世界一やさしいブログの教科書 1 年生

セカイイチ ヤサシイ ブログ ノ キョウカショ イチネンセイ

再入門にも最適!

世界一やさしいブログの教科書 1 年生の表紙
インターネット / WEB デザイン
著者:
染谷昌利(ソメヤ, マサトシ)
出版社:
ソーテック社
出版日:
2016年08月
ISBN:
9784800720399
在庫:
在庫あり
3.92(14 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
ブログ・SNSインターネット・WEB デザインコンテンツ制作ブログ運営アクセスアップ収益化ライティングデジタルマーケティング初心者向け自己表現

なぜ注目されているか

総合2905位

書籍紹介

自分の好きなことを楽しく書き続けられる秘密の方程式を一挙公開! テーマの決め方から記事の書き方、アクセスの集め方収益化の方法まで 17 人の人気ブロガーでわかる! 身につく!

技書の森解説

ブログを始めたい人が最初につまずくのは、サーバーや管理画面の操作よりも何を書き、どう読まれ、どう続けるかという運営の設計です。『世界一やさしいブログの教科書 1 年生』 (染谷昌利 著、ソーテック社、2016 年 8 月刊) は、テーマの決め方から記事の書き方、アクセスの集め方、収益化の方法までを、学校の授業になぞらえた「ホームルーム」と 1 時限目から 5 時限目までの区切りで学ぶブログ運営の入門書です。国立国会図書館の書誌には副題として「再入門にも最適!」が登録されており、一度ブログを始めて止まってしまった人の再出発も想定した本と位置づけられます。

ホームルームから 5 時限目まで、運営の基礎から収益化へ進む構成

構成は、導入の「ホームルーム ブログってこんなに楽しい!」に続いて、1 時限目から 5 時限目までの 5 つの時限に分かれています。1 時限目「ブログの運営と基礎を学ぼう」で土台を固め、2 時限目「先輩ブロガーの成功パターンを学ぼう」で運営の型を見た後、3 時限目は記事の書き方を扱う回になり、4 時限目「ブログで収益をあげる方法」、5 時限目「最強のブロガーになる方法」へと、書くことから収益と継続の話へ段階的に進みます。書店向けの紹介文は、これらの内容を 17 人のブロガーを通じて学べる本だと紹介し、本書の狙いを「自分の好きなことを楽しく書き続けられる秘密の方程式を一挙公開」と表現しています。書き方や収益の方法だけでなく、楽しく書き続けることを軸に据えた教科書であることが、この構成と紹介文から読み取れます。

ブログ運営を支える仕組み、記事 / アクセス / 収益の三層

ブログ運営は、書く / 読まれる / 収益になるという三層が連動して初めて回ります。書く層では、ブログサービスや CMS の管理画面に記事を投稿しますが、どの道具を選んでも、文章の構成やテーマの一貫性は道具が代わりに決めてくれません。読まれる層では、検索エンジンや SNS から訪問者が来る経路を作る必要があり、記事の題材や見出しの付け方、継続的な更新がその土台になります。収益の層では、広告や成果報酬型のアフィリエイトのように、読者の行動が成果に結びつく仕組みを記事の中に組み込みます。三つの層は独立しておらず、テーマの決め方が読まれ方を決め、読まれ方が収益の形を決めるという順序があります。本書がテーマの決め方から始めて収益化の方法へ進む順番は、この依存関係に沿ったものです。

2016 年刊の教科書を読む前提と、画面操作の扱い

書名の「1 年生」と副題の「再入門にも最適!」が示すとおり、対象はこれからブログを始める人と、一度始めて止まった人です。ブログを始めたい、または止まったブログを再び動かしたいという動機があれば手に取れる入門書です。著者の染谷昌利氏は、書店掲載の書誌 (出版社提供) の刊行当時の紹介によれば、株式会社 MASH 代表取締役で、12 年間の会社員生活を経てインターネットからの集客や収益化、アフィリエイトを中心としたインターネット広告の専門家として独立し、ブログメディアの運営とともに書籍の執筆、企業や地方自治体のアドバイザー、講演活動を行い、All About アフィリエイトガイドとしても活動していた人物です。注意点は刊行年です。本書は 2016 年 8 月刊のため、アクセスの集め方や収益化の方法に関わる外部サービスの仕様は刊行後に変わり得るものとして、具体的なサービス名や手順が出てくる箇所は刊行時点の情報として読む必要があります。一方、テーマの決め方、記事の書き方、楽しく書き続けるための姿勢といった運営の考え方は、サービスの仕様が変わっても通用する部分であり、本書の価値はそこにあります。

向く人は、これからブログを立ち上げる人、始めたものの更新が止まっている人、そして書きたいことはあるが読まれ方や収益の仕組みが分からない人です。逆に、目次が示すのは、運営と基礎、先輩ブロガーの成功パターン、記事の書き方、収益をあげる方法、最強のブロガーになる方法という運営全体の流れであり、特定のブログサービスの設定手順や検索エンジン対策の技術的な詳細だけを専門的に掘り下げたい人には、その分野に特化した類書のほうが目的に合います。エンジニアであれば、読んだ技術書の内容を アウトプットする方法 の一つとしてブログを選び、ブログ記事にまとめる書き方 のような具体的な題材と組み合わせると、本書が掲げる、自分の好きなことを楽しく書き続けるという方針が実際の記事の形になります。教科書の名のとおり 1 年生の出発点として通読し、時限ごとに自分のブログへ当てはめていける人には、投じた時間が運営の設計図として返ってくる一冊です。

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