Pythonで学ぶ画像認識 機械学習実践シリーズの表紙

Python で学ぶ画像認識 機械学習実践シリーズ(パイソンデマナフガゾウニンシキキカイガクシュウジッセンシリーズ)

プログラミング
著者:
田村雅人/中村克行(タムラマサト/ナカムラカツユキ)
出版社:
インプレス
出版日:
2023年03月22日
ISBN:
9784295015994
在庫:
在庫あり
5(2 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
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プログラミング
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書籍紹介

画像認識の基礎から実践までを一冊に凝縮。

技書の森解説

Python で学ぶ画像認識』 (田村雅人・中村克行著、インプレス、 2023 年 3 月刊) は、「機械学習実践シリーズ」の一冊として刊行された画像認識の解説書です。英文の並記タイトルは Image Recognition with Python 。版元の紹介文は「画像認識の基礎から実践までを一冊に凝縮」とうたっており、写真や映像に何が写っているかをプログラムで判別する技術を、 Python を使って基礎から積み上げて学ぶための本です。

画像認識という分野の広がり

画像認識は、画像 1 枚に何が写っているかを判定する画像分類にとどまらず、どこに何があるかを枠で特定する物体検出、ピクセル単位で領域を塗り分けるセグメンテーションなど、複数のタスクの総称です。この分野は 2012 年に畳み込みニューラルネットワーク (CNN) が画像分類のコンテストで他手法を圧倒して以降、深層学習 が主流になり、 2020 年代には自然言語処理で生まれた Transformer を画像へ応用する流れも加わって、学ぶべき内容の地図が大きく塗り替わりました。個別のチュートリアル記事を拾い集めるだけでは知識が断片化しやすい領域であり、基礎から実践までを一冊で通して学べる日本語書籍への需要は根強く、本書はその位置づけで刊行されています。

前提知識とリファレンスとしての作り

読み進めるための前提は、Python の基本文法 を押さえていることが最低ラインです。加えて、行列やベクトルといった 線形代数の初歩 と微分の考え方に馴染みがあると、深層学習ベースの手法を理解する際の下支えになります。これは本書に限らず画像認識を学ぶうえでの一般的な要件です。書誌の面では、国立国会図書館の記録に参考文献と 索引 を備えることが記載されており、通読した後も手法名や用語から該当箇所を引き直すリファレンスとして使える作りです。

理論書との使い分けと向いている読者

類書との使い分けでは、アルゴリズムの数理を数式で厳密に追いたい読者には『画像認識』 (原田達也著、講談社「機械学習プロフェッショナルシリーズ」、 2017 年) のような理論書が向きます。一方、コードを動かしながら分野の全体像をつかみたい読者には、シリーズ名に「実践」を掲げる本書の側から入るのが取り組みやすい順路です。 Python 未経験の段階の人や、数理的な導出そのものを目的とする人には遠回りになりますが、製造業の検品や施設の映像活用、医用画像といった現場で画像認識モデルを動かす必要が出てきたエンジニア、研究室で画像系のテーマに取り組み始めた学生にとっては、検索頼みの断片学習を体系的な理解に置き換える投資として手に取る価値のある一冊です。

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