ソフトウェアテスト技法練習帳 〜知識を経験に変える 40 問〜

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ソフトウェアテスト技法練習帳 〜知識を経験に変える 40 問〜の表紙
プログラミング
著者:
梅津正洋、竹内亜未、伊藤由貴、浦山さつき、佐々木千絵美、高橋理、武田春恵、根本紀之、藤沢耕助、真鍋俊之、山岡悠、吉田直史[著](ウメツマサヒロ タケウチツグミ イトウヨシキ ウラヤマサツキ ササキチエミ タカハシオサム タケダハルエ ネモトノリユキ フジサワコウスケ マナベトシユキ ヤマオカユウ ヨシダナオフミ)
出版社:
技術評論社
出版日:
2020年01月06日
ISBN:
9784297110611
在庫:
在庫あり
2(1 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
ソフトウェアテストテスト技法同値分割法境界値分析デシジョンテーブル実務練習新人研修スキルアップ問題解決テストエンジニア

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書籍紹介

新人や経験の浅いテストエンジニアにとって, 座学で学んだ「ソフトウェアテスト技法」を実務に活かそうにも, どのように適用したらよいかわからないというのが悩みです。そこで, 本書では実践的なシチュエーションを想定した問題を繰り返し解いていくことにより、テスト技法の知識定着を目指します。個々のテストエンジニアのスキルアップや、企業における新人研修の教材としてもご活用いただけます。
■Part1 同値分割法と境界値分析

1.1 温度によって表示を変えるペット用室温計

1.2 キッチンスケールの動作検証

1.3 畳の枚数から面積を計算する Web システム

1.4 まとめ買いがお得な手芸用品店

1.5 年齢によって変わる入園料金

1.6 BUG QUEST★盾と一緒に装備できる武器

1.7 BUG QUEST★武器の強化判定

1.8 BMI 値で栄養状態を判定

1.9 肉屋の特売日

1.10 肉屋の特売日〜A 社のソースコード

1.11 肉屋の特売日〜B 社のソースコード

1.12 配達便の料金体系

1.13 経理システムに入力する部署コード

■Part2 デシジョンテーブル
2.1 1 杯目のビールの価格

2.2 銀行 ATM の引き出し手数料

2.3 紳士服店の割引率

2.4 BUG QUEST★魔王との戦い

2.5 カレンダーの文字色

2.6 プリペイドカードのチャージ特典

2.7 宅配ピザの特典

2.8 ネットスーパーのポイント倍率

2.9 ショッピングモールの駐車料金システム

2.10 E コマースサイトの配送料

■Part3 状態遷移テスト
3.1 ストップウォッチの動作

3.2 スマホ決済アプリの決済処理

3.3 エアコンの運転モード切替

3.4 ホテル予約サイトの予約システム

3.5 BUG QUEST★仙台城奪還大作戦

3.6 BUG QUEST★戦闘中のステータス

■Part4 組合せテスト
4.1 美味しい組合せ

4.2 BUG QUEST★冒険のはじまりの旅支度

4.3 合コン会計用アプリの検証

4.4 BUG QUEST★仲間集め

4.5 健診システムの不養生

4.6 タスク管理ツールの検証〜ラルフチャートの利用

4.7 BUG QUEST★最後の戦い

4.8 BUG QUEST★リメイク版の差分テスト

■Part5 総合問題
5.1 スマートフォンの料金プランと料金計算

5.2 BUG QUEST★隠しアイテム探し

5.3 ミュージックプレーヤーのシステムテスト

技書の森解説

『ソフトウェアテスト技法練習帳』 (梅津 正洋 ほか 11 名 著、技術評論社、2020 年 1 月刊) は、座学で学んだ ソフトウェアテスト の技法を実務の場面に当てはめる力を、実践的なシチュエーションを想定した問題を繰り返し解くことで養う問題集です。副題は「知識を経験に変える 40 問」です。版元は、技法をどう適用したらよいかわからないという新人や経験の浅いテストエンジニアの悩みを出発点に掲げ、新人のソフトウェアテストエンジニアや、学んだテスト技法を実践する場がないテストエンジニアを読者に挙げています。個々のスキルアップに加えて、企業の新人研修の教材としての使い方も案内されています。

同値分割から組合せテストまで、5 部 40 問の構成

問題は 5 つの部に分かれています。Part1「同値分割法と境界値分析」が 13 問、Part2「デシジョンテーブル」が 10 問、Part3「状態遷移テスト」が 6 問、Part4「組合せテスト」が 8 問、Part5「総合問題」が 3 問で、合わせて副題どおりの 40 問です。題材は身近な製品や業務に寄せられており、Part1 にはペット用室温計、キッチンスケール、年齢によって変わる入園料金、BMI 値による栄養状態の判定、経理システムに入力する部署コードなどが並び、肉屋の特売日の問題は A 社と B 社のソースコードを扱う問いへと続きます。Part2 は 1 杯目のビールの価格、銀行 ATM の引き出し手数料、駐車料金システム、E コマースサイトの配送料、Part3 はストップウォッチ、スマホ決済アプリ、エアコンの運転モード切替、ホテル予約サイトの予約システムを扱います。Part4 には、ラルフチャートの利用を掲げたタスク管理ツールの検証や、リメイク版の差分テストを題材にした問題があり、Part5 はスマートフォンの料金プランと料金計算、ミュージックプレーヤーのシステムテストなどで締めくくられます。5 つの部のすべてに、BUG QUEST と題したゲーム仕立ての問題が混ざっているのも特徴です。

定義は言えても手が止まる、仕様から境界を引く難しさ

同値分割法は、入力を同じ振る舞いをする値の集まりに分けて代表値だけを試すことでテストの数を抑える技法で、境界値分析は不具合が集まりやすいその集まりの境目と隣の値を狙います。定義は短いものの、実際の仕様では「以上」と「より大きい」の読み違いや、書かれていない無効な値の扱いがあり、どこに境界があるのかを仕様の文から読み取ること自体が難所になります。デシジョンテーブルは複数の条件の組み合わせと結果の対応を表にして抜けを洗い出す技法で、状態遷移テストは対象を ステートマシン として捉え、状態と出来事の組み合わせごとに正しく遷移するか、起きてはいけない遷移が起きないかを確かめます。組合せテストは、入力の因子と値が増えると全組合せの数が急激に膨らむ問題に対して、2 つの因子の間の組合せだけは漏らさないといった考え方で件数を抑えます。どの技法も、何を同じとみなし何を区別するかという判断を伴うため、題材を変えながら繰り返し当てはめることで身につく性格を持っており、問題を解いて知識の定着を目指すという本書の作りはこの性質に合っています。

新人研修と独習のための練習の場、合う読者と合わない目的

版元の概要が「座学で学んだ」技法の適用を出発点にしていることから、本書は技法の考え方に一度触れたあとの練習の場として位置づけられていると読めます。研修でテスト技法を教える立場の人にとっては、技法ごとに題材の違う問題がまとまっているため、講義の後に解かせる演習を組み立てやすい構成です。一方で、目次に並ぶのはテスト設計の技法ごとの問題で、テストの自動化やテスト工程の計画と管理を学びたい目的には合いません。テストの書き方からテスト戦略まで、目的に合った本を広く選び直したい場合は テスト本の選び方 が手がかりになります。

技法の名前と定義は知っているのに、実際の仕様を前にするとどこから手を付ければよいか迷う人、あるいはテスト技法を学んだものの業務で使う機会がなく腕がなまっている人にとって、本書は 40 の場面で判断を重ねられる練習帳です。新人の育成を任された人が研修の演習を探している場合にも、そのまま手渡せる一冊になります。

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