考える力がつく本

カンガエル チカラ ガ ツク ホン

本、新聞、ネットの読み方、情報整理の「超」入門

考える力がつく本の表紙
その他
著者:
池上彰(イケガミ, アキラ)
出版社:
プレジデント社
出版日:
2016年10月
ISBN:
9784833451055
在庫:
在庫あり
3.94(40 件 / 楽天ブックス)
初級者向け
批判的思考問題解決ビジネススキル自己開発学習方法意思決定論理的思考自己改善生産性向上メンタルモデル

なぜ注目されているか

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言及数
1007位

書籍紹介

すぐに使える! 深く考えるコツを教えます。ものの見方ががらりと変わる! 今日からできる池上流ノウハウ全公開!

技書の森解説

版元は本書を、深く考えるコツを教え、池上流のノウハウを公開する本と紹介しています。『考える力がつく本』 (池上 彰 著、プレジデント社、2016 年 10 月刊) は、副題に「本、新聞、ネットの読み方、情報整理の「超」入門」とあるとおり、考える力の身につけ方と、本や新聞、雑誌、ネット、テレビ、人の話といった情報の入口ごとの付き合い方をまとめた単著です。

考える力から情報源ごとの読み方へ進む全 7 章

目次は全 7 章です。第 1 章「考える力を身につけるためには」で出発点を置き、第 2 章「「図解」で理解を深める」へ進みます。続く第 3 章「新聞の読み方」と第 4 章「雑誌・ネット・テレビの見方」は媒体ごとの章で、第 5 章「人から話を聞くためには」では、情報の入口が紙や画面から人へ移ります。第 6 章「本の読み方・選び方」のあと、第 7 章「リーダーたちは何を読んできたのか」で締めくくられます。考え方と図解を扱う最初の 2 章のあとに、情報を受け取る場面ごとの章が第 3 章から第 6 章まで続く並びで、考える力を情報の集め方と切り離さずに扱う構成です。

図に起こすことと情報源の突き合わせが考える力になる理由

考えるという作業は、頭の中にある断片的な情報を並べ替え、要素同士の関係を見つけることだと言い換えられます。文章は一列に並んだ言葉なので、原因と結果、全体と部分、対立する立場といった関係は読み手が頭の中で組み立て直す必要があります。図に起こすと、その関係が紙の上に配置として現れ、どこが分かっていてどこが曖昧なのかが目で確かめられるようになります。技術書を読む場面でも同じで、本に載っている図を飛ばさずに読むことは、文章だけでは伝わりにくい構造を受け取る近道です。もう一つの柱である情報源の扱いも、技術的な情報の扱いと地続きです。新聞、雑誌、テレビ、ネットはそれぞれ編集の過程や速報性、検証にかけられる時間が違い、同じ出来事でも伝わり方が変わります。複数の入口から同じ事柄を確かめ、食い違いを手がかりに調べ直す習慣は、公式ドキュメントと個人のブログ記事、検索結果を突き合わせて判断する日々の仕事にそのまま通じます。

2016 年刊の一般書として選ぶ時の判断材料

本書はプログラミングや IT の技術を解説する本ではなく、情報との付き合い方を扱う一般書です。刊行は 2016 年 10 月で、ネットやテレビの見方も当時の媒体環境を前提にしています。章立ては情報源ごとの読み方と聞き方が中心なので、推論の形式を記号で学ぶ論理学の教科書や、意思決定の手法を体系立てて学ぶ本を探している人には目的が合いません。技術書を挫折せずに読み切るための具体的な工夫を知りたい場合は、技術書の読み方入門 と併せて読むと、一般書と技術書の読み方の違いも見えてきます。

ニュースや資料を毎日読んでいるのに考えが深まらない、集めた情報を人に説明できる形に整理できない、と感じている人にとって、図解から新聞、ネット、人の話、本までを一冊でたどれる本書は、情報の受け取り方を見直す最初の手がかりになります。技術の勉強とは別の角度から、調べて考える習慣の土台を整えたい人に向いた一冊です。

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