AWS 運用入門
エーダブリューエスウンヨウニュウモン
押さえておきたい AWS の基本と運用ノウハウ
- 著者:
- 佐竹 陽一 / 山崎 翔平 / 小倉 大 / 峯 侑資(サタケヨウイチ / ヤマサキショウヘイ / オグラマサル / ミネユウスケ)
- 注目:
- 総合 1536 位
- 出版社:
- SB クリエイティブ
- 出版日:
- 2023年04月03日
- ISBN:
- 9784815615499
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
現場で役立つ!
AWS トップエンジニアが実践しているシステム運用の手法とコツ
本書では「最初に知っておきたい AWS 運用のすべて」を体系立てて解説します。
システム運用で利用する EC2・IAM・RDS といった基本的なサービスはもちろん、
意外と知らないバックアップ/リストア、セキュリティ統制、監査に関わるサービスも基本から丁寧に解説。
日々の運用業務の中で「なるべく楽に」「効率的に」AWS でシステムを運用する手法が満載です。
■本書の対象読者
・これからシステム運用に関わる新米エンジニアの方々
・これまでオンプレミスで運用をしてきたエンジニアのみなさま
■こんな悩みが解消します
・便利なアカウント管理の方法は?
・最適なログの収集と分析方法は?
・エラーを管理しやすい監視方法は?
・ヌケモレを防ぐパッチ適用の方法は?
・簡単なコスト削減の方法は?
《Contents》
Chapter 1 システム運用の全体像
Chapter 2 AWS とクラウド
Chapter 3 運用において押さえておくべき AWS サービス
Chapter 4 アカウント運用
Chapter 5 ログ運用
Chapter 6 監視
Chapter 7 パッチ適用
Chapter 8 バックアップ / リストア運用
Chapter 9 セキュリティ統制
Chapter 10 監査準備
Chapter 11 コスト最適化
技書の森解説
AWS でシステムを構築する本は多くても、構築したあとの「運用」を一冊で扱う本は限られます。『AWS 運用入門』 (佐竹陽一 / 山﨑翔平 / 小倉大 / 峯侑資 著、SB クリエイティブ、2023 年 4 月刊) は、副題に「押さえておきたい AWS の基本と運用ノウハウ」を掲げ、アカウント運用、ログ運用、監視、パッチ適用、バックアップ/リストア運用、セキュリティ統制、監査準備、コスト最適化という運用業務を、AWS のどのサービスで回すかという観点から体系立てて解説する A5 判の入門書です。版元は「AWS トップエンジニアが実践しているシステム運用の手法とコツ」と紹介し、対象読者として、これからシステム運用に関わる新米エンジニアと、これまでオンプレミスで運用をしてきたエンジニアの 2 つの層を挙げています。
Chapter 1 から Chapter 11 まで、運用業務の区分で並ぶ構成
構成は Chapter 1 から Chapter 11 までの全 11 章です。Chapter 1「システム運用の全体像」と Chapter 2「AWS とクラウド」で運用という仕事とクラウドの前提を置き、Chapter 3「運用において押さえておくべき AWS サービス」で基本サービスを押さえます。版元の詳細記事によれば、ここで扱う基本サービスには Amazon VPC、Amazon EC2、Amazon EBS、Amazon S3、Amazon RDS などが含まれます。Chapter 4 以降は「アカウント運用」「ログ運用」「監視」「パッチ適用」「バックアップ / リストア運用」「セキュリティ統制」「監査準備」「コスト最適化」と、章題がそのまま運用業務の区分になっています。版元が「こんな悩みが解消します」として挙げるのも、便利なアカウント管理、最適なログの収集と分析、エラーを管理しやすい監視、ヌケモレを防ぐパッチ適用、簡単なコスト削減の 5 つで、章構成と対応しています。
ログ / 監視 / パッチ / バックアップを AWS のどのサービスで回すか
クラウドの運用が難しいのは、オンプレミスなら運用管理ツール一式で済んでいた仕事が、AWS ではサービスごとに分かれて提供されている点にあります。版元の詳細記事は各テーマで取り上げるサービスを挙げており、アカウント管理では AWS IAM、IAM Access Analyzer、AWS Organizations など、ログでは Amazon CloudWatch Logs、統合 CloudWatch エージェント、CloudWatch Logs Insights、Amazon Kinesis Data Firehose、Amazon Athena など、監視では Amazon CloudWatch Metrics、Amazon CloudWatch Alarm、Amazon SNS、AWS Health など、パッチ適用では AWS Systems Manager Patch Manager、パッチベースライン、パッチポリシーなど、バックアップでは AWS Backup、EC2 のバックアップ、RDS と Aurora の自動バックアップとスナップショットなど、セキュリティ統制では AWS Certificate Manager、Amazon KMS、AWS Config Rules、AWS Security Hub、Amazon GuardDuty など、監査準備では AWS CloudTrail、AWS Config、AWS Artifact など、コスト最適化では AWS Cost Explorer、AWS Budgets、AWS Cost Anomaly Detection、AWS Compute Optimizer、AWS Trusted Advisor などが並びます。IAM で誰に何を許すかを決め、CloudWatch でメトリクスとログを集めて通知につなげ、Config と CloudTrail で構成と操作の記録を残し、Cost Explorer で使用状況を可視化するという流れは、AWS 運用の骨格そのものです。運用業務の区分ごとに対応するサービスの地図を持てることが、この本を通読する最大の効き目です。版元はサービスの概要図や運用のアーキテクチャ図、コンソールの画面キャプチャを多数掲載し、運用時の「よくある質問」を Q&A 形式でまとめたとも説明しています。
AWS 運用の現場に立つ 4 名の著者と刊行時点の前提
著者は 4 名の共著で、版元の著者紹介 (刊行時点) によると、佐竹陽一氏は株式会社サーバーワークス所属で、2010 年 1 月より AWS を実務で利用開始し、2014 年 7 月より現職、エンタープライズ企業のカスタマーサクセスとしてコスト最適化やマルチアカウント統制を中心に設計から運用まで幅広く担当してきた人物です。山﨑翔平氏は同社所属で 2019 年 12 月より現職、50 以上の AWS 導入プロジェクトに参画し、AWS クラウドへの大規模移行プロジェクトの PM を経験しています。小倉大氏は同社所属で、データセンターネットワークの構築 / 運用を 10 年、AWS 環境の運用監視に 2 年半従事したのち 2018 年に入社し、AWS 認定をすべて保有すると紹介されています。峯侑資氏は刊行時点で株式会社ソラコム所属、2017 年 4 月より株式会社サーバーワークスで AWS 環境の設計構築に従事し、2022 年 4 月より現職としてカスタマーリライアビリティエンジニアを務めています。運用支援を仕事にしてきた人たちの本である一方、2023 年 4 月刊のため、画面や機能の細部は刊行時点のものとして読む必要があります。
2025 年刊の改訂第 2 版との関係と、初版を選ぶ人
版元のページには 2026 年 9 月時点で『AWS 運用入門 改訂第 2 版』が関連商品として掲載されており、その版元ページによれば発売日は 2025 年 7 月 11 日、著者は山﨑翔平 / 小倉大 / 峯侑資の 3 名、Chapter 1 から Chapter 11 までの章題は初版と同じで、初版からさらに AWS 運用に役立つサービスや機能を深掘りして多数の追加解説を行った版と説明されています。したがって、これから新しく買うなら改訂第 2 版が第一候補で、初版であるこの本が向くのは、すでに手元にある人、あるいは 2023 年時点の AWS 運用の全体像を押さえることが目的で版の新旧を重視しない人です。どちらの版でも、構築の入門書を読み終えて本番の運用を任され始めた人、オンプレミスの運用経験を AWS の語彙へ置き換えたい人には、章構成がそのまま業務のチェックリストになる点で元が取れます。一方、コスト最適化 や監視の設計を一段深く掘りたい中級者や、コードによる構成管理を主題に学びたい人には、運用業務を広く浅く押さえる入門書という性格上、物足りません。AWS 学習の段階に応じた本の選び方は AWS 本の選び方 で運用の視点も含めて整理しています。
構築の次に待っている「動かし続ける」仕事の全体像を、運用業務の区分と対応する AWS サービスの対で頭に入れたい人にとって、『AWS 運用入門』は最初の地図として信頼できる一冊です。
この本は技書デッキのカードです (備え 10 / 気力 +3) 図鑑でこの本を見る
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