コンセプトから理解するRustの表紙

コンセプトから理解する Rust(コンセプトカラリカイスルラスト)

著者:
原 旅人(ハラ タビト)
出版社:
技術評論社
出版日:
2022年02月12日頃
ISBN:
9784297125622
在庫:
在庫あり
★★★★☆4(4 件)
中級者向け
Rust所有権ライフタイムジェネリクストレイトメモリ安全スレッド安全マルチパラダイムプログラミング言語初学者向け

なぜ注目されているか

総合
273
4 ランクダウン9 件の言及
言及数
401
出版前出版日01220222023202420252026

書籍紹介

Rust はメモリ安全、スレッド安全を保ちつつ、高パフォーマンスなプログラムを開発できるプログラミング言語です。また、手続き型、オブジェクト指向型、関数型でのプログラミングに対応できるマルチパラダイムの言語でもあります。ただ、そういった Rust のポテンシャルを引き出すには、所有権やライフタイム、ジェネリクスやトレイトといった特徴的な仕様の理解が求められ、これらは初学者の壁にもなっています。本書ではそれら難解な仕様をピックアップし、他のプログラミング言語とコードレベルで比較しながら、「なぜそのような仕様になっているか」という言語のコンセプトから Rust の理解を試みます。加えて、 Rust のこまやかなエラーメッセージを読みつつ、 Rust をうまく書くための知識もお伝えします。

技書の森解説

Rust を学び始めた多くの人が最初につまずくのは、所有権・借用・ライフタイムという独自の概念です。コンパイラに怒られるたびに「なぜこれが通らないのか」が分からず手が止まる経験は珍しくありません。本書はその「なぜ」を、言語設計の動機から順に解きほぐしていくアプローチを採っています。

構文リファレンスを先に並べるのではなく、 Rust が C/C++ のメモリ安全性の問題をどう解決しようとしたのか、そのためにどんな制約を型システムに埋め込んだのかという設計思想を先に据え、そこから個々の文法規則を導出する構成です。結果として「ルールを暗記する」のではなく「なぜそのルールが必要か」が腑に落ちるため、コンパイラエラーに対する対処が推測でなく理屈で行えるようになります。

C や C++ の経験がありメモリ管理の苦労を知っている読者ほど恩恵が大きく、逆にプログラミング自体が初めてという段階では抽象度が高いと感じる場面があるかもしれません。所有権システムの壁を「慣れ」ではなく「理解」で超えたい人に向いた一冊です。

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