PostgreSQL 徹底入門 第 4 版 インストールから機能・仕組み、アプリ作り、管理・運用まで

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PostgreSQL 徹底入門 第 4 版 インストールから機能・仕組み、アプリ作り、管理・運用までの表紙
アプリケーション
著者:
近藤 雄太 / 正野 裕大 / 坂井 潔 / 鳥越 淳 / 笠原 辰仁 / 石井 達夫(コンドウユウタ / マサノユウタ / サカイ キヨシ / トリコシアツシ / カサハラ タツヒト / イシイ タツオ)
出版社:
翔泳社
出版日:
2019年10月04日頃
ISBN:
9784798160436
在庫:
在庫あり
4(2 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
SQLアプリケーションプログラミングPostgreSQLデータベースLinuxUNIXロジカルレプリケーションパラレルクエリ管理・運用

なぜ注目されているか

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書籍紹介

インストールから機能・仕組み、アプリ作り、管理・運用まで
PosgreSQL の基本を一通り学べる定番入門書

PostgreSQL はオープンソースのリレーショナルデータベース管理システム (RDBMS) です。Linux、macOS といった UNIX 系 OS はもちろんのこと、Windows にも対応しています。本書は、初めて PostgreSQL に触れる、あるいはそもそもデータベースに触れるのが初めてという方や、ちょっと使ったことはあるけどもう少し詳しく知りたいという方に向けた入門書です。第 4 版では、PostgreSQL 11 をベースに全面的な改訂を行い、新旧問わず PostgreSQL の基本として初学者が押さえておくべきポイントを選別しています。

日ごろから PostgreSQL と深く関わっている執筆陣が、豊富な経験と知識をもとに、そのインストール方法、SQL の使い方から、アプリケーションの作成、そして運用にいたるまでを、さまざまな分野 / 視点から解説しています。また、PostgreSQL の最新の機能であるロジカルレプリケーションやパラレルクエリに関しても解説しています。

【構成】
Chapter 1 PostgreSQL について知ろう

Chapter 2 インストール (Windows 編 / Linux 編)

Chapter 3 Windows で PostgreSQL を使う〜かんたん pgAdmin マニュアル

Chapter 4 SQL 入門

Chapter 5 PHP で PostgreSQL を使う〜PHP アプリケーションの作成 (1)

Chapter 6 PHP で PostgreSQL を使う〜PHP アプリケーションの作成 (2)

Chapter 7 PostgreSQL の仕組みを理解する

Chapter 8 PostgreSQL をきちんと使う

Chapter 9 PostgreSQL をセキュアに使う

Chapter 10 PostgreSQL の動作状況を把握する

Chapter 11 PostgreSQL をメンテナンスする

Chapter 12 PostgreSQL のバックアップとリストア

Chapter 13 レプリケーションを使う

技書の森解説

PostgreSQL を初めてサーバーとして立て、SQL を打ち、アプリケーションからつなぎ、バックアップと監視まで面倒を見る。その一連の流れを 1 冊で通して学べるのが『PostgreSQL 徹底入門 第 4 版』 (近藤雄太 / 正野裕大 / 坂井潔 / 鳥越淳 / 笠原辰仁 著、石井達夫 監修、翔泳社、2019 年 10 月刊) です。副題は「インストールから機能・仕組み、アプリ作り、管理・運用まで」で、第 4 版は PostgreSQL 11 をベースに全面的な改訂を行ったと版元が説明しています。版元が「定番入門書」と位置づけるとおり、想定読者は初めて PostgreSQL に触れる人、データベースそのものが初めての人、少し使ったことはあるがもう少し詳しく知りたい人です。

全 13 章の構成、インストールから運用 / レプリケーションまで

構成は Chapter 1 から Chapter 13 までの全 13 章です。Chapter 1 でデータベースとは何か、PostgreSQL の歴史、公式 Web サイトの歩き方を押さえ、Chapter 2 で Windows と Linux (Yum) へのインストールと起動、自動起動を扱います。Chapter 3 は Windows ユーザー向けに pgAdmin 4 でサーバー追加からデータベース構築、データ編集までを進める章で、Chapter 4 の SQL 入門では psql の使い方、DDL と DML、インデックスと制約、トランザクション、パラレルクエリまでを扱います。Chapter 5 と 6 は PHP で PostgreSQL を使う章で、開発環境のセットアップから、ユーザー登録とログイン、タイムライン表示、フォローとコメント、退会処理を備えた SNS アプリケーションを作ります。後半の Chapter 7 から 13 が管理 / 運用の本体で、プロセスとデータベースファイルの仕組み、日本語の扱いや postgresql.conf の設定、ネットワークとユーザーによるアクセス制御と通信の暗号化、ログ監視、VACUUM と統計情報と実行計画とバージョンアップ、論理バックアップと物理バックアップ、ストリーミングレプリケーション環境の構築と運用へと進みます。

VACUUM と実行計画、運用章が PostgreSQL 学習の要になる理由

PostgreSQL の学習で入門者がつまずくのは、SQL の文法よりも「動かした後」です。PostgreSQL は公式ドキュメントが説明するとおり、行を更新 / 削除しても古い行バージョンを即座に消さず、他のトランザクションから見える間は保持する MVCC の設計なので、不要になった行を回収する VACUUM の役割を理解しないと、テーブルの肥大化や性能低下の原因が読めません。同じ理由で、統計情報が古いと実行計画が最適から外れ、インデックス を張っても使われないという事態が起こります。本書の Chapter 11 が VACUUM、統計情報の解析、テーブルとインデックスの肥大化対策、実行計画を一続きで扱っているのは、この因果関係をそのまま章立てにしたものと読めます。トランザクションが守る ACID の考え方を Chapter 4 で先に押さえ、Chapter 12 と 13 でバックアップとレプリケーションによる保護へつなぐ流れは、データベース管理の基礎教育としてもよく整理されています。

2019 年の PostgreSQL 11 を前提にした版と、向かない使い方

本書は 2019 年刊行時点の PostgreSQL 11 を前提にしています。版元の紹介文は、ロジカルレプリケーションとパラレルクエリの解説も含むと述べています。PostgreSQL 公式のリリースノートによれば、組み込みのロジカルレプリケーションは PostgreSQL 10 で追加され、パラレルクエリは 10 と 11 で強化された機能です。PostgreSQL 公式のバージョン方針 (2026 年 9 月時点の記載) ではメジャーバージョンはおよそ年 1 回リリースされるため、それ以降のバージョンで加わった機能や設定項目の変化は本書の範囲外で、公式ドキュメントで差分を補う前提で読むのが正確な使い方です。前版との違いについて版元が明記しているのは「PostgreSQL 11 をベースに全面的な改訂を行った」という点で、章単位の増減は公表情報からは特定できません。前提知識としては、版元が初めて触れる人向けとしているとおり SQL の経験は要りませんが、Chapter 5 と 6 は PHP でアプリケーションを作る章なので、プログラミング言語にまったく触れたことがない人はこの 2 章だけ歩調が落ちる可能性があります。一方で、目次に性能チューニングを専門に扱う章は無く、プランナやストレージの内部実装を深く追う本でもありません。そこを主目的にする人は、本書で基本動作を身につけた後に専門書へ進むのが適切です。

インストールから PHP アプリ、アクセス制御、バックアップ、レプリケーションまでを 1 冊で通せる入門書は多くなく、業務で初めて PostgreSQL サーバーを任された人、Windows の pgAdmin から始めて Linux 運用へ移りたい人、SQL を学びながら「壊れたときにどう戻すか」まで一度は通しておきたい開発者にとって、投じた時間の回収が早い構成です。データベース書の全体像から選びたい場合は データベース本ガイド も併せて参照してください。PostgreSQL 11 世代の基本を体系立てて身につけたいなら、本書は出発点として堅実な選択です。

この本は技書デッキのカードです (攻撃 2 / 2 枚引く / エナジー +1) 図鑑でこの本を見る

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