本の索引の作り方(ホンノサクインノツクリカタ)
デザイン・グラフィックス- 著者:
- 藤田 節子(フジタ セツコ)
- 出版社:
- 地人書館
- 出版日:
- 2019年10月19日頃
- ISBN:
- 9784805209325
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
本書は、著者や編集者などが書籍の巻末索引を作成する際に必要な実務的な知識と技術を解説する。索引は情報探索の基本でもあり、図書館情報学を学ぶ学生や一般の読者が、索引についての知識を得るための教科書にもなり得る。
はじめに
第 1 章 索引とは
1. 索引とは何か
2. 閉鎖型索引と開放型索引
3. 索引と目次
4. コンピュータによる検索との違い
5. 索引の機能
6. 索引を必要とする本
7. 読者はどのように索引を使うか
8. 索引の利用者は誰か
9. 誰が索引を作るか
10. 索引の種類
11. 索引の歴史
12. 著作権
第 2 章 索引の構造
1. 索引項目
2. 見出し語
3. 主見出し語と副見出し語
4. 固有名詞の見出し語
5. 所在指示
6. 参照
7. 凡例
第 3 章 配列
1. 見出し語の種類
2. 五十音順配列
3. アルファベット順配列
4. 数字順配列
5. 所在指示の配列
第 4 章 レイアウト
1. 概要
2. 凡例
3. 索引項目のレイアウト
4. 索引項目が段や頁にまたがる場合
5. 見出し文字
第 5 章 索引の作り方
1. 索引作成のプロセス
2. 事前確認
3. 本の内容の把握
4. 見出し語の選定
5. 索引原稿の作成
6. 改訂版の索引作成
7. 事例
第 6 章 編集と校正
1. 編集
2. 校正
3. チェックリスト
用語解説
技書の森解説
本の巻末索引は、全文検索があれば要らなくなるのでしょうか。地人書館から 2019 年に刊行された本書は、この問いに実務の側から答えてくれる希少な一冊で、著者や編集者が巻末索引を作る際に必要な知識と技術を藤田節子氏が体系立てて解説します。索引と目次の違い、コンピュータによる検索との違いといった原理から説き起こすため、単なる作業手順の説明書に留まりません。
構造を扱う章では、見出し語と副見出し語、ページを指し示す所在指示、参照の付け方といった索引の部品を一つずつ定義し、配列の章では五十音順・アルファベット順・数字順それぞれの並べ方の約束事を整理します。そのうえで、本の内容の把握から見出し語の選定、索引原稿の作成、改訂版での作り直しまでの工程を順に追い、仕上げの編集と校正はチェックリストで確かめられる構成です。凡例やレイアウトにも章が割かれ、紙面の細部まで行き届いています。
執筆や編集の実務者が索引作りを引き受けたときの手引きとしてまず役立ちますが、図書館情報学を学ぶ学生の教科書としても読める内容で、前提知識は求められません。情報を探しやすく整えるという主題は、技術文書やドキュメント整備を担うエンジニアの仕事にも通じます。人の手で情報への道筋を設計する、静かな職人仕事の全貌に触れられます。
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