Windows / Mac / UNIX すべてで 20 年動くプログラムはどう書くべきか(ウインドウズ マック ユニックス スベテ デ ニジュウネン ウゴク プログ)
一度書けばどこでも、ずっと使えるプログラムを待ち望
OS- 著者:
- 松浦智之/ユニバーサル・シェル・プログラミング研究(マツウラ,トモユキ/ユニバーサル シェル プログラミング ケンキュウジ)
- 出版社:
- シーアンドアール研究所
- 出版日:
- 2016年11月
- ISBN:
- 9784863542099
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
「いつでも、どこでも、すぐおいしい」を実現する POSIX 原理主義解説書。
技書の森解説
OS が変わるたびにスクリプトが動かなくなる。 bash 固有の記法に依存したコードが別環境で壊れる。こうした移植性の悩みに対し、本書は「 POSIX の範囲だけで書く」という徹底した原則でシェルスクリプトの設計を説きます。著者の松浦智之氏はユニバーサル・シェル・プログラミング研究所の代表であり、 OS 間の差異を吸収する POSIX 原理主義を長年実践してきた人物です。
扱う題材は AWK 、 sed 、 tr といった標準コマンド群の「どの機能が POSIX で保証され、どこからが拡張か」の境界線です。 Bash や Zsh の便利な拡張をあえて封じ、/bin/sh と POSIX ユーティリティだけで処理を組み上げる方法論が具体例とともに示されます。一見すると制約だらけの窮屈な手法ですが、そこで書かれたコードは Windows (WSL / Cygwin) 、 macOS 、各種 Linux ディストリビューションを跨いで、メンテナンスなしに長期間動き続けるという実利があります。
対象読者は、シェルの基本操作をすでに覚えた中級者以上で、「環境を問わず配布できるスクリプトを書きたい」「自分のツールの寿命を延ばしたい」という動機を持つ人です。流行のツールチェインを追うのとは正反対の方向ですが、 POSIX という不変の規格に立脚するアプローチは、基盤が変わっても通用する設計判断力を養ってくれます。
言及 Qiita 記事 (2 件)
この本に興味がある方におすすめ
この本に関連
関連記事
技術書の知識を定着させる間隔反復法 - 読んだのに忘れる問題を解決する
技術書を読んでも内容を忘れてしまう原因を認知科学の観点から分析し、間隔反復法を使って知識を長期記憶に定着させる具体的な方法を紹介します。
技術書の読む順番戦略 - 複数冊を組み合わせて理解を加速させる
技術書を 1 冊ずつ読むのではなく、複数冊を戦略的に組み合わせることで、1 冊では届かない理解の深さと広さに達する方法を解説します。
技術書の作り方 - 企画から出版まで / 著者の印税 / 制作の裏側
技術書はどうやって作られるのか。企画の通し方、執筆期間、印税の相場、出版社ごとの特徴など、読者が知らない技術書制作の裏側を解説します。
関連用語
CSP
Content Security Policy の略で、Web ページで実行可能なリソースの出所を制限するセキュリティ機構
ShellScript
シェルのコマンドをまとめて自動実行するスクリプト。作業の自動化に使われる
XSS
Web サイトに悪意のあるスクリプトを注入し、ユーザーの情報を盗む攻撃
Bash
Linux で標準的に使われるシェル。macOS にも同梱され、コマンド操作と自動化の中心になる
Service Worker
ブラウザとネットワークの間でプロキシとして動作し、オフライン対応やキャッシュ制御を実現する Web API
ファイルディスクリプタ
OS がオープンしたファイルやソケットを識別するための整数値