情報技術が拓く人間理解(ジョウホウギジュツガヒラクニンゲンリカイ)
ハードウェア- 著者:
- 仁科 エミ/辰己 丈夫(ニシナ エミ/タツミ タケオ)
- 出版社:
- 放送大学教育振興会
- 出版日:
- 2020年03月20日頃
- ISBN:
- 9784595322150
- シリーズ:
- 放送大学教材
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
情報通信技術の進展は、私たちの社会生活を大きく変貌させ、そのなかで生きる人々の思考・行動にも大きな影響を及ぼしている。 IoT 環境、ライフログ技術、ビッグデータ、人工知能など情報通信技術に関する新しい技術とその可能性、社会的有用性、そしてそれらが人間および社会に及ぼす影響についての知識を深める。同時に、遺伝子研究や脳における情報処理についての知見を紹介し、人間と情報環境との関わりについて考察する。
1.科目の全体像 2.遺伝情報の基本原理 3.遺伝情報からの人間理解 4.生命体のなかでの情報の働き 5.イメージング技術が描き出す脳内情報伝達 6.視聴覚情報メディアの発展と人間の応答 7.非言語行動に着目した会話インタラクションの理解 8.ライフログ技術を使った社会活動の理解と活用 9.博物館・美術館での情報技術の利用と展開 10.人間の学習行動と学習環境のデザイン 11.人間を理解するためのロボット 12.データサイエンス・ビッグデータ 13.データクレンジング・人工知能の登場と倫理 14.人工知能の活用と人間理解 15.まとめと展望
技書の森解説
コンピュータサイエンスの教科書は「技術をどう作るか」に焦点を当てるものがほとんどですが、本書は視点を反転させ、「情報技術を通じて人間について何がわかるか」を問う構成をとっています。放送大学の教材として制作されており、仁科エミ氏をはじめとする複数の研究者が、感覚・知覚、認知、コミュニケーションといった人間の情報処理のさまざまな側面を、情報技術との関わりから解説します。
特定のプログラミング言語やフレームワークを学ぶ本ではなく、「なぜ人間はこのインタフェースを使いやすいと感じるのか」「なぜ特定の情報提示が誤解を生むのか」といった、技術と人間の接点を学際的に考えるための教養書です。情報系の学生が人間中心設計やヒューマンコンピュータインタラクションの背景知識を得る入り口として、あるいはエンジニアが設計判断の奥にある認知科学的な根拠を知りたいときの手がかりとして機能します。
放送大学教材であるため記述は平易で体系的ですが、章ごとに独立性が高い構成です。関心のある章から拾い読みしても理解が途切れにくい点は、通読の時間をまとめて取りにくい社会人学習者にとって利点になります。
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