小学生でもわかるスマホ & パソコンそもそも事典
ショウガクセイ デモ ワカル スマホ アンド パソコン ソモソモ ジテン
- 著者:
- 秋田勘助(アキタ, カンスケ)
- 注目:
- 総合 2541 位
- 出版社:
- シーアンドアール研究所
- 出版日:
- 2015年07月
- ISBN:
- 9784863541764
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
「そもそもインターネットって何?」「スマホってどうやってネットにつながっているの?」「エクセル・ワードって何をするソフトなの?」「フェイスブックやラインって何?」...etc わかっていそうで実はよく知らないスマホやパソコン、エクセル、ラインなど知っておきたい事柄の基礎知識を Q&A 形式でイラストを豊富に使ってわかりやすく図解しています。
技書の森解説
『小学生でもわかるスマホ & パソコンそもそも事典』 (秋田勘助 著、シーアンドアール研究所、2015 年 7 月刊) は、プログラミングやシステム構築を扱う技術書ではなく、スマートフォンやパソコン、インターネット、エクセルやワード、SNS といった身近な道具について、そもそも何なのかを Q&A 形式で説く一般向けの基礎知識の事典です。版元の紹介文は「そもそもインターネットって何?」「スマホってどうやってネットにつながっているの?」「エクセル・ワードって何をするソフトなの?」「フェイスブックやラインって何?」といった問いを例に挙げ、わかっていそうで実はよく知らない事柄の基礎知識を、イラストを豊富に使って図解する本だと説明しています。書名の「小学生でもわかる」は説明の平易さを示す言葉で、紹介文の書き方からは、子どもだけでなく用語に自信のない大人も読者に含めていることが読み取れます。技術書との接点は、ネットワークやソフトウェアの役割といった、専門書を読む前に固めておきたい概念の入口を担う点にあります。
Q&A 形式の事典という性格と、2015 年刊が意味する前提
本書の形式は、問いを立ててそれに答える Q&A 形式で、イラストを豊富に使って図解する作りです。事典と名乗るとおり、通読しなくても気になった項目から引ける使い方が想定できます。留意したいのは刊行が 2015 年 7 月である点です。インターネットが通信の網どうしをつないだ仕組みであること、スマートフォンが携帯電話網や無線 LAN を通じて ネットワーク につながること、表計算ソフトと文書作成ソフトの役割の違いといった原理の部分は、刊行から年数を経ても変わりません。一方で、画面の見え方、サービスの名称や機能、機器の主流は入れ替わるため、フェイスブックやラインの説明や機器の姿は 2015 年時点のものとして読む必要があります。2015 年より後に広まった話題が含まれないことも、購入前に織り込んでおくべき前提です。
インターネットやスマホの接続、エクセル・ワード、SNS という収録テーマ
紹介文が例として挙げる問いは、インターネットとは何か、スマートフォンがどのようにネットにつながるのか、エクセルやワードは何をするソフトなのか、フェイスブックやラインとは何か、というもので、これに続けて他の事柄も扱うことが示されています。これらの問いは一見ばらばらですが、通信の仕組み、端末と回線の関係、アプリケーションソフトの役割、ネット上のサービスの性格という、パソコンとスマートフォンを理解するための基本要素をそれぞれ代表しています。大人がこの種の問いに答えられない理由は、日々の操作は覚えていても、その操作が何を動かしているのかを言葉にしたことがないからです。専門書は読者がこの層を分かっている前提で書かれるため、ここが抜けていると用語の意味を取り違えたまま先へ進んでしまいます。本書はその前提の層を平易に言語化する役割を担います。なお目次や収録項目の一覧は版元の登録情報に無いため、本稿では紹介文に挙がるテーマの範囲で述べています。
小学生と一緒に読む大人、向かない使い方と 151 ページの分量
本書が生きる場面は、子どもからスマートフォンがどうしてつながるのかと聞かれて答えに詰まる保護者が一緒に読む場面、職場や家庭で用語に苦手意識がある大人が基礎から言葉を整理し直す場面、子どもに機器を持たせる前に仕組みの話を共有したい場面です。151 ページでイラストが多い構成なので読み通す負担は小さく、辞書のように部分を引く使い方もできます。一方で、特定の機種や OS の操作手順を覚えたい人、エクセルの関数やワードの書式設定を実際に使えるようになりたい人には、仕組みの説明が中心の本書は向きません。操作を学ぶ本を探すなら、機種と年度を合わせて選ぶ スマホ・パソコン入門書の選び方 の基準が役に立ちます。また、専門用語を体系的に学びたい高校生以上や IT 職を目指す人には、本書は入口にとどまり、次の段階の入門書が別に必要です。
仕組みを問われたときに自分の言葉で答えられるようになることが本書のペイオフです。2015 年時点の前提を承知したうえで、基礎の言語化を求める保護者や用語のやり直しをしたい大人にとって、分量の手頃な出発点になります。子どもと大人が同じ本を読んで同じ言葉で話せるようになる点は、この事典ならではの価値です。
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