DXビジネスモデル 80事例に学ぶ利益を生み出す攻めの戦略 (できるビジネス)の表紙

DX ビジネスモデル 80 事例に学ぶ利益を生み出す攻めの戦略 (できるビジネス)(ディーエックスビジネスモデル ハチジュウジレイニマナブリエキヲウミダスセメノセンリャク)

その他
著者:
小野塚征志(オノヅカマサシ)
出版社:
インプレス
出版日:
2022年05月19日頃
ISBN:
9784295013914
在庫:
在庫あり
3.89(9 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
DXビジネスモデルイノベーション新規事業起業戦略事例研究デジタル変革利益創出ビジネス戦略

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書籍紹介

最先端の DX を丸ごと理解。イノベーションのポイントがわかる。起業&新規事業に活用できる。

技書の森解説

DX という言葉は社内文書に氾濫する一方で、「紙をなくす」「システムを入れ替える」といった守りの効率化で止まりがちです。『 DX ビジネスモデル 80 事例に学ぶ利益を生み出す攻めの戦略』が焦点を当てるのはその先、書名のとおりデジタルで利益そのものを生み出す「攻め」の側です。小野塚征志氏の著により、インプレスの「できるビジネス」シリーズから 2022 年 5 月に刊行されました。版元の惹句は、イノベーションのポイントがわかり、起業や新規事業に活用できる一冊と要約しています。

80 事例という物量が発想の引き出しになる

本書の設計思想は書名に凝縮されています。抽象的な DX 論ではなく、 80 という物量の事例からビジネスモデル、つまり「どんな仕組みで儲かるのか」を学ばせる編集です。新規事業の構想で最初に詰まるのは、アイデアが出ないことではなく、アイデアを収益の仕組みに変換する型を知らないことです。事例を大量に浴びると、自分の案が既存のどの型の変奏なのか、どこに独自性の余地があるのかを相対化できるようになります。事例集の価値は個々の物語の暗記ではなく、この照合用の座標軸が頭にできることにあります。

DX 事例集をエンジニアが読む意味

技術の実装詳細に踏み込む本ではないため、プログラミングの知識は不要で、ビジネス書として通読できる難易度です。それでもエンジニアが読む意味は十分にあります。自分の書くコードやシステムが、事業のどんな収益構造の中で価値になっているのかを俯瞰する視点は、機能要望の裏にある意図を読む力や、技術選定を事業の言葉で説明する力に直結します。キャリアの選択肢として事業側への越境を考えている人にとっては、技術書の読書習慣とキャリアの関係 を専門領域の外へ一歩広げる読書として、投資対効果の高い一冊です。

向いている読者と時点の注意

向いているのは、新規事業の企画を任された会社員、起業を構想している人、 DX 推進の企画書を書く立場の人です。刊行は 2022 年 5 月なので、収録事例のその後 (事業の拡大や撤退) は変わり得ます。事例は「その時点で何が新しかったか」を学ぶ素材として読み、各社の現況は読む時点の一次情報で確かめてください。事業には撤退や方向転換もつきものですが、うまくいかなかった試みからの学び方は 本は「やめどき」を教えてくれない で扱ったとおり、事例の外側で自分が判断する領域です。企画書を書く前に事例の引き出しを一気に増やしたいとき、まず手に取る価値があります。

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