独習 C# 第 5 版

ドクシュウシーシャープ ダイゴハン

独習 C# 第 5 版の表紙
プログラミング
著者:
山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)
出版社:
翔泳社
出版日:
2022年07月21日頃
ISBN:
9784798175560
在庫:
在庫あり
0
初級者向け
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書籍紹介

手を動かしながら「押さえておくべき基礎知識」を総ざらい。C#を学ぶための“標準教科書”。プログラミングに必要な知識・概念・機能を体系的かつ網羅的に習得!

技書の森解説

C# を一から独学で身につけるための教科書として、翔泳社の「独習」シリーズから出ている一冊が『独習 C# 第 5 版』 (山田 祥寛 著、翔泳社、2022 年 7 月刊) です。版元の紹介によると、この版は C# 10.0 に対応した 5 年ぶりの改訂で、C# でプログラムを書くために必要な知識、概念、機能と、文法やプログラムの書き方を、サンプルプログラムを示しながら解説しています。プログラミングの基礎知識がない人でも、解説、例題 (サンプル)、理解度チェックという 3 つのステップで C# の文法を習得できる構成と案内されています。

全 11 章の構成、C# の基本から LINQ まで

目次は全 11 章です。第 1 章「イントロダクション」に続き、第 2 章「C# の基本」、第 3 章「演算子」、第 4 章「制御構文」で、値の扱いと処理の流れを組み立てる土台を固めます。第 5 章「標準ライブラリ」と第 6 章「コレクション」では、言語が用意している部品の使い方へ進みます。第 7 章から第 9 章の 3 章はすべてオブジェクト指向構文に充てられ、基本、カプセル化と継承とポリモーフィズム、名前空間と例外処理とジェネリックなどの順に分かれています。そのあと第 10 章「ラムダ式 / LINQ」、第 11 章「高度なプログラミング」で締めくくる並びです。版元が掲載している目次は章題までで、各章の節の内訳は確認できませんでした。

オブジェクト指向に 3 章を割く意味と、LINQ へのつながり

C# は静的型付けの言語で、プログラムはクラスを単位に組み立てていくのが基本です。そのため、文法を覚えるだけでなく、データと操作をひとまとめにする オブジェクト指向 の考え方を理解できるかどうかが、C# を実務で使えるかの分かれ目になります。本書が 7 章から 9 章までの 3 章をオブジェクト指向構文に割いているのは、この部分の比重の大きさを反映した配分と読めます。9 章の章題にあるジェネリックは、型そのものを引数のように受け取って、型の安全性を保ったまま汎用的なクラスやメソッドを書く仕組みで、ジェネリクス の考え方はコレクションを扱う場面のほとんどに関わります。10 章で扱うラムダ式と LINQ は、コレクションの絞り込みや並べ替え、集計を言語の構文として短く書く仕組みです。6 章のコレクション、9 章のジェネリックを先に通ってから 10 章へ進む章の順序は、この依存関係に沿ったものと読めます。

初学者から再入門者まで、独学で C# を固めたい人へ

版元がすすめる読者は、C# 言語の入門者、これから C# で開発を始めたい初学者、再入門者、学生やホビープログラマです。「一から C# 言語を学びたい」「C# プログラミングの基本をしっかり身につけたい」という目的に合わせた本であり、プログラミングの経験が無いことは妨げになりません。一方で、章題にはゲームエンジンや Web アプリケーション、デスクトップアプリケーションのフレームワークの名前は出てきません。特定の開発環境で何かを作る手順を求める人は、本書で言語の土台を固めたあとに、その分野の専門書へ進む組み合わせが向いています。入門書の選び方全般は プログラミング言語の入門書ガイド にまとめています。

文法の解説を読み、例題を動かし、理解度チェックで確かめるという手順を 11 章にわたって繰り返す本書は、独学で途中の理解が抜け落ちるのを防ぎたい人に合う一冊です。C# を仕事や趣味で長く使っていくつもりなら、基本の構文からオブジェクト指向、LINQ までを一冊で通して押さえられる教科書として、手元に置いておく価値があります。

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