だからフェイクにだまされる
ダカラフェイクニダマサレル
進化心理学から読み解く
- 著者:
- 石川 幹人(イシカワ マサト)
- 注目:
- 総合 2207 位
- 出版社:
- 筑摩書房
- 出版日:
- 2022年05月11日頃
- ISBN:
- 9784480074799
- シリーズ:
- ちくま新書 1652
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
人がフェイクニュースや嘘にだまされてしまう 7 つの心理的トリックを取り上げ、「疑う」態度を身につけることを推奨し、かつ社会的制度作りも必要なことを解く。「フェイクニュース」が、社会に只ならぬ影響を与えるようになって久しい。コロナ禍でも、誤情報が人々を撹乱している。本書では進化心理学を基に、フェイクニュースひいては人と情報を取り巻く遺伝的・文化的背景を解き明かす。これにより、人々が「なぜだまされてしまうのか」「なぜ広めてしまうのか」が理解できるはずだ。そのうえで個人の情報リテラシー力強化による努力だけではなく、社会的な制度や取り組みが必要とされる背景にも触れる。
技書の森解説
『だからフェイクにだまされる』 (石川幹人 著、筑摩書房、2022 年 5 月刊) は、人がフェイクニュースや嘘にだまされ、さらに広めてしまう心理の仕組みを、進化心理学をもとに解き明かすちくま新書です。副題は「進化心理学から読み解く」です。版元の案内には、人がだまされてしまう 7 つの心理的トリックを取り上げ、「疑う」態度を身につけることを勧めながら、社会的な制度作りも必要なことを説く本とあります。
進化心理学から見たフェイクと人の心
進化心理学は、人の心の働きを、祖先が暮らした環境で生き延びて子孫を残すことに役立った性質として説明しようとする心理学の分野です。版元の内容紹介は、コロナ禍でも誤情報が人々を撹乱していると書いたうえで、本書が進化心理学を基に、フェイクニュースひいては人と情報を取り巻く遺伝的 / 文化的背景を解き明かすとし、「なぜだまされてしまうのか」「なぜ広めてしまうのか」という 2 つの問いを掲げています。
見かけから部族意識まで全 7 章と終章
目次は、第 1 章「見かけがつくるフェイク」、第 2 章「共感に訴えるフェイク」、第 3 章「言語が助長したフェイク」、第 4 章「自己欺瞞に巣くうフェイク」、第 5 章「科学の信頼を利用したフェイク」、第 6 章「誤解から生じるフェイク」、第 7 章「結束を高めるフェイク」の 7 章と、終章「フェイクとどのように対峙していくか」です。各章には副題が付き、第 2 章には「人の話を信じる理由」、第 4 章には「承認欲求の暴走」、第 5 章には「未来予測の限界」、第 7 章には「部族意識の功罪」が添えられています。
個人の情報リテラシーと社会の制度
版元の内容紹介は、個人の情報リテラシー力強化による努力だけではなく、社会的な制度や取り組みが必要とされる背景にも触れると書いています。国立国会図書館の書誌では文献ありと記録されています。
著者の石川幹人は、明治大学情報コミュニケーション学部教授、博士 (工学) で、専門は認知情報学および科学基礎論と版元のプロフィールにあります。東京工業大学理学部応用物理学科を卒業し、松下電器のマルチメディアシステム研究所や新世代コンピューター技術開発機構の研究所をへて、明治大学文学部に移った経歴も記されています。本書は、フェイクにだまされ広めてしまう心理を、見かけ、共感、言語から部族意識までの全 7 章と、フェイクとの向き合い方を扱う終章に収めています。
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