インサイド Windows 第 7 版 下(インサイドウインドウズダイナナハンゲ)
- 著者:
- Andrea Allievi/Mark E. Russinovich/Alex Ionescu/David A. Solomon/山内 和朗(アンドレア アリエビ/マーク ルシノビッチ/アレックス イオネスク/デビッド ソロモン/ヤマウチ カズオ)
- 出版社:
- 日経BP
- 出版日:
- 2022年09月02日頃
- ISBN:
- 9784296080205
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
本書は 2021 年 10 月 1 日に発行された“ Windows Internals, Part 2, 7th Edition ” (Microsoft Press) の日本語訳です。本書の上巻の訳書『インサイド Windows 第 7 版 上』を 2018 年 5 月 1 日に発行してから 4 年以上の時を経て、ようやく下巻の訳書をお届けできました。
本書は上級 IT プロフェッショナル向けに、 Windows のコアコンポーネントが内部でどのように動作するのかを解説した最新の解説書の決定版です。本書により、経験豊富な開発者はより強力でスケーラブルなソフトウェアを開発でき、管理者はより複雑なシステムやパフォーマンスの問題をデバッグすることができ、セキュリティ研究者はシステムを堅牢にすることができます。
第 7 版の下巻は、 Windows 10 May 2021 Update (バージョン 21H1) までの Windows 10 と、 Windows Server 2016 、 2019 、 2022 をカバーするように完全にアップデートされました。 Hyper-V に関する豊富なコンテンツを追加し、ブートプロセス、新しいストレージ技術、 Windows のシステムメカニズムと管理メカニズムに関する章を全面的に刷新しました。マイクロソフトのソースコードへの内部アクセスに裏付けられた圧倒的な洞察力と、最新のデバッグツールを用いた実践的な実習により、 Windows の内部の挙動を直接的に見ることができます。
Windows 11 は Windows 10 と“同じコア技術”の上に新しいユーザーインターフェイスのデザインが導入されているため、読者は本書で Windows 11 の新しいコンピューティングの始まりに十分に備えることができます。
第 8 章 システムメカニズム
第 9 章 仮想化テクノロジ
第 10 章 管理、診断、トレース
第 11 章 キャッシュとファイルシステム
第 12 章 スタートアップとシャットダウン
技書の森解説
Windows の内部動作を解説する書籍として、世界的に標準参考書の地位を占めているのが「 Windows Internals 」シリーズです。本書はその第 7 版の下巻にあたり、 I/O システム、ストレージ管理、キャッシュマネージャ、ファイルシステム、起動プロセス、 Hyper-V の仮想化基盤といったトピックを扱います。著者陣には Mark Russinovich (Sysinternals の開発者) や Andrea Allievi ら Windows カーネルの開発・解析に直接携わってきた技術者が名を連ねており、公式ドキュメントでは省略される設計意図やデータ構造の詳細が惜しみなく記述されています。
読者に求められる前提知識は高く、 C 言語でのシステムプログラミング経験と、上巻で扱われるプロセス・スレッド・メモリ管理の理解が事実上必要です。しかしそのぶん、カーネルデバッガで追える深さまで踏み込んだ記述が得られるため、ドライバ開発者、セキュリティリサーチャー、パフォーマンスチューニングの専門家にとっては、問題を「 OS の中」から理解するための不可欠なリファレンスとなります。
Windows 10 および Windows Server 2022 世代のカーネルに基づいた第 7 版は、 Secure Boot やカーネル DMA プロテクションなどのセキュリティ機構も詳述しており、 OS の信頼チェーンを理解するうえでの情報密度は他に類を見ません。分量と難度の高さゆえに通読よりも必要な章を精読する辞書的な使い方が現実的ですが、手元に置いておけば「この挙動は OS のどの層で起きているのか」を自力で追えるようになる、まさにシステムエンジニアリングの基盤となる一冊です。