すぐに実践できる! キヤノン DPP 活用事典

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すぐに実践できる! キヤノン DPP 活用事典の表紙
入門書
著者:
桐生 彩希(キリュウ サイキ)
出版社:
玄光社
出版日:
2023年02月24日
ISBN:
9784768317259
在庫:
在庫あり
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初級者向け
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書籍紹介

キヤノン DPP4 解説書の決定版!

キヤノンの無償 RAW 現像ソフト DPP (Digital Photo Professional 4) を使用して、補正したい RAW 現像を本書の解説を見ながらすぐに試すことができる活用ガイドブックです。テーマごとに 5 ステップ程度で操作を解説していくため、目的の補正を直感的に理解できるようになります。とにかく効率よく目的の RAW 現像を行いたいというキヤノンユーザーにおすすめの解説書です。

■chapter1 写真編集のための基礎知識
1 写真の編集が行える「メイン画面」と「セレクト編集画面」

2「メイン画面」で写真を編集する方法

3「セレクト編集画面」で写真を編集する方法

4 写真編集の主要機能「ツールパレット」の使い方

5 異なるフォルダーにある写真をまとめて編集するには …ほか

■chapter2 色調整の基本を覚えよう
1 写真の明暗や色を自動的に補正する

2 撮影シーンに似合う色調に整える

3 明るさとコントラストを補正する

4 色の偏りを軽減する

5 イメージする色に作り込む …ほか

■chapter3 イメージする色調に仕上げよう
1 明るくて爽やかなハイキー調の写真にする

2 暗くて重厚なローキー調の写真にする

3 逆光で暗い写真を明るくする

4 ソフトな描写の軟調な仕上がりにする

5 ラフでハードな描写の硬調な仕上がりにする

6 鮮やかな色彩にする

7 肉眼で見たようなやわらかな明暗にする

8 特定の色だけを補正する

9 色の濃度を調整して深みや淡さを出す

10 コントラストを自在に補正する …ほか

■chapter4 イメージする色調に仕上げよう
1 解像感の高い仕上がりにする

2 エッジがクッキリとしたシャープな仕上がりする

3 ザラザラなノイズを軽減して滑らかな画質にする

4 エッジに生じた色にじみを軽減する

5 撮像素子に付着したゴミやホコリの像を消去する

6 穏やかで落ち着きのある色調にする

7 ドラマチックなシルエット写真にする

8 夕方の雰囲気を出す

9 凛とした冷たさを表現する

10 暑苦しさを感じる写真にする …ほか

■chapter5 DPP の機能を使いこなそう
1「トーンカーブ調整」を使いこなす

2 複数の写真を合成して作品を作る

3 複数の写真を合成して広い範囲にピントを合わせる

4「RAW バーストモード」で撮影した写真を扱う

5 解像感やボケの位置をシフトして繊細な描写を整える …ほか

技書の森解説

キヤノンのカメラで RAW 撮影はしているものの、付属の現像ソフトをどこから触ればよいか分からない人に向けた一冊です。『すぐに実践できる! キヤノン DPP 活用事典』 (桐生 彩希 著、玄光社、2023 年 2 月 24 日発売) は、キヤノンの無償 RAW 現像ソフト DPP (Digital Photo Professional 4) を使い、補正したい RAW 現像を解説を見ながらすぐに試せる活用ガイドブックとして版元が案内している本です。副題は「直感的にツール操作を理解して効率よく RAW 現像をマスター!」で、版元は「とにかく効率よく目的の RAW 現像を行いたいというキヤノンユーザー」に向けた解説書と位置づけています。著者は刊行時の紹介でレタッチャー、フォトグラファー、フリーライター、エディターとされ、広告写真のレタッチにも携わっていると説明されています。

5 つの chapter の構成、画面の基礎から DPP の機能の使いこなしまで

版元の内容紹介には chapter1 から chapter5 までの項目が並び、どの chapter も末尾が「…ほか」で省略された抜粋です。chapter1「写真編集のための基礎知識」は、写真の編集が行える「メイン画面」と「セレクト編集画面」の違いや、写真編集の主要機能である「ツールパレット」の使い方、異なるフォルダーにある写真をまとめて編集する方法から始まります。chapter2「色調整の基本を覚えよう」は、明暗や色の自動補正、明るさとコントラストの補正、色の偏りの軽減といった基本の調整です。続く 2 つの chapter は版元の一覧ではどちらも「イメージする色調に仕上げよう」の題で並び、前者はハイキー調とローキー調、逆光で暗い写真の補正、軟調と硬調、特定の色だけの補正を、後者は解像感やシャープさ、ノイズの軽減、エッジに生じた色にじみの軽減、撮像素子に付いたゴミの像の消去、夕方の雰囲気やシルエットといった表現を項目に挙げています。chapter5「DPP の機能を使いこなそう」には、「トーンカーブ調整」の使いこなし、複数の写真の合成、合成で広い範囲にピントを合わせる方法、「RAW バーストモード」で撮影した写真の扱い、解像感やボケの位置をシフトする調整が並びます。

テーマごとに 5 ステップ程度で進む、目的から引く作り

版元によると、本書はテーマごとに 5 ステップ程度で操作を解説しているため、目的の補正を直感的に理解できる作りです。項目名が「逆光で暗い写真を明るくする」「夕方の雰囲気を出す」のように仕上がりの狙いで書かれているので、ソフトのメニューの順ではなく、撮った写真をどうしたいかから手順を探せます。RAW のデータは、撮像素子が記録した情報をカメラ内で JPEG に仕上げる前の段階で残したもので、ホワイトバランスや明るさ、コントラスト、シャープネスを後から大きく動かしても画質が崩れにくいことが利点です。その反面、調整の項目が多く、どれをどの順に動かせば狙いに近づくのかが初心者には見えにくいという難しさがあります。シャープネスを上げればノイズも目立ちやすくなり、明るさを持ち上げれば暗部のザラつきが表に出るように、調整どうしは影響し合います。

事典の名を持つ本で、最初から通して読むほかに、手元の写真で困ったときに該当する項目を開く使い方もできます。NDL の書誌では索引ありと記録されており、機能の名前から目的の頁へたどる方法は 索引を引く習慣 も参考になります。本棚に置いて必要なときに開く使い方は、リファレンスとしての本の使い方 も参考になります。

DPP4 で現像するキヤノンユーザーに向く理由と、向かない場面

本書が扱うのはキヤノンの DPP4 なので、他社のカメラで撮った RAW を別の現像ソフトで扱う人には、操作の手順はそのまま当てはまりません。レイヤーを重ねて画像を作り込むレタッチを学びたい場合は、画像編集ソフトを主題にした本のほうが目的に近づきます。また 2023 年 2 月の刊行のため、画面の配置や機能名の細部は手元の DPP4 の版と照らし合わせながら読む必要があります。一方で、撮影した RAW を JPEG の撮って出しより一歩よい仕上がりにしたい人、逆光や色かぶりといった撮影時の失敗を現像で取り戻したい人にとって、本書は狙いから手順を引ける一冊です。

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