PHPフレームワークLaravel入門第2版の表紙

PHP フレームワーク Laravel 入門第 2 版(ピーエイチピーフレームワークララベルニュウモンダイニハン)

プログラミング
著者:
掌田津耶乃(ショウダツヤノ)
出版社:
秀和システム
出版日:
2019年12月30日頃
ISBN:
9784798060996
在庫:
在庫あり
5(4 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
PHPプログラミングLaravelMVCバリデーションBootstrapAuthフレームワークWeb開発ディレクティブ

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書籍紹介

PHP フレームワークのロングセラー定番解説書が、新バージョン対応で改訂! 本書は、 Laravel のインストールから、フレームワークの中心になる Model-View-Controller (MVC) の使い方、開発に役立つ各種機能をわかりやすく解説した入門書です。新しいディレクティブ (@csrf/@error) 、バリデーションルール (増補解説+自作) 、 Bootstrap によるぺジネーションリンク、 Auth (Laravel/ui パッケージ) の使い方などの項目を追加しました!

技書の森解説

素の PHP でページごとに処理を書いていた人が、フレームワークという土台の上で Web アプリケーションを組み立てられるようになるための入門書です。『 PHP フレームワーク Laravel 入門 第 2 版』 (掌田津耶乃 著、秀和システム、 2019 年 12 月刊) は、 Laravel のインストールから、フレームワークの中心になる Model-View-Controller (MVC) の使い方、開発に役立つ各種機能までを順に解説します。版元はこの本を「ロングセラー定番解説書」の新バージョン対応改訂と位置づけており、初版の後に本書、さらに第 3 版が同じ著者・同じ版元から刊行されているシリーズの中間にあたる版です。

全 7 章の構成、 Laravel の準備から認証とテストまで

構成は全 7 章です。 Chapter 1 で PHP 開発の問題点とフレームワーク導入の意味を確認したうえで Composer によるインストール、プロジェクトの作成、 XAMPP へのデプロイまでを済ませ、 Chapter 2 でルーティングとコントローラ、 Chapter 3 でビューと Blade テンプレートの構文を学びます。 Chapter 4 「リクエスト・レスポンスを補完する」ではミドルウェアやバリデーションを扱い、 Chapter 5 でデータベースの利用とマイグレーション・シーディング、 Chapter 6 で Eloquent ORM へ進みます。 Chapter 7 はリソースコントローラによる RESTful サービス、セッション、ペジネーション、 Auth による認証、 PHPUnit を使ったユニットテストをまとめて扱い、末尾の「今後の学習」でフロントエンドとの連携、サービス、キューとジョブ、 Artisan コマンドの開発を次の課題として示します。サンプルコードは版元のダウンロードサービスで提供されます。

第 2 版の追加項目、@csrf と laravel/ui の Auth

版元が第 2 版で追加したと案内する項目は、新しいディレクティブの @csrf と @error 、バリデーションルールの増補解説と自作、 Bootstrap によるペジネーションリンク、 Laravel/ui パッケージを使った Auth の使い方です。@csrf はフォームに CSRF 対策のトークンを埋め込むための短い記法で、@error は項目ごとのバリデーションエラーの表示を簡潔に書けるようにするものです。認証のひな形が本体から laravel/ui という別パッケージに分かれた構成は、 Laravel を初めて学ぶ人が公式ドキュメントと古い解説記事の食い違いに戸惑いやすい箇所で、本書はその手順を第 2 版時点の形で通して見せます。対応する Laravel のバージョン番号は版元の案内には明記されていませんが、 Chapter 1 に「 Laravel のバージョンについて」という節が置かれ、バージョンの考え方を学習の入口で整理する構成です。

素の PHP の問題点から MVC とマイグレーションへ進む技術背景

PHP はファイルを置けば動く手軽さが強みですが、その手軽さのままアプリケーションが育つと、画面の HTML とデータベース操作とビジネスロジックが一つのファイルに混ざり、 URL とファイルの対応や入力値の検証を毎回手書きすることになります。フレームワークが解決するのはまさにこの部分で、ルーティングが URL と処理の対応を一元化し、コントローラ・ビュー・モデルの分担が責務を分け、 Blade のようなテンプレートエンジンが出力のエスケープを既定で行います。データベース側では、テーブル定義をコードとして管理するマイグレーションと、テストデータを投入するシーディングによって、開発環境の再現が手作業の SQL から解放されます。 Eloquent はテーブルの行をオブジェクトとして扱う ORM で、リレーションの表現や取得条件の組み立てを PHP のメソッド呼び出しで書けるため、 SQL を直接書く場面が大きく減ります。本書はこれらを一つずつ、動かして確かめる順番で並べているため、フレームワークの各機能が「どの手作業を置き換えているのか」を対応づけながら学べます。

PHP 経験者が Laravel を初めて触るときの前提と注意

版元の分類は IT 系書籍のプログラミング言語で、 PHP の文法そのものを一から教える本ではありません。 PHP でクラスや配列を扱った経験があり、これから Laravel でアプリケーションを作る人が、REST API 的な設計のリソースコントローラや認証、テストまでを一冊で見渡す使い方に向きます。注意点は刊行時期です。本書は 2019 年末時点の Laravel を前提に書かれており、認証パッケージやディレクトリ構成はその後の版で変わり得るため、手元で新しいバージョンを使う場合は、同じ著者による第 3 版との選択を版元の案内で確認するか、公式ドキュメントで差分を補う姿勢が必要です。また、フロントエンドフレームワークとの連携やキュー処理は「今後の学習」として案内されるにとどまるため、 SPA や非同期ジョブを主戦場にしたい人には次の一冊が要ります。

すでに Laravel で開発している人が機能の深掘りを求めるなら、同じ著者の『 PHP フレームワーク Laravel 実践開発』 (秀和システム) のような実践編が候補になります。一方、 PHP は書けるがフレームワークは初めてという人、あるいは他言語のフレームワーク経験を PHP に移したい人にとって、本書はインストールから認証とテストまでを一本の道筋で歩かせてくれる入門書です。第 2 版で追加された @csrf や laravel/ui の手順が必要な環境で学ぶ人には、そのまま手を動かせる教材として元が取れる一冊です。

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