IntelliJ IDEA ハンズオン

インテリジェイ アイデア ハンズオン

基本操作からプロジェクト管理までマスター

IntelliJ IDEA ハンズオンの表紙
プログラミング
著者:
山本裕介 / 今井勝信(ヤマモト, ユウスケ / イマイ, マサノブ)
出版社:
技術評論社
出版日:
2017年11月
ISBN:
9784774193830
在庫:
在庫あり
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言及数
752位
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技書の森解説

IntelliJ IDEA は、チェコの JetBrains 社が開発した統合開発環境 (IDE) で、本書はその使い方を短いコードを書きながら身につけるハンズオン形式の入門書です。著者は山本裕介と今井勝信の 2 名、版元は技術評論社で、2017 年 11 月 8 日に発売されました。副題は「基本操作からプロジェクト管理までマスター」です。版元の紹介文によれば、第 1 部では編集、実行、デバッグ、移動、バージョン管理、データベースとの接続を扱い、第 2 部では Java EE や Spring、Scala や Kotlin のプロジェクトを取り上げて、現場の開発で使う操作方法を解説します。無償版の IntelliJ IDEA Community Edition の機能を中心に、Ultimate Edition の高度な機能も紹介すると案内されています。刊行時の版元の著者紹介では、山本裕介は JetBrains 製品を販売する株式会社サムライズムの代表取締役、今井勝信は日本ユニシス株式会社所属のシステムエンジニアです。

第 1 部 基本操作編、編集からデータベース操作までの 7 章

第 1 部は第 1 章から第 7 章までです。第 1 章「はじめに」は、インストーラと JetBrains Toolbox によるインストール、初期設定ウィザードと JDK の設定、カラーテーマやキーマップの変更、プラグインのインストールを扱い、Eclipse や NetBeans との違いと移行についてのコラムを含みます。第 2 章「開発を始める」でプロジェクトの作成と画面のレイアウトを確かめたあと、第 3 章「ファイルの編集」は HTML ファイルの作成とプレビューから始まり、編集と補完の節で Intention Action、Emmet、Live Template、Postfix completion、変数の抽出とインライン化、コードフォーマット、リネームリファクタリングを取り上げます。第 4 章「実行・デバッグ」は FizzBuzz のコードを Maven プロジェクトで書き、Inspection、ブレークポイントとブレーク条件、Chronon プラグインによる実行結果の巻き戻し、テストケースの作成と実行へ進みます。

第 5 章「プロジェクト内の移動 (Navigation)」はシンボル、ファイル、ディレクトリの間の移動と Search Everywhere を扱います。第 6 章「バージョン管理システム」はリポジトリの初期化からコミット、ブランチの作成、コンフリクトの解決、リモートリポジトリへのプッシュまでを順に追います。第 7 章「データベースを操作する」は、データベースへの接続、Database ツールウィンドウ、テーブルエディターによるデータの編集とエクスポート、Database コンソール、ソースコードとの連係、スキーマやデータの比較を取り上げます。

第 2 部 本格開発編、Java EE と Spring と JVM 言語

第 8 章「IntelliJ IDEA のプロジェクト管理」は、プロジェクトの考え方と Project Structure ダイアログの各カテゴリ (Project、Module、Libraries、Facets、Artifacts) を説明し、ファイルのエンコーディング、改行コード、コンパイラーのメモリやオプション、言語レベル、自動ビルド、注釈プロセッサーといった設定の悩みに答えます。第 9 章「Java EE プロジェクトで開発する」は、アプリケーションサーバーの実行設定に続いて、CDI と Bean Validation、Servlet と JSP、JSF と Facelets、JPA、EJB、JAX-WS と JAX-RS の Web サービスについて、IDE の開発サポートを扱います。第 10 章「いろいろなプロジェクトで開発する」は Spring と Spring Boot のプロジェクト、Groovy と Kotlin と Scala の利用に加え、WebStorm、PhpStorm、RubyMine、PyCharm のように HTML と JavaScript、PHP、Ruby、Python を扱う使い方を示します。

IntelliJ IDEA のような IDE は、ソースコードを構文と型の情報まで解析し、その結果を編集の操作に結びつけます。コードを実行せずに問題の候補を見つける 静的解析 を編集の最中に行えば、書いた直後に誤りの候補が示されます。外部の振る舞いを変えずにコードの構造を変える リファクタリング も、名前と参照先を解析した結果に基づくため、呼び出し元を含めて一度に書き換えられます。IntelliJ プラットフォームの上に WebStorm や PyCharm のような言語ごとの IDE が作られているため、1 つの IDE で覚えた操作は他の JetBrains の IDE にも持ち込めます。

Java と Kotlin と Scala の開発者に向く理由

版元が挙げるおすすめの読者は「Java・Kotlin・Scala のプログラミングをより楽しみたい方」で、紹介文は PhpStorm や RubyMine のような JetBrains の他の IDE を使う人にも本書が役立つとしています。目次には Java の文法を説明する章がありません。また、本書は 2017 年 11 月の刊行で、画面の構成やメニューの名前、題材にする Java EE や Spring Boot のプロジェクトは、刊行時点の IntelliJ IDEA と周辺技術を前提にしています。Eclipse や NetBeans から移る人を含めて、IntelliJ IDEA の操作を編集、実行とデバッグ、バージョン管理、データベース操作の順に手を動かして覚え、第 2 部で Java EE や Spring Boot のプロジェクトの扱いまで進みたい人に向く入門書です。

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