図解 コンピュータ概論[ソフトウェア・通信ネットワーク] 改訂 4 版
ズカイコンピュータガイロン ソフトウェア ツウシンネットワーク
- 著者:
- 橋本洋志 / 菊池浩明 / 横田 祥 / 冨永和人 / 松永俊雄(ハシモト ヒロシ / キクチ ヒロアキ / ヨコタ ショウ / トミナガ カズト / マツナガ トシオ)
- 出版社:
- 株式会社オーム社
- 出版日:
- 2017年12月01日頃
- ISBN:
- 9784274221439
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
『コンピュータ概論』の決定版教科書、待望の改訂 4 版!
2010 年に発行され、多くの大学で好評を博してきた教科書の改訂 4 版です。
前版の内容の範囲・程度、解説の観点などを引き継ぎつつ、スマートフォンの登場、ネットワーク仮想化、ますます重要性の増すセキュリティを中心として内容を一部刷新。2 色刷で見やすく、わかりやすく解説しています。
1 章 コンピュータの構成
2 章 ソフトウェア
3 章 プログラミング言語
4 章 オペレーティングシステム
5 章 ファイルとデータベース
6 章 通信ネットワーク
7 章 情報化社会と情報リテラシー
8 章 情報セキュリティ
9 章 情報システム
演習問題解答
参考・引用文献
技書の森解説
『図解 コンピュータ概論[ソフトウェア・通信ネットワーク]改訂 4 版』 (橋本 洋志、冨永 和人、松永 俊雄、菊池 浩明、横田 祥 著、オーム社、2017 年 12 月刊) は、コンピューターのソフトウェアと通信ネットワークの基礎を、大学の講義で使う教科書の形でまとめた一冊です。同じ書名の[ハードウェア]編と対になる巻で、本書はソフトウェア、プログラミング言語、オペレーティングシステム、ファイルとデータベース、通信ネットワーク、情報セキュリティ、情報システムを受け持ちます。版元は情報 / 電気 / 電子系学科の学部 1、2 年生と、文系学科の一般情報教育を想定読者に挙げ、難易度を初級と示しています。
改訂 4 版の範囲、ソフトウェアから情報システムまでの 9 章
構成は全 9 章に、演習問題解答と参考 / 引用文献が続きます。1 章のコンピューターの構成は PC の利用とハードウェアの基礎の 2 節で全体像を押さえ、2 章のソフトウェアと 3 章のプログラミング言語では、ソフトウェアの種類からプログラムが言語プロセッサーを通って動くまでを順に扱います。4 章のオペレーティングシステムはプロセス、入出力、主記憶管理、ファイルシステムに加えて実際の OS と仮想化技術まで節を立て、5 章はファイルの編成法とデータベースの構成、補助記憶装置と記憶媒体を扱います。6 章の通信ネットワークは LAN とインターネットへ進み、7 章から 9 章は情報化社会と情報リテラシー、情報セキュリティ、情報システムという社会の側の話題です。版元の紹介によれば、改訂 4 版では前版の範囲と程度を引き継ぎながら、スマートフォンの登場、ネットワーク仮想化、セキュリティを中心に内容の一部が刷新され、紙面は 2 色刷です。詳細目次では 2 章から 6 章に章末の演習問題が示され、巻末に解答が付きます。
ソフトウェアと通信を一冊で学ぶ意味
コンピューターを使う側から作る側へ移るとき、最初に必要になるのは、目の前のアプリケーションの下にどんな層が重なっているかという見取り図です。ソースコードは コンパイラー やインタプリターによって機械が実行できる形に変えられ、OS がプロセスの実行と主記憶の割り当て、ファイルの保存を引き受け、その上でアプリケーションが動きます。さらに複数のコンピューターは TCP/IP の約束ごとに沿ってデータをやり取りし、仮想化によって 1 台の物理的な機械の上に複数の論理的な機械が作られます。これらは大学の講義では別々の科目に分かれがちですが、入口の段階で 1 本の流れとしてつながっていると、後の専門科目で個々の技術を学ぶときにどこの層の話なのかを見失いにくくなります。本書の章立てはまさにこの層の順に並んでおり、コンピューターサイエンス の専門教育へ入る前の地図として使える構成です。
ハードウェア編との分担と、向いている読者
CPU の命令実行やメモリの仕組み、数の表現といったハードウェア寄りの題材を深く学びたい場合は、本書ではなく、版元が関連書籍として並べる[ハードウェア]編の守備範囲です。両方の巻をそろえると、ハードウェアからソフトウェア、通信までを同じ版元の対になる巻で通して学べます。また本書は 2017 年刊の教科書で、4 章の実際の OS や 6 章のインターネットに出てくる具体例は刊行時の技術環境を前提にしています。プログラミングの手を動かす演習書でもないため、特定の言語でアプリケーションを書けるようになることを目的にするなら、言語の入門書と組み合わせるのが適切です。
情報系の授業で本書が指定された学生はもちろん、文系の学部で一般情報教育を受ける人、IT 企業に入って計算機の基礎を短い時間で通して押さえ直したい人にとって、ソフトウェアから通信、セキュリティ、情報システムまでを初級の水準で一冊にまとめた本書は、知識の欠けている層を見つけるための手頃な教科書です。章末の演習問題で理解を確かめながら進めれば、専門書へ進むときの足場になります。
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