テクニカルアーティストスタートキット 改訂版

テクニカルアーティストスタートキットカイテイバン

テクニカルアーティストスタートキット 改訂版の表紙
デザイン / グラフィックス
著者:
曽良 洋介 / Marc Salvati / 四倉 達夫(カツラヨウスケ / マルクサルバティ / ヨツクラタツオ)
出版社:
ボーンデジタル
出版日:
2021年09月27日頃
ISBN:
9784862465146
在庫:
在庫あり
0
中級者向け
CGテクニカルアーティストMayaAfter EffectsArnoldBifrost数学物理視覚効果デジタル制作

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書籍紹介

狙った表現ができないのは、きっと基礎理論が足りないせい!?
CG の背景を理解することで、より進んだ映像表現へ

ありそうでどこにもなかった、CG の基礎理論と実践の間を埋める 1 冊です。
理論を学んだ後は、Maya や After Effects を使った練習課題で知識をしっかり身に付けられます。

本書は、オー・エル・エム・デジタルのアーティスト向け社内講座を再編し、CEDEC AWARDS 2012 著述賞を受賞した『テクニカルアーティストスタートキット』の改訂版です。

「テクニカルアーティスト」とは、CG の科学的・技術的背景を理解し、実際の制作に活用できるアーティスト、あるいはアーティストとエンジニアをつなぐ役割です。本書では、テクニカルアーティストを目指すクリエイターに不足がちだと思われる知識や、すぐに身に付く分野を厳選し解説しています。この改訂版では、各章の内容を最新のものにアップデートし、Arnold や Bifrost を始めとした最新の技術を追加しました。また、必要になる初歩的な数学や物理をわかりやすいイラストで説明しているので、学校の授業をちょっとサボってしまった方でも大丈夫です。読むだけでなく実際にソフトウェアを使って、機能の確認やスクリプトを組んで動作を理解できるように練習課題も用意しています。

ソフトウェアを何となくで使うより、どんな仕組みで動いているかを理解すると、新たな可能性と表現力・アートの発想が生まれてきます。この本で勉強を始めて、テクニカルアーティストへの第一歩を踏み出してみませんか?

技書の森解説

CG の見た目を左右する理論と、制作ソフトでの実践をつなぐための入門書が『テクニカルアーティストスタートキット 改訂版』 (曽良 洋介、Marc Salvati、四倉 達夫 著、ボーンデジタル、2021 年 9 月刊) です。副題は「映像制作に役立つ CG 理論と物理・数学の基礎」で、版元の紹介文では、オー・エル・エム・デジタルのアーティスト向け社内講座を再編し、CEDEC AWARDS 2012 著述賞を受けた同名書の改訂版と案内されています。理論を学んだあとに Maya や After Effects を使った練習課題で知識を確かめる構成で、テクニカルアーティストを目指すクリエイターに向けた一冊です。

テクニカルアーティストという役割と、本書が埋める CG 理論の空白

版元の紹介文は、テクニカルアーティストを「CG の科学的・技術的背景を理解し、実際の制作に活用できるアーティスト、あるいはアーティストとエンジニアをつなぐ役割」と定義しています。制作では、たとえば次の問題が起こります。シェーディングの結果が意図と違う、シミュレーションが破綻する、作業の繰り返しを自動化したい、といった場面です。こうした問題の背景には、光の反射や色の扱い、ベクトルや行列による位置と向きの計算、時間を刻んで運動を解く物理シミュレーションといった、ソフトの内側で動いている理屈があります。本書は、そうした知識のうちテクニカルアーティストを目指すクリエイターに不足しがちな分野と、すぐに身に付く分野を厳選して解説すると版元は説明しています。

改訂版で加わった Arnold と Bifrost、初版との違い

版元の紹介文によれば、改訂版では章の内容が更新され、Arnold や Bifrost をはじめとする技術が加えられました。Arnold は Maya に同梱されている物理ベースのレンダラーで、光の経路を追跡して陰影を計算します。Bifrost はノードを組み合わせてシミュレーションやエフェクトを組み立てる Maya 向けのビジュアルプログラミング環境です。

数学や物理に苦手意識がある CG アーティストに向く理由

必要になる初歩的な数学や物理はイラストで説明されており、版元は学校の授業を少し怠けてしまった人でも大丈夫だと案内しています。読むだけで終わらせず、ソフトウェアを実際に動かして機能を確かめたり、スクリプトを組んで動作を理解したりする練習課題も用意されています。練習課題は Maya と After Effects を使う設計なので、手を動かして確かめたい場合はこれらのソフトを用意できるかが前提になります。数式の導出やゲームエンジンの開発手順は本書の主題ではありません。

ソフトウェアをなんとなく使う状態から、仕組みを理解したうえで表現を組み立てる状態へ移りたい人にとって、本書は、アーティスト向けの社内講座を下敷きにした入門書です。

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