ポスト・ヒューマン誕生の表紙

ポスト・ヒューマン誕生(ポスト ヒューマン タンジョウ)

コンピュータが人類の知性を超えるとき

著者:
レイ・カーツワイル/井上健(カーツワイル,レイ/イノウエ,ケン)
出版社:
NHK出版
出版日:
2007年01月
ISBN:
9784140811672
在庫:
在庫あり
★★★★☆4.44(32 件)
中級者向け
人工知能技術予測未来技術特異点理論ポストヒューマン進化生物学技術トレンド未来予測発明技術革新

なぜ注目されているか

総合
456
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言及数
648
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書籍紹介

進化は加速しているー。「生物の限界を超え 2045 年、人類はついに特異点に到達する」 NHK BS 特集『未来への提言』で紹介された、世界最高峰の発明家による大胆な未来予測。

技書の森解説

レイ・カーツワイルが 2005 年に著した本書 (原題: The Singularity Is Near) は、テクノロジーの指数関数的な進歩が人類の知性と融合する「技術的特異点 (シンギュラリティ) 」に向かう道筋を、膨大なデータと論理で描き出す大著です。コンピュータの演算能力、遺伝学、ナノテクノロジー、脳科学の進歩曲線をグラフで示し、それらが交差する未来像を楽観的に、しかし詳細に予測しています。

本書を読む意義は、予測の当否そのものよりも、「指数関数的変化をどう見積もるか」という思考のフレームワークを手に入れる点にあります。人間は直線的な変化には直感が働きますが、指数的な変化を過小評価する認知バイアスを持っています。カーツワイルの議論はそのバイアスを自覚させ、技術進歩に対する時間感覚を補正する道具になります。

500 ページを超える分量で、途中の技術解説は専門的な箇所もありますが、各章の冒頭と結論を軸に読み進めれば全体の論旨は追えます。人工知能やコンピュータサイエンスに関わる人が「分野の大きな文脈」を把握するための古典として、 2005 年刊行ながら射程の長さを保っている一冊です。

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