電気通信主任技術者試験これなら受かる法規

電気通信主任技術者試験これなら受かる法規の表紙
その他

なぜ注目されているか

総合414位 言及 8 件・うち記事 1 件を掲載
04820222023202420252026

技書の森解説

電気通信主任技術者試験の科目のうち「法規」に絞った受験対策の問題集です。『電気通信主任技術者試験 これなら受かる 法規』の改訂 4 版 (オーム社 編、オーム社、2023 年 3 月刊) は、3 年間 6 回分の過去問題を出題分野に沿って整理して並べ、令和 4 年度第 2 回の試験問題を 1 回分まとめて収めています。版元はこの版を、刊行時点の法改正に対応し、新しい回の問題を取り込んだ改訂版と説明しています。

電気通信事業法から電子署名法まで、4 章と付録の構成

1 章は電気通信事業法関連で、電気通信事業法と同法施行規則、電気通信主任技術者規則、事業用電気通信設備規則、端末設備等規則を扱います。2 章は有線電気通信法関連で、有線電気通信法と有線電気通信設備令、同令施行規則です。3 章はその他の関連法規として、電波法、国際電気通信連合憲章、不正アクセス行為の禁止等に関する法律、電子署名及び認証業務に関する法律を取り上げ、4 章で令和 4 年度第 2 回の問題に挑戦します。付録には、各章で扱う 12 の法令が関連法規としてまとめられています。法令ごとに過去の問題が並ぶため、どの法令から多く出ているのか、自分がどの法令の理解に穴があるのかを、解きながら確かめられます。

法規の科目で問われることと、つまずきやすい点

電気通信主任技術者は、電気通信事業法にもとづく国家資格で、電気通信事業者の事業用の設備の工事や維持、運用を監督する立場を担います。伝送交換と線路の 2 つの種類があり、法規はその両方に共通する科目です。中心になるのは、事業者の登録や届出、通信の秘密の保護といった事業法の枠組みと、設備の故障や停電への備えなどの技術的な基準を定めた事業用電気通信設備規則、利用者の端末をネットワークにつなぐ条件を定めた端末設備等規則です。条文の言い回しや用語の定義を正確に押さえているかで得点が分かれやすく、計算問題が中心の科目とは勉強の仕方が違います。不正アクセス禁止法や電子署名法のように、情報セキュリティ の実務でも名前を聞く法律が含まれるのも特徴です。

法改正への注意と、使う前の確認

法規は法令そのものが出題の土台になるため、刊行後に関係する法令が改正されると、本書の記述や過去の問題の正解がそのまま当てはまらない場合があります。改訂 4 版は 2023 年 3 月の刊行なので、受験する年の試験の実施方法や出題範囲は試験を実施する団体の案内で、条文は受験する時点の法令で確かめてから仕上げると安心です。また、本書は過去の問題を中心にした問題集で、法令を一から体系立てて説明する教科書ではありません。資格の勉強を実務の知識につなげる読み方は IT 資格の参考書と技術書の使い分け も参考になります。

電気通信事業者や通信設備の工事会社で主任技術者の選任を見据えている人や、範囲の広い法令の中から繰り返し問われる条文を効率よく見つけたい受験者にとって、法令ごとに過去の問題をまとめた本書は、法規の科目の得点を固める道具として使いやすい一冊です。

言及した記事 (1 件)

この本に興味がある方におすすめ

関連する本

関連記事

関連用語

共有: