はじめてのニュース・リテラシーの表紙

はじめてのニュース・リテラシー(ハジメテノニュースリテラシー)

その他
著者:
白戸 圭一(シラト ケイイチ)
出版社:
筑摩書房
出版日:
2021年03月08日頃
ISBN:
9784480683984
シリーズ:
ちくまプリマー新書 371
在庫:
在庫あり
3.43(9 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
ニュース・リテラシー情報リテラシーフェイクニュース対策メディアリテラシー情報評価ジャーナリズム情報信頼性批判的思考デジタルリテラシー社会問題

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書籍紹介

フェイク、陰謀論、偏向、忖度、感性のズレーー情報はなぜ歪んで/偏ってしまうのか。ニュースの作られ方から、信頼できる情報の見分け方までを平易に説く。

技書の森解説

情報の受け手側の心構えを説く本は数多くありますが、本書の持ち味は「ニュースがどう作られるか」という送り手側の内実から話を始めるところにあります。フェイク、陰謀論、偏向、忖度。情報が歪む背景には、悪意だけでなくニュース制作という営みの構造そのものがある。その仕組みを理解した上で、信頼できる情報の見分け方へ進む構成です。著者は白戸圭一氏、 2021 年 3 月にちくまプリマー新書として刊行されました。

中高生を主読者とするレーベルの一冊なので、文章は平易で前提知識は求められません。それでいて、報道が生まれる過程の解説は、ニュースを毎日消費している大人にとっても盲点を突く内容です。「マスコミは偏っている」といった雑な断定でも、「大手メディアなら安心」という素朴な信頼でもなく、歪みの発生源を具体的に理解した上で情報と付き合う。この距離感を身につけさせてくれる点が、単なるフェイク検出のテクニック集と異なります。

ニュースアプリやレコメンドシステムを作る側のエンジニアにも意外に効く本です。配信の仕組みを設計する人間が、素材であるニュースの生成過程と歪みの構造を知っているかどうかは、プロダクトの倫理設計に響きます。子どもに情報との付き合い方を教えたい保護者や教員も含め、ニュースという身近な題材から情報リテラシーに入る最初の一歩として据えやすい新書です。

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