Microsoft 365 Copilot 踏み込み活用術 (できるビジネス)

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Microsoft 365 Copilot 踏み込み活用術 (できるビジネス) の表紙
Office / ビジネス
著者:
太田浩史(オオタヒロフミ)
出版社:
インプレス
出版日:
2026年01月08日頃
ISBN:
9784295023401
在庫:
在庫あり
4.5(7 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
IT・e コマースMicrosoft 365CopilotAIビジネスツール生産性向上オートメーションワークフロー企業向け導入支援

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書籍紹介

作成した資料をレビューしてもらう。自分らしい返信文になるよう事前に指示する。よく依頼する内容は「エージェント」にする。仕事をどんどん任せたくなる! Microsoft365 導入支援のプロによる、現場の悩みを解決するワザを凝縮。AI の力を引き出すテクニック。

技書の森解説

Microsoft 365 Copilot を職場に導入したものの、要約や下書き以上の使い方が見えないという壁は、機能の不足ではなく頼み方の問題であることが多いものです。『Microsoft 365 Copilot 踏み込み活用術』 (太田浩史 著、インプレス、できるビジネス シリーズ、2026 年 1 月刊) は、版元の紹介文にあるとおり「Microsoft 365 Copilot」の活用方法に悩む人に向けて、使ううえで押さえておきたい知識、便利になる考え方、活用のアイデアを目的別に紹介する実用書です。著者は Microsoft 365 の導入支援を本業とし、Copilot の活用についてセミナーや企業へのアドバイスを日々行っている立場から、ビジネスの現場で頻発する具体的なシーンに踏み込んだテクニックをまとめています。

全 7 章の構成、Copilot チャットからエージェント作成まで

書店の書誌に掲載された目次によれば、構成は全 7 章です。第 1 章は Copilot の基本と導入、第 2 章は Copilot チャットの活用、第 3 章は Excel / Word / PowerPoint での活用、第 4 章は Outlook / Teams での活用、第 5 章はその他のアプリでの活用と、日常業務で開くアプリごとに章が分かれています。第 6 章はエージェントの作成と活用、第 7 章は活用の考え方とマインドセットで、個々のワザから運用の姿勢へと視点を上げて締める流れです。書店向けの紹介文が例に挙げるのは、作成した資料をレビューしてもらう、自分らしい返信文になるよう事前に指示する、よく依頼する内容はエージェントにする、といった場面で、同じ紹介文の「仕事をどんどん任せたくなる」という一節が示すように、任せ方の設計に重心があります。

業務アプリに組み込まれた生成 AI が効く条件と難所

汎用のチャット型 AI と、Word や Excel、Outlook のようなアプリの中で動くアシスタントの違いは、作業対象の文書やメール、会議といった文脈を最初から手元に持っている点にあります。大規模言語モデル は与えられた文脈と指示から確からしい続きを生成する仕組みなので、同じ質問でも、どの資料を見せるか、どんな役割と条件を与えるか、出力をどう評価して直させるかで結果の質が大きく変わります。導入した組織で活用が進まない典型は、この プロンプトの設計 を利用者任せにしてしまい、一往復の要約や翻訳で止まることです。もうひとつの難所は、生成結果が流暢でも事実や計算を誤り得るという性質で、レビューを頼む、自分の文体を事前に指示するといった本書の例は、いずれも人が判断の主体に残ったまま作業量だけを減らす使い方に当たります。第 6 章のエージェントは、よく頼む内容を定型化して繰り返し任せる発想で、AI エージェント という言葉で語られる流れの、業務アプリ側の入口と位置づけられます。

著者 太田浩史氏の経歴と Microsoft 365 導入支援の視点

著者の太田浩史氏について、版元の紹介文は Microsoft 365 の導入支援のプロとして、日々 Copilot の活用についてのセミナーや企業へのアドバイスを行っていると記しています。書店の書誌に転載された刊行当時の著者紹介では、株式会社内田洋行に所属し、2010 年に自社の Microsoft 365 (当時 BPOS) の導入を担当したことをきっかけに多くの企業の導入や活用の支援を始め、IT 技術者、社内の導入や活用の担当者、ひとりのユーザーというさまざまな立場の経験から得たナレッジを登壇や執筆活動で発信していること、2013 年から Microsoft により個人に贈られる Microsoft MVP Award を連続受賞中であることが挙げられています (いずれも 2026 年 1 月の刊行時点の記載)。支援する側と使う側の両方を経験した著者だからこそ、機能の説明ではなく現場の悩みから逆算した構成になっている点が、本書の読みどころです。

Microsoft 365 を業務で使う人が読む前提と、向かない読者

前提として必要なのは、職場で Microsoft 365 を日常的に使っていて、Copilot を試せる環境があることです。目次の範囲は業務アプリでの活用とエージェントの作成 / 活用に集中しており、開発者向けのカスタマイズや管理者向けの設定を体系的に扱う章は見当たりません。生成 AI の仕組みそのものを学びたい人、まだ Copilot を使える環境がなく手を動かせない人、すでに独自のエージェントを日常運用している人には、得るものが限られる可能性があります。逆に、会社で導入は済んだのに要約くらいしか使っていない人、情報システム部門や推進担当としてチームに使い方を広める役目の人、部門の定型業務を任せる手順をこれから作る人には、目的別に引ける本書の構成が投資を回収しやすい形をしています。2026 年 1 月時点の Microsoft 365 Copilot を前提にした本ですから、機能の細部は変わり得ますが、頼み方と評価の設計という核は使い続けられる知識です。Copilot に「ちゃんと頼れるようになる」ことを目指す人にとって、実務家の視点でまとまった手堅い一冊です。

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