Nikon ニコン NX Studio パーフェクトガイド

ニコンエヌエックススタジオパーフェクトガイド

Nikon ニコン NX Studio パーフェクトガイドの表紙
その他
著者:
上田 晃司 / ナイスク(ウエダ コウジ / ナイスク)
出版社:
技術評論社
出版日:
2023年04月22日
ISBN:
9784297134310
在庫:
在庫あり
5(2 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
RAW 現像ニコンNX Studioデジタル写真編集写真加工カメラソフトウェア写真レタッチイメージ処理フォトグラフィーユーザーガイド

なぜ注目されているか

総合2163位

書籍紹介

ニコン社が提供している RAW 現像ソフト NX Studio ですが、非常に高機能なアプリです。ニコン製デジタルカメラを用いて RAW で撮影しておけば、NX Studio を使っての現像処理で、撮影した写真を思い通りに仕上げることができます。ただし、高機能なアプリのため、NX Studio はとても複雑で操作が難しいと思われがちです。本書は、高機能な NX Studio のすべての機能を解説した書籍です。現像用のすべての項目で、操作前と操作後の写真を掲載しているので、見るだけでどの項目をいじると、どうなるかが一目瞭然です。NX Studio を使いこなしたい方には必須の 1 冊といえます。

技書の森解説

『Nikon ニコン NX Studio パーフェクトガイド』 (上田晃司、ナイスク 著、技術評論社、2023 年 4 月刊) は、ニコンが提供する RAW 現像ソフト NX Studio を、画像の取り込みと選別、調整パレットの各項目、作例に沿った調整、動画の編集、書き出しと共有まで、Chapter 1 から Chapter 5 の 5 章で解説した書籍です。版元の紹介では、NX Studio のすべての機能を解説した書籍で、現像用のすべての項目で操作前と操作後の写真を掲載していると案内されています。版元が挙げる対象は「ニコン製デジタルカメラで撮影した写真を現像したい人」です。著者の上田晃司はフォトグラファー、映像作家として活動し、ニコンカレッジなどで講師を務めていると版元のプロフィールにあります。国立国会図書館の書誌では索引ありと記録されています。

Chapter 1 から Chapter 5 まで、画像の取り込みから共有まで

Chapter 1「NX Studio の基本を知る」は、NX Studio でできること、画像の形式、画像の取り込み、各部名称、メニューバーとツールバーとブラウザーパレットとビューエリアと下部ツールバーの項目、画像の絞り込み、写真の選別方法、印刷を扱います。Chapter 2「NX Studio で画像を調整する」は調整パレットの解説、Chapter 3「実践 画像を調整する」は作例に沿った調整です。Chapter 4「NX Studio で動画を編集する」は、基本の操作、動画の切り取りと連結、Movie Editor の各部名称とメニューバー、設定エリア、文字情報の挿入、BGM の設定、動画の編集、出力と生成を扱います。Chapter 5「知っておきたい、さらなるテクニック」は、ファイル変換して画像を書き出す操作、スライドショー、NIKON IMAGE SPACE による作品の共有、環境設定、NX Studio のダウンロードです。

調整パレットの各項目、ピクチャーコントロールからレンズ補正まで

RAW は、イメージセンサーが受けた光の情報を、カメラの中で JPEG に仕上げる前の段階で記録したデータです。JPEG で記録すると、仕上がりの設定や色温度はカメラの中で画像に焼き込まれますが、RAW で記録しておくと、撮影の後にパソコンの上でそれらを選び直して画像を作れます。この作業が RAW 現像です。Chapter 2 は調整パレットの基礎知識と構成から始まり、ピクチャーコントロールのクイックシャープ、輪郭強調、ミドルレンジシャープ、明瞭度、コントラスト、明るさ、彩度、色相、Creative Picture Control、モノクロ画像のフィルター効果と調色を扱います。続いてホワイトバランスのグレーポイントサンプルツールと色温度と色味、露出補正、アクティブ D-ライティング、明るさと色の調整、レベルとトーンカーブ、LCH エディターとカラーブースター、ノイズリダクションとアンシャープマスクによるシャープ補正、自動レタッチブラシツールとカラーコントロールポイントによる部分的な補正、トリミングと傾き補正とアオリ効果による構図の補正、カメラとレンズの補正へと進みます。

トーンカーブは、元の画像の明るさを横軸、仕上がりの明るさを縦軸に取ったグラフで階調の対応を変える道具で、ブラックポイントとホワイトポイントは、どの明るさを最も暗い点と最も明るい点として扱うかを決めます。アンシャープマスクの適用量は輪郭を強める度合い、半径は輪郭のまわりのどこまでを処理の対象にするか、しきい値は明るさの差がどれだけあれば処理を掛けるかを指定する値です。構図の補正のアオリ効果は、見上げて撮った建物が上に向かってすぼまって写るような傾きを、垂直方向と水平方向に分けて補正する項目です。レンズ補正の倍率色収差は画面の周辺で被写体の輪郭に出る色のずれ、軸上色収差はピントの合った面の前後に出る色のにじみで、光の色ごとにレンズを通る経路がずれることで起きます。Chapter 2 にはこのほか、色モアレリダクション、自動赤目補正、イメージダストオフ、自動ゆがみ補正、ヴィネットコントロール、PF フレアコントロール、フィッシュアイ補正の節があります。

作例 13 本の調整と Movie Editor による動画の編集

Chapter 3 は「桜の色をイメージ通りに表現する」から「逆光による黒つぶれ部分の階調を表現する」までの 13 の作例で、間に肌、金属の質感と重厚感、高層ビル、朝のやわらかな雰囲気、ハードなモノクロの街スナップ、室内、近未来的な夜景写真、ノスタルジックな雰囲気、さわやかな初夏のイメージ、主役の色だけの強調、太陽の光の強調を題材にした作例が並びます。最後の作例が扱う黒つぶれは、暗い部分の階調が失われて真っ黒に写る状態で、RAW には JPEG より多くの階調の情報が残ります。Chapter 4 は、動画の切り取りと連結に続いて、Movie Editor の画面と設定エリア、文字情報と BGM の挿入、出力と生成を扱います。NX Studio の画面と写真の選別から、調整パレットの各項目、13 の作例、動画の編集、書き出しと共有までを、本書は Chapter 1 から Chapter 5 に収めています。

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