Scratch で AI を学ぼう ゲームプログラミングで強化学習を体験(ScratchデAIヲマナボウゲームプログラミングデキョウカガクシュウヲタイケン)
- 著者:
- 伊藤真(イトウマコト)
- 出版社:
- 日経BP
- 出版日:
- 2020年08月07日頃
- ISBN:
- 9784296106943
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
オリジナルの Scratch ゲームを使って
楽しみながら AI ・強化学習を学べる
●「どんどん賢くなる AI 」を 3 つのゲームで習得
● Scratch 強化ゲームの全プログラム収録
●拡張モジュール不要!使うのは Scratch 標準機能のみ
強化学習とは、 AI の機械学習の一種で、簡単に言えば試行錯誤の学習です。
「強化」という言葉は、動物心理学で昔から使われている用語でもあり、
私たち人間や動物も強化学習をしています。赤ちゃんは自分で寝返りを覚え、
ハイハイを覚え、いずれ立ち上がります。
産業界では空前の AI ・機械学習ブームです。 2016 年には、強化学習が
囲碁で世界トップレベルのプロ棋士に勝つという快挙がありました。
ところが、強化学習の本はあまりありません。難しい概念や見慣れない
記号を使わざるを得ないので、難しく見えるからでしょう。しかし本来、
強化学習のアイデア自体はシンプルで、直感的には誰にでも分かるものです。
そこで、数学の知識を中学までの範囲に限定し、教育用プログラム言語
の Scratch で作ったゲームを題材にした入門書を作りました。本書では強
化学習を 3 レベルに分け、レベルごとにオリジナルの Scratch ゲームを使
いながら、それをプレイする強化学習 AI をていねいに解説していきます。
技書の森解説
強化学習と聞くと数式の壁を想像しがちですが、本書はその壁を Scratch のビジュアルプログラミングで迂回するアプローチを取っています。迷路を解くエージェントやゲームで勝ち方を探索する AI を、ブロックを組み合わせながら作ることで「報酬」「状態」「方策」といった概念を体感的に学べる構成です。
読者として合うのは、プログラミングやテキストベースのコードに不慣れだけれど AI の仕組みに興味がある層です。小学校高学年から中学生、あるいはプログラミング経験が浅い大人でも、 Scratch の操作に慣れていれば読み進められます。数学的な厳密さよりも「なぜ AI は試行錯誤で賢くなるのか」の直感を得ることに重点が置かれています。
一方で、 Python や数式を使った本格的な強化学習に進みたい人にとっては、本書は出発点であって到達点ではありません。概念の地図を頭に入れてから数式に進むための足場と位置づけると、その軽さがむしろ強みに変わります。