ソーシャルメディア論・改訂版

ソーシャルメディアロン・カイテイバン

つながりを再設計する

ソーシャルメディア論・改訂版の表紙
その他
著者:
藤代 裕之(フジシロ ヒロユキ)
出版社:
青弓社
出版日:
2019年02月27日頃
ISBN:
9784787234490
在庫:
在庫あり
4.4(5 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
ソーシャルメディアメディアリテラシーデジタル社会インターネット文化情報社会論デジタルコミュニケーションソーシャルネットワークデジタル変革メディア研究情報リテラシー

なぜ注目されているか

総合2489位

書籍紹介

すべてをつなげるソーシャルメディアをどのように使いこなすのかーー歴史や技術、関連する事象、今後の課題を学び、人や社会とのつながりを再設計するメディア・リテラシーの獲得に必要な視点を提示する。新たなメディア環境を生きていくための教科書。

技書の森解説

『ソーシャルメディア論・改訂版』 (藤代 裕之 編著、青弓社、2019 年 2 月刊) は、ソーシャルメディアと社会の関係を学ぶための教科書です。版元の書籍ページの見出しには「つながりを再設計する」が添えられています。版元の紹介文には、「歴史や技術、関連する事象、今後の課題を学び、人や社会とのつながりを再設計するメディア・リテラシーの獲得に必要な視点を提示する」教科書とあります。書誌の目次では、第 1 章を編者の藤代 裕之が書き、ほかの章は木村昭悟、一戸信哉、西田亮介、五十嵐悠紀を含む執筆者が分担しています。

歴史 / 技術 / 法から地域 / 教育までの 3 部 15 章

本書は「はじめに」、3 部 15 章、あとがきで構成されています。第 1 部「歴史を知る」は、第 1 章「歴史」、第 2 章「技術」、第 3 章「法」です。第 2 部は第 4 章「ニュース」から第 10 章「モノ」までの 7 章で、ニュース、広告、政治、キャンペーン、都市、コンテンツ、モノを扱います。第 3 部「未来を考える」は、第 11 章「地域」、第 12 章「共同規制」、第 13 章「システム」、第 14 章「教育」、第 15 章「人」です。

第 2 章のオープンプライバシー社会と第 13 章のフィルターバブル

第 2 章は副題に「オープンプライバシー社会」を掲げ、「つなげる」技術の仕組みと、その恩恵とのバランスを論じます。Web サイトをまたいで閲覧の履歴を同じ利用者に結び付ける仕組みの 1 つが Cookie です。第 13 章には「フィルターバブルによるセレンディピティーの減少」という節があります。

第 3 章「法」は、ネット上の権利侵害と表現の自由、インターネット関連法の発展、「媒介者」としての事業者の責任を定めた法律、一般ユーザーによる発言の責任、プライバシーの順に進みます。この法律 (特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律) は 2024 年に改正法が成立し、2025 年 4 月の施行で法律名が「特定電気通信による情報の流通によって発生する権利侵害等への対処に関する法律」に変わったと総務省が案内しています。

改訂版で入れ替わった章、フェイクニュースと関係人口

版元の解説によると、本書は 2015 年刊の『ソーシャルメディア論』の改訂版です。改訂では、アメリカ大統領選挙で明らかになったフェイクニュースの危険性について各章を更新し、旧版の「権利」「メディア」の章を「コンテンツ」「地域」に改めて、二次創作や関係人口といった話題を組み込んだと案内されています。第 4 章には「フェイクニュースとプラットフォームの責任」という節があり、第 11 章「地域」には関係人口と「風の人」を扱う節が置かれています。

章題と節題に並ぶのは、報道、広告、選挙、都市、教育といった社会の領域ごとの論点です。本書は、ソーシャルメディアの歴史、技術、法の基礎から、ニュース、政治、地域、教育までを 3 部 15 章に収めています。

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