「 AI で仕事がなくなる」論のウソ(エーアイデシゴトガナクナルロンノウソ)
この先 15 年の現実的な雇用シフト
AI・機械学習- 著者:
- 海老原嗣生(エビハラツグオ)
- 出版社:
- イースト・プレス
- 出版日:
- 2018年05月14日頃
- ISBN:
- 9784781616667
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
AI で人の仕事が消滅する……。
研究者による「 20 年以内に 49%の仕事が消える」との予測から、 5 年が経った。
その間、「 AI 時代に生き残る仕事は?」、「 AI に負けないスキルを身につけよう!」といった話題で持ちきりだ。
AI で仕事から解放されるという楽観論、 AI で職にあぶれた貧困者が続出するという悲観論。多くの論があるものの、そもそも”議論の土台”自体からして、正しいのだろうか?
○研究者は仕事現場の”リアル”を知っているのか?
○導入コストやロボッティクスの開発スピードは考えているか?
○現在の雇用体系は理解されているのか?
○ AI の影響はあるにしても、具体的にどんなプロセスを経るのか?
AI による雇用への影響が、どこからどんなペースで広がっていくかを徹底検証。
長年雇用を見つめてきたカリスマがひもとく、「足元の」未来予想図。
これからの日本にとって、 AI は救世主か?亡国者か?そして確実にやって来る「すき間労働」社会とは……?
井上智洋准教授、山本勲教授をはじめ、専門家や現場のスペシャリストたちの対談も収録。
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はじめに
Chapter1. しっかり振り返ろう、 AI の現実
§ 1.ただいま人工知能は第 3 回目のブーム
§ 2.ディープラーニングも AI 進化の通過点でしかない
§ 3.「 AI で仕事がなくなる」論の研究価値
§ 4.世紀の発明による社会変化と雇用への影響
§ 5.プロが見た AI 亡国論の妥当性
Chapter2. AI で人手は要らなくなるのか、実務面から検証する
§ 1.AI で仕事はどれだけ減るか 1--事務作業の未来
§ 2.AI で仕事はどれだけ減るか 2--サービス流通業の未来
§ 3.AI で仕事はどれだけ減るか 3--営業職の未来
Chapter3. この先 15 年の結論。 AI は救世主か、亡国者か
Chapter4. 15 年後より先の世界。“すき間労働社会”を経て、“ディストピア”か?
おわりに
技書の森解説
「 20 年以内に半分近くの仕事が消える」という研究者の予測が広まって以降、 AI と雇用をめぐる議論は楽観論と悲観論の間で揺れ続けてきました。本書が突くのは、その議論の土台そのものです。雇用問題を長く見つめてきた海老原嗣生氏が、研究者は仕事現場の実態を知っているのか、導入コストやロボット開発の速度は織り込まれているのか、と問いを立て直します。 2018 年 5 月にイースト・プレスから刊行されました。
検証は具体的です。人工知能のブームの経緯とディープラーニングの位置づけを押さえたうえで、事務作業、サービス・流通業、営業職のそれぞれについて、 AI で仕事がどの範囲から、どんな順序と速度で置き換わっていくかを実務の側から積み上げます。結論として描かれるのは、一夜にして職が消える断絶ではなく、 15 年程度をかけて進む雇用シフトと、その先に現れる「すき間労働」社会の姿です。経済学者や現場の専門家との対談も収められています。
技術の予備知識は不要です。生成 AI の広がった 2020 年代に読み返すと個別の見立てには時代の刻印がありますが、センセーショナルな数字がどう独り歩きするか、雇用制度や費用対効果という現実の摩擦をどう織り込むべきかという検証の作法は古びておらず、 AI と仕事をめぐる言説に対して疑う目を養えます。
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