C# コードレシピ集

シーシャープコードレシピシュウ

C# コードレシピ集の表紙
その他
著者:
出井秀行(イデイヒデユキ)
出版社:
技術評論社
出版日:
2021年08月14日頃
ISBN:
9784297122652
在庫:
在庫あり
4(1 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
C・C++・C#プログラミングC#基礎から応用例外処理LINQクラス設計インターフェイスリフレクション開発テクニック

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書籍紹介

C# を使いこなすための、究極のレシピ集。
基礎から高度な文法、開発現場で使えるテクニックまで余すところなく集めました。

基本文法/数値演算/例外処理/LINQ/クラス/インターフェイス/リフレクション……参照しやすいようにわかりやすく整理。

「どんなコードを書けば思い通りに動くんだろう?」がスグに解決。

駆け出しエンジニアから開発者まで、C# を使うすべての方にお届けします。

C# 9.0、.NET 5.0 対応。

技書の森解説

「この処理は C# でどう書くのか」で手が止まったとき、目的から引ける本が手元にあると作業が途切れません。『C# コードレシピ集』 (出井秀行 著、技術評論社、2021 年 8 月刊) は、基本文法から数値演算、文字列処理、LINQ、非同期処理、リフレクション、ファイル操作、単体テストまで、C# 開発で出会う「〜したい」を番号付きのレシピとして整理した逆引き集です。書誌に登録された副題は「スグに使えるテクニック 385」で、版元は本書を、基礎から高度な文法、開発現場で使えるテクニックまでを集め、参照しやすいように整理した一冊だと紹介しています。対応バージョンは版元記載で C# 9.0 と .NET 5.0 です。これは 2021 年 8 月の刊行時点の環境で、その後も C# と .NET は版を重ねているため、読むときはこの時点を頭に置いておく必要があります。

全 25 章の構成、基本文法から実務周辺のテーマまで

構成は Chapter 1 から Chapter 25 までの全 25 章です。前半の Chapter 1 から 8 は言語の土台で、基本文法、数値演算、文字列処理、日付時刻処理、コレクション、クラスと構造体の基礎、列挙型、null を扱う、と進みます。Chapter 9 から 16 は LINQ、例外処理と後処理、より高度なクラスの定義、ジェネリックとインターフェイス、よりスマートにコードを書く、並列処理と非同期処理、リフレクション、正規表現と、言語を使いこなすための章が並びます。Chapter 17 から 24 はファイルとディレクトリ、Zip ファイル、ロギング、Entity Framework Core、ネットワーク、暗号化、Excel と Word、単体テストという実務周辺のテーマで、Chapter 25「落穂拾い」で締めます。レシピの見出しはすべて「条件に該当する要素だけ取得したい (Where)」のように、やりたいことを主語にした形で書かれているため、目次を眺めるだけで自分の課題に当たる項目を探せます。

C# 9.0 と .NET 5.0 という時点、レシピ本が効く技術背景

C# は同じことを書く方法が世代ごとに増えてきた言語です。文字列の連結ひとつでも、加算演算子、Format メソッド、文字列補間と選択肢があり、繰り返し処理も for 文、foreach 文、LINQ のメソッド構文と重なります。並列や 非同期処理 に至っては、スレッドを直接扱う古い書き方から Task と await を使う書き方まで、書籍やネット上の解答例に複数の世代が混在しています。学習者が困るのは文法そのものより、「その目的なら今の C# ではどの API を使うのが自然か」を判断する材料が無いことです。逆引き形式のレシピ集は、この判断を著者が肩代わりし、目的ごとに一つの妥当な書き方を示してくれる点に価値があります。本書が対応する C# 9.0 は、レコード型や init 専用セッター、トップレベルステートメント、パターンマッチングの拡張が入った版で、.NET 5.0 は .NET Framework と .NET Core の系譜を .NET の名前に統合した最初の版です。Chapter 8 が null の扱いに一章を割いているのも、C# 8.0 で導入された null 許容参照型を前提にコードを書く時代に入ったことの反映で、Null 安全性 をコンパイラの支援で高める書き方をレシピとして押さえられます。文字列、コレクション、LINQ、ファイル入出力といった基本クラスライブラリの使い方は後続の版でも大きくは変わっていないため、レシピの多くは 2021 年以降の環境でもそのまま通用しますが、それ以降に追加された構文や API は本書の範囲外である点は割り引いて読む必要があります。

初級から中級の C# 開発者向き、言語仕様の体系解説を求める人には別の本

版元が対象として挙げるのは、C# の初級者から中級者と、C# を使ってアプリケーションやゲームなどを開発する人で、概要には駆け出しエンジニアから開発者までとあります。基本文法の章から始まるため、入門書を一冊終えた段階の人でも引けますし、経験者にとっては Entity Framework Core という ORM の章や暗号化、ロギング、単体テストの章が実務の参照先になります。著者の出井秀行氏は版元プロフィールによれば、2004 年から gushwell のハンドルネームで主に C# の技術情報を発信し、刊行時点で 2005 年から 17 年連続で Microsoft MVP アワードを受賞している書き手で、著書に『実戦で役立つ C# プログラミングのイディオム/定石 & パターン』などがあります。一方で、言語仕様を体系的に頭から学びたい人には、逆引き形式は向きません。その用途には入門書や言語仕様の解説書を先に置くべきで、本書はその後に手元で引く辞書の役割です。また、章題を見る限り ASP.NET Core や Unity といった特定のフレームワーク固有の解説は本書の範囲ではなく、それらは各フレームワークの専門書に譲る構成です。

C# の入門書は終えたが業務のコードを書くたびに検索で時間を溶かしている人、他言語の経験があって C# の流儀を手早く身につけたい人、チームの新人に「まずこれを引いて」と渡せる一冊を探しているリーダーにとって、本書は投じた金額の回収が早い本です。目的から引ける 385 のレシピが手元にあるというだけで、実装の手が止まる時間は目に見えて減ります。C# を仕事の道具として使う人にとって、本書は机の上に置く価値のある堅実な選択です。

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