30時間でマスター Word&Excel2019の表紙

30 時間でマスター Word & Excel2019(サンジュウジカンデマスター ワードアンドエクセルニセンジュウキュウ)

Windows10 対応

入門書
著者:
実教出版企画開発部(ジッキョウシュッパンキカクカイハツブ)
出版社:
実教出版
出版日:
2019年09月20日頃
ISBN:
9784407348385
在庫:
在庫あり
4.2(5 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
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書籍紹介

オールカラーでわかりやすく学べるパソコン入門テキスト。 Windows 、 Word 、 Excel の基礎を豊富な実習問題を通して確実に身に付けられる。巻末付録に VBA によるプログラミング入門を収録。

技書の森解説

学校や職業訓練の授業で配られる、実習問題中心のパソコン入門テキストです。『 30 時間でマスター Word&Excel2019 (Windows10 対応) 』 (実教出版企画開発部 編、実教出版、 2019 年 9 月刊、 B5 判 224 ページ) は、 Windows 10 の基本操作から Word 2019 と Excel 2019 それぞれの入門・基礎・活用、両アプリ間のデータ連携までを例題と実習問題で進め、巻末付録に VBA によるプログラミング入門を収めた 1 冊です。紙面はオールカラーで、教科書会社である実教出版の「 30 時間でマスター」シリーズの一員として、版元は大学・短大・高専・専門学校・職業訓練校の教員向けに見本請求の窓口を設けています。授業での採用を前提に作られた教材だと理解して手に取るのが正確な位置づけです。

Windows 10 から Word ・ Excel の連携までの全 8 章の構成

構成は全 8 章と付録です。 1 章は Windows 10 の基礎として起動と終了、アプリの基本操作、エクスプローラーでのフォルダーとファイルの扱い、右クリックの活用を押さえます。 2 章から 4 章が Word で、入門 (画面構成、日本語入力、文書の保存と印刷、単語登録) から基礎 (複写・削除・移動、編集機能、表の編集) を経て、活用ではアイコンやイラスト、画像とテキストボックスの挿入、インク機能まで進みます。 5 章から 7 章が Excel で、入門 (データ入力、ワークシートの編集と書式設定、グラフの作成と設定変更) 、基礎 (オート SUM と関数の挿入) 、活用 (データベース機能、データの集計、機能の活用) という同じ階段を登り、 8 章で Word と Excel の連携を扱います。付録のプログラミング入門は、プログラム作成の準備、簡単なプログラムの作成と実行、保存、プログラムの基本構造の 4 節です。実習で使うデータファイルは版元サイトから配布されており、 2024 年 5 月にも更新されています。

操作の暗記で終わらせない、実習型テキストが効く理由

Office の学習でつまずきやすいのは、個々の機能名は知っていても、目の前の課題にどの機能を組み合わせればよいかが結びつかないことです。本書が Word と Excel の両方で入門・基礎・活用という同じ 3 段階の階段を踏ませる構成は、まず画面と入力に慣れ、次に編集や関数という道具を揃え、最後に画像の配置やデータの集計といった目的のある作業で道具を組み合わせる、という順序で身体に覚えさせる設計です。特に Excel は、表を整えて印刷する道具として使う段階と、並べ替えや抽出、集計を行うデータ処理の道具として使う段階の間に大きな壁があり、 7 章のデータベース機能とデータの集計はその壁を越えるための章に当たります。さらに付録で VBA の入り口を見せることで、表計算の操作の先に「処理を自動化する」世界があることを学習者に示しています。ここから先の関数の使い分けや VBA の本格的な学習に進むなら、Excel と VBA の本の選び方 で段階に合った次の 1 冊を選ぶ流れが自然です。

授業採用を前提とした前提知識と、独習者や上級者に向かない点

前提知識は不要で、 Windows 10 の起動と終了から始まるため、パソコンにほとんど触れたことがない学生や訓練生が対象です。ただし、対応環境が Windows 10 と Office 2019 である点は 2019 年 9 月時点の前提として踏まえる必要があり、 Windows 11 や Microsoft 365 の環境ではリボンや画面の見え方が一部異なります。同シリーズには Word&Excel2021 (Windows11 対応) や Word&Excel2024 といった後継版が刊行されているので、手元の環境が新しければそちらを選ぶ方が画面との食い違いに悩みません。 Word か Excel の片方だけを学びたい場合は、同シリーズの Word2019 版・ Excel2019 版という単巻もあります。すでに Office を業務で使っていて関数や効率化の技を深めたい社会人には内容が基礎的すぎ、家庭でシニアの家族に独習用として贈る用途なら、教育機関向けの実習テキストである本書より 家庭向けのパソコン入門書の選び方 で扱われる本の方が合います。

授業や研修のテキストを探している教員・講師、 Windows 10 と Office 2019 の環境で文書作成と表計算の基礎を短期間に固めたい学生や新社会人が、この本で最も元を取れます。実習問題を順に解き終えたときには、体裁の整った文書を作り、表からグラフと集計を起こし、 Word と Excel の間でデータを受け渡し、さらに VBA で簡単なプログラムを動かすところまで、事務作業の土台となる一連の操作が手に残ります。教科書会社が実習用に組み立てた段階的な構成を信頼して、手を動かしながら基礎を固めたい人に向いた 1 冊です。

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