです。

◆改訂 4 版における主な変更点は、以下の通りです。

1.UI ・操作方法の更新
AWS マネジメントコンソールにおける、各種操作画面を最新に更新しました。

2.Amazon Linux 2023 に対応
改訂 4 版では、使用するディストリビューションを最新の Amazon Linux 2023 に変更しました。 Amazon Linux 2023 ではパッケージが更新され、インストール方法も yum から dnf に変わるなど、いくつかのコマンドが変更されています。またデフォルトでは、 SSH で RSA/SHA1 が無効化され、従来の SSH クライアントでは接続できないことがあります。その解決方法についても補足しました。

3.TLS/SSL への配慮、 HTTP/2 に対応
本書ではプロトコルを実際に見るために、 HTTP 接続して、生のテキストデータを見る箇所があります。しかし近年は TLS/SSL を必須にしたサイトが多いため、改訂 4 版では、一般サイトではなく自分構築した Web サーバーに接続するように変更しました。確実に、プロトコルの挙動を目視できる構成としました。また一部サイトでは、 HTTP/2 に対応しており、流れるデータが従来と異なるところもあります。改訂 4 版では、その違いについても補足しました。

CHAPTER 1 システム構築をインフラから始めるには

CHAPTER 2 ネットワークを構築する

CHAPTER 3 サーバーを構築する

CHAPTER 4 Web サーバーソフトをインストールする

CHAPTER 5 HTTP の動きを確認する

CHAPTER 6 プライベートサブネットを構築する

CHAPTER 7 NAT を構築する

CHAPTER 8 DB を用いたブログシステムの構築

CHAPTER 9 TCP/IP による通信の仕組みを理解する

Appendix A パケットキャプチャで通信をのぞいてみる

Appendix B ネットワークの管理・運用とトラブルシューティング

技書の森解説

物理サーバーもルーターも持たずに、ネットワークとサーバーの構築を一からやり切る。それを AWS を「実機代わり」にして実現するのが『 Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂 4 版』 (大澤文孝・玉川憲・片山暁雄・今井雄太 著、日経 BP 、 2023 年 5 月刊行) です。副題は「さわって学ぶクラウドインフラ」。 2014 年 7 月の初版から改訂版 (2017 年) ・改訂 3 版 (2020 年) と改訂を重ねてきた、AWS ハンズオン入門 の定番書の現行版です。

作りながら積み上げる章構成

構成は「作りながら積み上げる」一本道です。 VPC でネットワークを構築し、その上にサーバーを立て、 Web サーバーソフトを入れて HTTP の動きを生のデータで確認する。続いてプライベートサブネットと NAT を構築し、 DB を組み合わせたブログシステムとして完成させ、最後に TCP/IP による通信の仕組みを整理し直す。巻末にはパケットキャプチャで通信をのぞく付録と、ネットワークの管理・運用・トラブルシューティングの付録が付きます。約 220 ページとコンパクトで、週末に手を動かしながら通せる分量です。

VPC を手で組む学習が効く理由

この本のアプローチが効く理由は、インフラ学習の障壁がクラウドで消えたことにあります。かつてネットワークやサーバーの構築練習には物理機器が必要でしたが、 AWS 上なら失敗しても作り直せる練習環境を必要なときだけ用意できます。そして、コンテナサーバーレスといった抽象度の高いサービスが普及した 2026 年時点でも、その足元で動いているのはサブネット分割・ルーティング・ファイアウォールという古典的なネットワーク設計であり、 VPC はその概念群の AWS 実装です。ここを一度でも自分の手で組んだ経験があると、「セキュリティグループの設定漏れで疎通しない」「 NAT ゲートウェイが無くて外に出られない」といった、上位サービスを使っていても必ず遭遇するトラブルの切り分けが自力でできるようになります。

改訂 4 版の変更点

ハンズオン本は画面と手順の鮮度が命であり、本書の価値は改訂が実際に追従し続けている点にもあります。改訂 4 版では AWS マネジメントコンソールの操作画面が刷新され、実習で使うディストリビューションが Amazon Linux 2023 に変更されました。パッケージ管理が yum から dnf に変わった点や、 SSH で RSA/SHA1 が既定で無効化され従来クライアントから接続できない場合がある点への補足も入っています。また TLS/SSL 化されたサイトが増えた状況を踏まえ、生の HTTP データを観察する実習は自分で構築した Web サーバーに接続する方式へ変更され、 HTTP/2 で流れるデータが従来と異なる点の補足も加わりました。

向いている読者と本書の範囲外

向いているのは、これから インフラを学びたい 若手エンジニアと、アプリケーション開発はできるがインフラは「なんとなく」で触ってきた開発者です。読み終えたときには、 AWS アカウント上に自分の手で組み上げた Web サーバーと DB サーバーの一式が実際に残り、「ネットワークとサーバーを自分で構築できる」という土台が手に入ります。一方で、コンテナ・サーバーレス・ IaC (Infrastructure as Code) といった構成は範囲外で、既に VPC 設計を業務でこなしている中級者や、AWS 認定資格 の網羅的な対策を求める人には物足りません。 EC2 ベースの手動構築という一番低いレイヤーから学び直したい人にこそ、確実に元が取れる 1 冊です。

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