プロを目指す人のための Ruby 入門[改訂 2 版] 言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法まで

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プロを目指す人のための Ruby 入門[改訂 2 版] 言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法までの表紙
プログラミング
著者:
伊藤 淳一(イトウ ジュンイチ)
出版社:
技術評論社
出版日:
2021年12月02日頃
ISBN:
9784297124373
在庫:
在庫あり
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初級者向け
RubyTDDプログラミング入門テスト駆動開発デバッグサンプルコードRuby 3.0初学者向け言語仕様開発実務

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書籍紹介

本書は、プログラミング言語 Ruby の言語仕様や開発の現場で役立つ Ruby の知識を説明した本です。豊富なサンプルコードで文法を学び、例題でプログラミングの流れを体験できます。第 1 版 (2017 年 11 月発行) は、初心者の目線にたった丁寧な解説が好評で多くの Ruby 初学者に愛読され、いまや Ruby 入門書の定番とも言える存在です。2020 年末の Ruby 3.0 のリリースに伴い、全章にわたって記述内容を見直し、Ruby 3.0 までの変更点や新機能に合わせて加筆・修正を行いました。また、第 1 版にて読者から「難しい、わかりづらい」という声の多かったトピックの説明を改善するなど、より初心者に親切な内容に刷新しています。

技書の森解説

Ruby の文法を一通り学び、テストを書き、エラーの原因を自分で突き止められるところまでを 1 冊で進めたい人に向けた入門書が『プロを目指す人のための Ruby 入門[改訂 2 版]』です。著者は伊藤 淳一、版元は技術評論社で、Software Design plus シリーズの一冊として 2021 年 12 月 2 日に発売されました。副題は「言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法まで」です。著者自身がブログで「通称チェリー本」と呼んでおり、この愛称で探す人も多い本です。

第 1 版からの改訂点、Ruby 3.0 への対応

第 1 版は 2017 年 11 月の発行です。版元によれば、改訂 2 版は 2020 年末の Ruby 3.0 のリリースに合わせて全章の記述を見直し、Ruby 3.0 までの変更点や新機能に合わせて加筆と修正を行い、第 1 版で難しい、わかりづらいという声の多かったトピックの説明を改善しています。著者のブログでは、第 1 版が Ruby 2.4 に対応していたのに対し改訂 2 版は Ruby 3.0 に完全対応したこと、パターンマッチを解説する章を新設したこと、8 章の例題を作り替えたこと、説明するデバッガーを byebug から debug.gem に切り替えたことが挙げられています。第 1 版を持っている人にとっては、パターンマッチ の章と、キーワード引数の扱いのような Ruby 3.0 での変更が買い替えの判断材料になります。なお、刊行後の Ruby 3.1 以降との差分について、著者は同じ記事でサポートページで説明する方針を示しています。

全 13 章の構成、文法と例題とテストの組み合わせ

1 章「本書を読み進める前に」でインストールや公式リファレンスの使い方を確認し、2 章「Ruby の基礎を理解する」で文字列、数値、真偽値と条件分岐、メソッドの定義を学んだあと、例題として FizzBuzz のプログラムを作ります。3 章「テストを自動化する」は Minitest の基本と、その FizzBuzz のテストの自動化に充てられています。4 章から 11 章は配列と繰り返し処理、ハッシュとシンボル、正規表現、クラス、モジュール、例外処理、yield と Proc、パターンマッチと、章ごとに言語の要素を取り上げます。この 8 つの章にはそれぞれ、RGB 変換や改札機、ログフォーマッターといった例題の節が置かれています。副題と版元の案内を合わせると、文法の説明を読んで終わりにせず、例題をテストで確かめながら組み立てる流れを身につける作りと読めます。テストを先に書いて実装を進める テスト駆動開発 の考え方に、入門の段階から触れられる点がこの本の特徴です。

デバッグ技法と Rails を意識した 12 章と 13 章

12 章「Ruby のデバッグ技法を身につける」は、バックトレースの読み方、よく発生する例外クラスとその原因、プログラムの途中経過の確認、汎用的なトラブルシューティングの方法を扱います。エラーメッセージを読んで原因の当たりを付ける力は、入門書では後回しにされがちですが、独学で詰まった時に抜け出せるかどうかを左右します。13 章は日付と時刻、ファイルとディレクトリ、環境変数、Rake、gem と Bundler、RBS と TypeProf と Steep による型情報の定義と型検査を取り上げ、最後に「Rails の中の Ruby」と「素の Ruby」の違いを説明しています。版元は Rails を学ぶ前にまず Ruby を学びたい人を対象の一つに挙げており、Rails の書き方を Ruby の文法と取り違えないための橋渡しまで用意された構成です。

向いている読者と、別の本を選ぶべき場合

版元が挙げる対象は、Ruby のプログラミングを学びたい人、テスト駆動開発やデバッグ技法を学びたい人、Rails の前に Ruby を学びたい人、仕事で Ruby を使っている人や使いたい人です。言語仕様を丁寧に追う本なので、Rails でアプリケーションを作る手順そのものを学びたい場合は、この本の後に Rails の本へ進む順になります。また、2021 年 12 月刊行時点の Ruby 3.0 を前提としているため、それより後の版で加わった機能は別に確かめる必要があります。ほかの言語の入門書と比べて選びたい場合は、プログラミング言語の入門書の選び方 も参考になります。

Rails の案件に入る前に Ruby の土台を固めたい人や、動くコードは書けてもテストやデバッグに自信が持てない人にとって、文法、テスト、デバッグを例題で一続きに学べるこの本は、仕事で Ruby を使うための足場を作る一冊になります。

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