ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 ストリートフォト

ナショナルジオグラフィックプロノトリカストリートフォト

ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 ストリートフォトの表紙
ハードウェア
著者:
ブライアン・ピーターソン / 武田 正紀 / 関 利枝子(ブライアンピーターソン / タケダ マサキ / セキ リエコ)
出版社:
日経ナショナルジオグラフィック社
出版日:
2022年12月20日
ISBN:
9784863135482
在庫:
在庫あり
2.33(3 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
デジタルカメラハードウェアストリートフォトグラフィーデジタル写真写真 композиション光の撮影フラッシュ写真抽象写真写真テクニック一眼レフカメラモバイル写真写真理論

なぜ注目されているか

総合1824位 ↓ 1 ランクダウン

書籍紹介

街角の「珠玉の 1 枚」を撮影するヒントが満載!

SNS でも数多くの投稿がある、人気のストリートフォト。世界的ベストセラーフォトグラファーである著者は「都市は、大小に関わらず、『珠玉の 1 枚』を生み出すシャッターチャンスの宝庫である」と語ります。

デジタル一眼レフカメラはもちろん、スマートフォンであっても、見る人の心を今よりもずっと動かす写真を撮ることは誰でも可能です。そのために必要な思考プロセス、構図上の要素の配置、色の心理学的効果などのヒントを 100 超の傑作事例をもとに解説しました。「絞り」「シャッター速度」「ISO 感度」などの撮影データも掲載しており、プロのノウハウを習得できます。
第 1 章 光と影

カメラの「眼」:シャドーポケット / 逆光と透明色 / まだらな光 / 光がすべて、ではない

第 2 章 構図

組み合わせの妙 / つながり / 前景のフレーム / 視点 / スケール感 / パターンと色

第 3 章 人物

ポーズ / スナップ

第 4 章 動き

停止 / ブレ / 流し撮り

第 5 章 抽象表現の見つけ方

抽象表現 / 質感とマクロ撮影 / 落書き

第 6 章 フラッシュの使い方

発想をともすフラッシュ

技書の森解説

街角で「珠玉の 1 枚」を撮るために必要なのは、高価な機材よりも光と構図の見方だという立場で書かれた写真技法書です。『ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 ストリートフォト』 (ブライアン・ピーターソン 著、武田正紀 / 関利枝子 訳、日経ナショナルジオグラフィック社 発行、日経 BP マーケティング 発売、2022 年 12 月 19 日初版 / 書店発売は同月 20 日) は、原著者の原綴を Bryan Peterson とする翻訳書で、書誌上のシリーズ名は NATIONAL GEOGRAPHIC です。版元の紹介文は著者を世界的ベストセラーフォトグラファーと紹介し、著者が「都市は、大小に関わらず、『珠玉の 1 枚』を生み出すシャッターチャンスの宝庫である」と語っていると伝えています。そのために必要な思考プロセス、構図上の要素の配置、色の心理学的効果などのヒントを、100 超の傑作事例をもとに解説する、というのが版元の説明する本書の骨格です。

全 6 章の構成、光と影から構図、動き、フラッシュまで

構成は全 6 章で、章題は第 1 章「光と影」、第 2 章「構図」、第 3 章「人物」、第 4 章「動き」、第 5 章「抽象表現の見つけ方」、第 6 章「フラッシュの使い方」です。版元公開の目次では、第 1 章の項目が「カメラの「眼」:シャドーポケット / 逆光と透明色 / まだらな光 / 光がすべて、ではない」、第 2 章が「組み合わせの妙 / つながり / 前景のフレーム / 視点 / スケール感 / パターンと色」、第 3 章が「ポーズ / スナップ」、第 4 章が「停止 / ブレ / 流し撮り」、第 5 章が「抽象表現 / 質感とマクロ撮影 / 落書き」、第 6 章が「発想をともすフラッシュ」と示されています。作例には「絞り」「シャッター速度」「ISO 感度」などの撮影データも掲載されていると版元は説明しており、写真を眺めるだけでなく、その 1 枚がどの設定で成立したのかを数値で追える作りです。

機材操作ではなく光と構図の見方を鍛える理由

ストリートフォトが難しいのは、スタジオや風景撮影と違って光も被写体も撮影者の側で統制できないことにあります。同じ通りでも、逆光かまだらな木漏れ日かで被写体の見え方は変わり、動く人を止めて写すか、ブレや流し撮りで動きそのものを表現するかは、シャッター速度の選択と一体です。絞りとシャッター速度と ISO 感度は互いに露出を分け合う関係にあるため、作例に添えられた撮影データを読むと、なぜその瞬間にその速度が選ばれたのかを逆算でき、露出の三要素を表現の道具として扱う訓練になります。構図の章が前景のフレームやスケール感、パターンと色を項目に立てているのは、雑多な街の情報から何を残し何を捨てるかという選択こそが、記録写真と作品の分かれ目だからです。目次に機材の操作手順を扱う章はなく、6 章のすべてが見方と判断に割かれている点に、本書の立ち位置がよく表れています。

スマートフォンでも読める前提と、向かない使い方

版元はデジタル一眼レフカメラでもスマートフォンでも、見る人の心を動かす写真を撮ることは誰でも可能だと案内しており、高級機材を前提にした本ではありません。ただし作例の撮影データを活かすには、絞り / シャッター速度 / ISO 感度がそれぞれ何を変えるかという基礎を知っている方が吸収は早く、それらを初めて聞く段階の人は、カメラの基本を扱う入門書を先に、あるいは並行して読む方が効率的です。カメラのメニュー設定や機種別の操作方法を覚えたい人には、そのための章が無いので目的に合いません。また主題は街角のスナップに特化しているため、風景やスタジオのライティングを体系的に学びたい人は、それぞれの分野の技法書を選ぶ方が近道です。 作例の写真を細部まで見る本なので、判型や画面の大きさで印象が変わる点は、電子書籍と紙の使い分け の観点からも購入前に考えておくと後悔が少なくなります。

元が取れるのは、カメラの操作は一通りできるのに、街で撮った写真がただの記録で終わってしまうと感じている人です。光と影、構図、人物、動き、抽象表現、フラッシュという 6 つの切り口と 100 超の作例を、撮影データと一緒に読み込んでから外に出ると、同じ通りが被写体の宝庫に見えてくるはずです。通勤路や旅先の路地で作品を撮りたい人にとって、本書は見方を変えるための一冊として手に取る価値があります。

この本に興味がある方におすすめ

関連する本

関連記事

関連用語

共有: