ソフトウェア工学入門改訂新版

ソフトウェア コウガク ニュウモン

ソフトウェア工学入門改訂新版の表紙
その他
著者:
河村一樹(カワムラ, カズキ)
出版社:
近代科学社
出版日:
2003年12月
ISBN:
9784764903074
在庫:
在庫あり
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総合2765位

書籍紹介

本書は、ソフトウェア工学の発展経緯を前提にした上で、ソフトウェア工学として確立された学問知識および応用技術について体系的にまとめたものである。

技書の森解説

『ソフトウェア工学入門改訂新版』 (河村 一樹 著、近代科学社、2003 年 12 月刊) は、ソフトウェアの本質と工学の概要から、モデリング、開発技術、品質、開発環境までを扱う教科書です。版元は本書を、ソフトウェア工学に関心をもち始めた人と大学等で学び始める学生に向けた入門的な教科書と案内しています。書誌の紹介文には、ソフトウェア工学の発展経緯を前提にしたうえで、学問として確立された知識と応用技術を体系的にまとめたとあります。国立国会図書館の書誌では書名を「ソフトウェア工学入門」、版表記を「改訂新版」としており、版元は初版から十数年を経て、オブジェクト指向やビジュアル開発環境を取り上げる構成に改めたと案内しています。

ソフトウェアの本質から開発環境まで、全 7 章の構成

本文は全 7 章と参考文献で構成されています。冒頭の「ソフトウェアの本質」では分割統治、モジュラリティ、段階的詳細化、情報隠蔽、抽象化という概念と、よいソフトウェアの条件を整理します。続く「ソフトウェア工学の概要」で分野の発展経緯と目標、成果をまとめ、「ソフトウェアのモデリング」ではプロセスモデル、規模見積りと原価見積りを含むコストモデル、要求モデルを扱います。第 4 章「ソフトウェア開発技術 (構造化技法)」と第 5 章「ソフトウェア開発技術 (オブジェクト指向技法)」が開発技術を扱う 2 章で、第 6 章「ソフトウェアの品質」は品質特性、テスト技法、レビューと信頼性予測による品質管理を、第 7 章「ソフトウェアの開発環境」は CASE の変遷と構成、IDE を取り上げます。

第 4 章の構造化技法と第 5 章のオブジェクト指向技法

構造化技法は、データの流れを図に描いて機能を分け、分けた機能をモジュールの階層に落とし、順次、選択、反復の 3 つの制御構造だけでプログラムを組むという一連の考え方です。本書の第 4 章も、データフローダイアグラム、データディクショナリ、ミニスペックによる構造化分析から、バブルチャートとモジュール構造図による構造化設計、構造化定理と構造化チャートによる構造化プログラミングへと順に進みます。一方の オブジェクト指向 は、データとそれを扱う手続きをひとまとまりにして部品を組み立てる発想で、第 5 章は両者のパラダイムを対比する節を置いたうえで、分析設計技法の変遷と UML へ進みます。

第 3 章の見積りと第 6 章の品質特性、テスト技法

本書はコストモデルとして規模見積りと原価見積りを扱い、第 6 章ではベームの品質特性と JIS 規格の品質特性という 2 つの品質の枠組みを示します。ソフトウェアテスト については、テストとは何かという定義からテストケース設計、モジュールを組み上げながら進める集積テストまでを取り上げ、品質管理の手段としてレビューと信頼性予測が続きます。本文の中には該当する参考文献を参照できるよう列挙したと版元は案内しています。本書は、ソフトウェアの本質と工学の発展経緯から、モデリング、構造化技法とオブジェクト指向技法、品質、開発環境までを全 7 章に収めています。

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