13 歳からの Python 入門

13 サイカラノパイソンニュウモン

新時代のヒーロー養成塾

13 歳からの Python 入門の表紙
プログラミング
著者:
J.R Payne / 竹内 薫 / 柳田 拓人(ペイン J R / タケウチ カオル / ヤナギダ タクト)
出版社:
東京化学同人
出版日:
2021年07月14日頃
ISBN:
9784807920068
シリーズ:
DIGITAL FOREST
在庫:
在庫あり
4(1 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
Pythonプログラミング入門初学者向けプログラミング基礎条件分岐ループ関数クラスとオブジェクトゲームプログラミングキャリア開発

なぜ注目されているか

総合255位 ↓ 2 ランクダウン 言及 3 件
言及数
656位

書籍紹介

プログラミング言語だけでなくプログラミングのよい習慣と理論の基礎を身につけ, 他の言語にも通用するプログラミングの原理を理解するための本

目次
プロローグ: 新時代のヒーローになるために

1.プログラミング & Python の世界へようこそ

2.Python で計算してみよう

3.コメントと文字列とリストをマスターしよう

4.判断 (条件分岐) をマスターしよう

5.ループとロジックを理解しよう

6.相棒を卒業して真のヒーローになろう

7.モジュールや組込み関数を使いこなそう

8.クラスとオブジェクトを使いこなそう

9.タプルと辞書も使いこなそう

10.Python ファイルの管理の仕方

11.Python を使ったゲーム作りに挑戦しよう

12.アニメーションを使ったゲーム作りに挑戦しよう

13.エラー処理を学ぼう

14.Python が切り開くあなたのキャリア

エピローグ: 学び続けるこれからのヒーローのために

技書の森解説

『13 歳からの Python 入門』 (J.R Payne 著、竹内 薫 監訳、柳田 拓人 訳、東京化学同人、2021 年 7 月刊) は、Python でのプログラミングに興味を持つティーンエイジャーを主な対象に、計算や条件分岐といった基本からクラス、ゲーム作り、エラー処理までを順に学ぶ入門書です。副題は新時代のヒーロー養成塾、原著は Python for Teenagers: Learn to Program like a Superhero! で、東京化学同人の DIGITAL FOREST シリーズの一冊として刊行されました。版元の紹介では、Python という言語だけでなく、プログラミングのよい習慣と理論の基礎を身につけ、他の言語にも通用するプログラミングの原理を理解するための本と位置づけられています。

全 14 章の構成、計算と条件分岐からクラスとゲーム作りまで

目次はプロローグの「新時代のヒーローになるために」に始まり、全 14 章とエピローグで構成されています。1 章でプログラミングと Python の世界を紹介したあと、2 章で計算、3 章でコメントと文字列とリスト、4 章で判断 (条件分岐)、5 章でループとロジックへ進みます。6 章の「相棒を卒業して真のヒーローになろう」を挟み、7 章でモジュールや組込み関数、8 章でクラスとオブジェクト、9 章でタプルと辞書と、扱う部品とデータの形を広げていきます。後半は 10 章の Python ファイルの管理の仕方、11 章の Python を使ったゲーム作り、12 章のアニメーションを使ったゲーム作りと手を動かす題材に移り、13 章でエラー処理、14 章で Python が切り開くキャリアを扱って締めくくります。文法を一通り学んだあとにゲーム作りを置く並びは、覚えた部品を組み合わせて動くものを作る段階を意識した構成と読めます。版元のページでは本書の Python コードも案内されています。

最初の言語に Python を選ぶ意味と、他の言語へ通じる考え方

Python は記号の少ない読みやすい文法と、インデントで処理のまとまりを表す書き方を特徴とする言語で、型の宣言やコンパイルの手順を意識せずに、書いた命令の結果をすぐに確かめられます。最初の言語として扱いやすいのはこのためですが、初学者がつまずく場所は文法の細部よりも別のところにあります。値に名前を付けて使い回す変数、条件によって処理を分ける判断、同じ処理をくり返すループは、どの言語にも共通する骨組みであり、ここで「なぜそう書くのか」を理解できるかどうかが、のちに別の言語を学ぶときの負担を大きく左右します。さらにクラスとオブジェクトは、データとそれを扱う処理をひとまとめにする オブジェクト指向の考え方 の入口で、多くの言語が採り入れている設計の土台です。版元が他の言語にも通用する原理を前面に出しているのは、こうした骨組みを Python 固有の書き方と切り分けて身につけさせる狙いと読めます。

中学生にも大人の初学者にも合う、Python 入門書としての読み方

対象はティーンエイジャーですが、版元は、Python でのプログラミングを学びたい人、初心者としてプログラミング自体を学びたい人、スキルとして Python を身につけたい人であれば、何歳であっても有用だと説明しています。プロローグでは、簡単なプログラムは AI が書いてしまう時代が来るからこそ、楽しみながらクリエイティブなプログラマーを目指そうと呼びかけており、文法の暗記より作る楽しさを入口にした本であることがうかがえます。一方で、すでに別の言語でプログラムを書いた経験がある人や、データ分析や業務の自動化といった特定の用途へすぐに進みたい人には、基本の説明に割かれる比重が大きく感じられるかもしれません。用途が決まっている場合は、Python 本の選び方 で目的別の一冊を確かめておくと選びやすくなります。

裏返せば、プログラミングに初めて触れる中学生や高校生、子どもと一緒に学びたい保護者、ほかの入門書で途中から進めなくなった大人にとって、文法の基礎からクラス、ゲーム作り、エラー処理までを 1 冊で通せる本書は、次の段階へ進むための土台をつくりやすい一冊です。どの入門書から始めるかを広く見比べたい場合は、初めての技術書の選び方 もあわせて参考にしてください。

言及した記事 (3 件)

この本に興味がある方におすすめ

関連する本

関連記事

関連用語

共有: