できる Gemini(デキルジェミニ)
その他- 著者:
- 清水理史 / できるシリーズ編集部(シミズマサシ / デキルシリーズヘンシュウブ)
- 出版社:
- インプレス
- 出版日:
- 2025年12月24日頃
- ISBN:
- 9784295023494
- 価格:
- ¥1,980
- シリーズ:
- できるシリーズ
- 在庫:
- 1
- 判型:
- 単行本
なぜ注目されているか
書籍紹介
文書 & 画像生成・データ分析など Google の AI で効率化! メールの下書き / 資料の要約 / 画像編集 / カスタム AI / アプリ連携。スプレッドシート・ドキュメント・ドライブ・Gmail との連携も解説!
技書の森解説
Google の生成 AI である Gemini を、チャットで試す段階から日々の仕事の道具にまで引き上げたい人に向けた操作解説書が『できる Gemini』 (清水理史・できるシリーズ編集部 著、インプレス、2025 年 12 月刊) です。インプレスの「できる」シリーズの一冊で、版元の紹介によれば、Gemini は文章や画像、動画など多彩なアウトプットを生成でき、Gmail やスプレッドシートなどと連携させることで仕事の手法を一変させる可能性を秘めている一方、その多機能さゆえに操作に迷う人が多いという問題意識から書かれています。版元は本書を、Gemini を「最強の知的生産パートナー」として使いこなすための実践的なノウハウを凝縮した一冊と位置づけ、基本的な操作方法、具体的なビジネスシーンでの活用、日々の業務の自動化、自分だけのオリジナル AI を作成する方法までを扱うと案内しています。書店掲載の書誌 (出版社提供) では、メールの下書き、資料の要約、画像編集、カスタム AI、アプリ連携が具体例として挙げられています。
基本編と活用編の 2 部構成、Gmail 連携からオリジナル AI 作成まで
書店掲載の目次 (出版社提供) によれば、本書は基本編と活用編の 2 部構成です。基本編は「Gemini とは」「Gemini を使ってみよう」の 2 つ、活用編は「情報を素早くまとめよう」「クリエイティブな作業をしよう」「Gmail で Gemini を使おう」「文書作成、表計算を効率化しよう」「オリジナル AI を作ろう」「スマートフォンで Gemini を活用しよう」の 6 つで、合わせて 8 つの項目が並びます。入口のチャット操作から始めて、情報の整理や文章・画像づくり、Gmail・ドキュメント・スプレッドシートといった Google のアプリとの連携、オリジナル AI の作成、スマートフォンでの利用へと、使う場面を広げていく順番です。国立国会図書館の書誌には、動画解説付き・電子書籍付き・サンプルデータダウンロードの注記があります。
多機能な生成 AI を仕事の道具にするために必要な考え方
Gemini のような生成 AI サービスの土台は大規模言語モデルで、同じ目的でも頼み方によって結果の質が大きく変わります。プロンプトの設計を意識せずに一言で頼むと的外れな答えが返り、「使えない」と判断してしまいがちですが、背景・目的・出力形式を添えて頼む型を覚えるだけで実用度は変わります。また出力には誤りが混じり得るため、要約や下書きは確認を前提に使う姿勢が要ります。本書のように、Gmail やスプレッドシートなど既に毎日開いているアプリの中で Gemini を使う場面を軸に据えた本は、単体のチャット画面での練習に留まらず、業務の流れの中に AI を組み込む道筋を示す点で、生成 AI を「試した」段階の人を「使っている」段階へ移す助けになります。なお AI サービスは機能や画面の更新が速い分野なので、本書の内容は 2025 年 12 月の刊行時点のものとして読む前提が必要です。
Google のアプリを毎日使う人に向く前提と、向かない人
前提として必要なのは Google アカウントと、Gmail やドキュメント、スプレッドシートを日常的に使っている環境です。公開されている目次に API やプログラミングの項目は無く、操作の解説書として読める構成です。逆に、Gemini の API を使った開発や、モデルの仕組みそのものを学びたい人には向かず、そうした目的なら LLM・生成 AI 本のガイド で扱う技術書が候補になります。ChatGPT など他社のサービスを主に使う人は、本書が Gemini と Google のアプリに特化した内容である点を踏まえて選ぶ必要があります。著者の清水理史は、書店掲載の刊行時点の紹介では 1971 年東京都出身のフリーライターで、雑誌や Web 媒体を中心に OS やネットワーク、ブロードバンド関連の記事を数多く執筆してきた人物です。
毎日のメール返信、会議資料の要約、表計算の整形に時間を取られている人であれば、活用編の一つの項目をそのまま自分の業務に当てはめるだけで、本書の代金に見合う時間は早い段階で戻ってきます。Google のアプリで仕事をしている人が、Gemini を「試したことがある」から「毎日使う」へ移るための、堅実な最初の一冊です。
この本に興味がある方におすすめ
この本に関連
清水理史 の他の書籍
関連記事
ChatGPT に聞けば済む時代に、あえて本を開く理由
生成 AI で何でも聞ける時代に、技術書を読む意味はあるのか。AI の回答と書籍の知識の決定的な違いを掘り下げ、両者の使い分けを提案します。
LLM / 生成 AI 本ガイド - 仕組み / 実装 / エージェント開発の 3 層で選ぶ (2026 年 8 月時点)
LLM (大規模言語モデル) / 生成 AI を学ぶ技術書の選び方を 3 層 (読み物で仕組みを掴む → 中身を実装で理解する → RAG / AI エージェント開発) で整理。2026 年 8 月時点の定番書と、変化の速い分野で本を選ぶときの注意点を解説します。
技術書と公式ドキュメントの使い分け - それぞれの強みを活かす
技術書と公式ドキュメントの役割の違いを明確にし、学習段階に応じた最適な使い分け方を紹介します。