Python でつくるデスクトップアプリ

パイソンデツクルデスクトップアプリ

Python でつくるデスクトップアプリの表紙
その他
著者:
クジラ飛行机(クジラヒコウヅクエ)
価格:
¥3,300
出版社:
ソシム
出版日:
2024年07月20日頃
ISBN:
9784802614733
在庫:
1
判型:
単行本
Python

なぜ注目されているか

総合710位 言及 1 件

書籍紹介

・パソコンのアプリをつくろう
〜〜Win も Mac も Python でつくれる!

・Python だけで実行ファイルがつくれる!

・アイティア+Python で、気の利いたアプリを量産しよう!

PC のデスクトップで使うアプリをつくってきませんか? Windows や Mac で使える実行プログラムを Python で手軽に作れます。まずはメモ帳やクリップボード拡張から。そして写真や動画の操作アプリ、Web ブラウザーの操作やスクレイピングツールも紹介します。もちろん生成 AI を使ったアプリ作成法もあります。最後は実行ファイルの作成で配布も可能に。
1 章 Python でデスクトップアプリを作ろう

01 Python でアプリ開発するのがオススメな 5 つの理由

02 Python で何ができるの?

03 Python のインストールと基本的な使い方

04 拡張パッケージのインストール方法

05 Python の GUI ツールキットについて

06 PySimpleGUI と TkEasyGUI について

2 章 身近な GUI アクセサリーを自作しよう
01 ポップアップダイアログを使ったツールを作ろう

02 メモ帳を作ってみよう

03 オリジナル電卓を作ろう

04 時計とタイマーを作ろう

3 章 Excel/CSV/PDF - オフィスで役立つツールを作ろう
01 CSV ファイルの結合ツールを作ろう

02 Excel データの読み書きツールを作ろう

03 複数 Excel ブック横断ツールを作ろう

04 PDF 生成ツールを作ろう

05 Excel 住所録を読み込んで PDF 招待状を作成しよう

4 章 画像/動画/音声を扱うツールを作ろう
01 写真を加工するツールを作ろう

02 動画から音声やサムネイルを抽出する

03 動画と音声を無音部分で分割する

04 画像を OCR してクリップボードと連携するツールを作ろう

05 音声合成ツールと画像から動画を作成するツールを作ろう

5 章 ChatGPT と Web API を使った AI アプリ
01 ChatGPT API をはじめよう

02 英日翻訳ツールを作ろう - テンプレ付き用途特化型チャットボット

03 AI 搭載の ToDO アプリを作ろう

04 AI 搭載のメモ帳を作ろう - 要約/言い換え/誤字脱字チェック

05 画像生成アプリを作ろう

6 章 Web スクレイピングとアプリの配布
01 Web ブラウザーを自動制御しよう

02 Web スクレイピングツールを作ろう

03 Web サイトへのログインとダウンロード

04 Python で作ったアプリを配付しよう

05 デスクトップアプリをブラッシュアップしよう

Appendx

技書の森解説

Python で書いた処理を、黒い画面のスクリプトではなく、ウィンドウとボタンのある道具として Windows や Mac のデスクトップで使えるようにする。そのための作り方を、身近なアクセサリーから業務ツール、AI を組み込んだアプリ、実行ファイルでの配布まで順に示した入門書です。『Python でつくるデスクトップアプリ』 (クジラ飛行机 著、ソシム、2024 年 7 月 20 日発売) は、副題に「メモ帳からスクレイピング・生成 AI 利用まで」とあるとおり、作る題材の幅の広さが特徴です。版元の紹介は、Windows でも Mac でも使える実行プログラムを Python で手軽に作れることを前面に出しています。

全 6 章の構成、電卓や時計から AI アプリと配布まで

1 章では Python でアプリを作る利点、インストールと拡張パッケージの入れ方、GUI ツールキットの選択肢を整理し、PySimpleGUI と TkEasyGUI を紹介します。2 章はポップアップダイアログ、メモ帳、電卓、時計とタイマーといった身近なアクセサリー、3 章は CSV の結合、Excel ブックの読み書きと複数ブックの横断、PDF の生成、Excel の住所録から PDF の招待状を作るツールです。4 章は写真の加工、動画からの音声やサムネイルの抽出、無音部分での分割、画像の OCR とクリップボードの連携、音声合成を扱います。5 章では ChatGPT API を使い、英日翻訳、AI 搭載の ToDo アプリやメモ帳、画像生成アプリを作ります。6 章はブラウザーの自動制御と スクレイピング、サイトへのログインとダウンロードを扱ったうえで、作ったアプリの配布とブラッシュアップで締めくくり、巻末に付録が付きます。

GUI ツールキット選びと、TkEasyGUI という選択

Python で画面のあるアプリを作るとき、最初の壁はツールキット選びです。標準添付の Tkinter はどの環境でもすぐ使えますが、部品の配置やイベント処理を一から書くと記述が長くなりがちです。そこで、画面の構成を入れ子のリストで宣言し、イベントの受け取りを 1 つのループにまとめる PySimpleGUI のような薄い層が、小さな道具づくりで好まれてきました。本書が並べて紹介する TkEasyGUI は、本書のサンプルを公開している GitHub アカウント kujirahand が開発する、Tkinter をもとにした簡易 GUI ライブラリです。標準の Tkinter の上に載るため追加の依存が少なく、社内で配る小さなツールを作る用途と相性のよい設計です。

業務の手作業を道具に変えたい人へ、向き不向き

対象は、Python の文法に一通り触れたあと、自分や同僚が毎日使う道具を作りたい人です。Excel や CSV の突き合わせ、PDF の作成、画像や動画の下処理など、定型の手作業が多い職場ほど題材がそのまま生きます。逆に、商用ソフトとして作り込む本格的な UI 設計や、Qt などの大規模なフレームワークでの開発手法を学びたい場合は、本書の守備範囲から外れます。また外部ライブラリと Web API に依存する題材が多く、版元の正誤情報では 2025 年 5 月に、初版第 4 刷までの誤記述とライブラリの仕様変更に伴う修正が GitHub のサンプルとあわせて案内されています。手を動かす前に、サンプルのリポジトリで修正点を確認しておくと詰まりにくくなります。

ChatGPT API を組み込んだ 生成 AI のアプリまでを 1 冊で通して作れるため、「Python は少し書けるが、作ったものを人に渡せる形にできていない」という段階の人ほど得るものが大きい本です。Python 本全体の中での位置づけは Python 本の選び方 でも整理しています。日々の作業のうち 1 つを道具にするところから始めたい人に、手元に置く価値のある一冊です。

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