紛争解決のためのシステム開発法務の表紙

紛争解決のためのシステム開発法務(フンソウカイケツノタメノシステムカイハツホウム)

AI ・アジャイル・パッケージ開発等のトラブル対応

著者:
松尾 剛行/西村 友海(マツオ タカユキ/ニシムラ トモウミ)
出版社:
法律文化社
出版日:
2022年04月05日頃
ISBN:
9784589041883
在庫:
在庫あり
0
中級者向け
システム開発管理プロジェクト管理契約法企業価値向上紛争解決リスク管理実務経験技術書企業戦略法務

なぜ注目されているか

総合
372
10 ランクダウン2 件の言及
言及数
944

書籍紹介

どうすればシステム開発プロジェクトの失敗を防ぎ、企業価値の向上につなげることができるのか。数多くのシステム開発案件に携わってきた著者の豊富な実務経験をもとに、様々な紛争裁判や、紛争を防ぐための契約やそのプロセスなど、最新の動向に照らしてプロジェクトの失敗を防ぐための方法を解説する。

技書の森解説

システム開発が頓挫したとき、技術者は原因をコードや設計に求めますが、法廷ではまったく別の言葉でプロジェクトが語り直されます。本書は IT 紛争を専門とする弁護士らが、開発プロジェクトの破綻と法的責任の関係を解説した一冊です。要件定義の合意形成不足、仕様変更の管理不備、テスト工程の責任分担など、現場で「よくある揉め事」が裁判例ではどのように判断されるのかを具体的に辿ることができます。

技術書として読むというよりも、エンジニアが法務リテラシーを身につけるための橋渡しとして機能します。契約書のどの条項がどの局面で効いてくるのか、議事録や変更管理票がなぜ証拠として重みを持つのかといった実務的な観点は、 PM やテックリードが上流工程に関わるほど切実になります。

IT 法務の書籍は弁護士向けと開発者向けで層が分かれがちですが、本書はその両方に足場を置いています。法律用語に不慣れな読者には最初の数章が重く感じられるものの、読み進めるほど「あのプロジェクトの失敗はこう言語化できたのか」という発見が増えていきます。トラブルを未然に防ぐための契約設計や証跡管理を意識したい開発組織にとって、手元に置く意味のある参考書です。

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