数学から創るジェネラティブアートの表紙

数学から創るジェネラティブアート(スウガク カラ ツクル ジェネラティブ アート)

Processing で学ぶかたちのデザイン

著者:
巴山竜来(ハヤマ,タツキ)
出版社:
技術評論社
出版日:
2019年05月
ISBN:
9784297104634
在庫:
在庫あり
★★★⯨☆3.67(3 件)
数学

なぜ注目されているか

言及数
615
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1563
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技書の森解説

ジェネラティブアートの書籍は感覚的なアプローチから入るものが多いなか、本書は数学を出発点に据えている点で異色です。ユークリッドの互除法、再帰的分割、群論の対称性、曲線の微分幾何といった数学的構造を Processing のコードに落とし込み、それが画面上でどんな形態を生み出すのかを目で確かめながら進めます。著者の巴山竜来氏は数学者としての背景を持ち、数式と視覚の対応を正確かつ平易に橋渡ししています。

高校数学の範囲 (三角関数、ベクトル、行列の初歩) を思い出せる読者であれば着手可能ですが、大学初年度の線形代数や解析学に触れていると理解がより滑らかになります。 Processing の基本操作は本書内で補足されるため、言語自体が初めてでも問題ありません。

同じジャンルの Matt Pearson 著『ジェネラティブ・アート』が「ランダムネスと偶然性」に軸足を置くのに対し、本書は「数学的秩序から生まれる美」を追求しています。両者は補完関係にあり、興味の方向に応じて読み順を選べます。数学に触れ直す動機がほしいエンジニアにとって、視覚的な報酬がすぐ得られる学び方を提供してくれる一冊です。

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