人工知能は私たちの生活をどう変えるのか

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人工知能は私たちの生活をどう変えるのかの表紙
AI / 機械学習
著者:
水野 操(ミズノミサオ)
出版社:
青春出版社
出版日:
2016年10月04日頃
ISBN:
9784413044974
シリーズ:
青春新書インテリジェンス
在庫:
在庫あり
3(2 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
人工知能自動運転医療 AI介護ロボティクステクノロジートレンド未来予測リスク管理社会影響AI エチカデジタル変革

なぜ注目されているか

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言及数
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書籍紹介

最近、人工知能に関するニュースを聞かない日はない。すでに人工知能はスマートフォンの音声認識やコミュニケーションロボットなどに活用されているが、今後は私たちの生活のさまざまな分野に大きな影響を与えるようになる。もはや、人工知能の「可能性」について論じる段階は過ぎ、「いつ」「どのような形で」ということを論じる段階になっているのだ。本書では、自動運転技術や医療、老人介護などの分野で、これからどのように AI が活用されていくのか。また、それにあたって AI にはどのようなリスクがあり、そのコストはどの程度だと想定されているのか。10〜20 年後の将来について、さまざまな角度から見通していく。

技書の森解説

『人工知能は私たちの生活をどう変えるのか』は、AI が暮らしのどの場面に、いつ、どのような形で入ってくるのかを一般の読者に向けて見通した新書です。著者は水野 操 氏、版元は青春出版社で、青春新書インテリジェンスの 1 冊として 2016 年 10 月に刊行されました (国立国会図書館の書誌による。版元の出版年月日は 10 月 15 日、書店発売日は 10 月 4 日)。版元の紹介文は、人工知能はすでにスマートフォンの音声認識やコミュニケーションロボットに使われているとしたうえで、可能性を論じる段階は過ぎ、「いつ」「どのような形で」を論じる段階に来ているという問題意識を示しています。

自動運転、医療、介護で AI がどう使われていくか

紹介文によると、本書が取り上げるのは自動運転技術や医療、老人介護などの分野で、これから AI がどのように活用されていくのかという見通しです。あわせて、その活用にあたってどのようなリスクがあり、コストはどの程度と想定されているのかにも触れ、10〜20 年後の将来をさまざまな角度から見通すと説明されています。技術の仕組みを解き明かす本というより、技術が社会に入るときに何が起き、何が引き換えになるのかを考える本と位置づけられます。なお、版元や書誌データベースでは目次を確認できなかったため、章ごとの内容はここでは扱いません。

便利さの裏側にあるリスクとコストという視点

AI を生活の中で使う話は、精度の話だけでは終わりません。自動運転であれば事故が起きたときに誰が責任を負うのか、医療であれば判断の補助として使う場合に最終的な決定を誰が下すのか、介護であれば人手不足を補う機械を導入する費用を誰がどう負担するのか、といった問いが必ずついて回ります。音声認識や画像の判別のような機能の多くは、大量のデータから規則を見つけ出す 機械学習 によって実用の水準に近づいてきましたが、学習に使ったデータの偏りがそのまま判断の偏りになる、想定外の状況で誤りが起きやすい、といった弱点も持っています。本書が活用の見通しと並べてリスクとコストを扱うと紹介されているのは、こうした「使えるかどうか」と「使ってよいか、割に合うか」を分けて考える視点を読者に促すためと読めます。

2016 年の見通しを読み直すときの前提

著者は版元の著者紹介で、1990 年代のはじめから CAD/CAE/PLM の業界に携わり、大手 PLM ベンダーや外資系コンサルティング会社で製造業の支援に従事したのち、2004 年に有限会社ニコラデザイン・アンド・テクノロジーを設立して、3D データを活用したビジネスの立ち上げ支援や 3D プリンターの導入支援などを行ってきたと紹介されています。著者紹介に並ぶのは製造業の現場へ技術を導入する支援の経歴であり、本書は技術を使う側、導入する側の目線から書かれた見通しと読めます。また本書は 2016 年 10 月時点の技術環境を前提にしています。10〜20 年後を見通すという本書の射程は、2026 年で刊行から 10 年にあたり、当時の見通しと、その後に実際に起きたことを読み比べる材料としても使えます。個々の技術の仕組みを学びたい場合は、機械学習の技術書の選び方 を手がかりに専門書へ進むほうが目的に合います。

AI が仕事や暮らしにどう関わってくるのかを、専門の技術書に入る前に考えておきたい人、家族の介護や通院、車の運転といった身近な場面と結びつけて技術の行方をとらえたい人にとって、本書は新書 1 冊の分量で論点の見取り図を得られる手軽な入口です。技術の可能性だけでなく、リスクとコストまで含めて判断したい人ほど、手に取る意味があります。

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