なぜ注目されているか
技書の森解説
大学に入学して最初の情報系授業で配られる教科書には、一定の役割があります。レポート作成のための Word 、データ集計のための Excel 、プレゼン資料のための PowerPoint 、そして情報倫理やセキュリティの基礎。これらを一冊で網羅し、半期の授業で使い切れる分量に収めること。本書はまさにその役割を担う、大学初年次向けの情報リテラシーテキストです。
著者の耒代誠仁氏は情報教育を専門とする研究者であり、オーム社から刊行されている本書は複数の大学で採用されています。 Windows 11/Office 2024 対応版として画面構成が更新されており、学生が自分の PC と照らし合わせて操作を追える構成です。各章の末尾に演習課題が置かれているため、授業の進行に合わせて段階的にスキルを身につけられます。
独学で Office を極めたい社会人よりも、授業カリキュラムに沿って基礎を漏れなく押さえたい学生に向いた本です。逆に言えば、すでに Office を業務で使いこなしている人には内容が初歩的に感じられるでしょう。本書はゼロからの出発点を提供する教科書であり、そこから先の応用は分野別の専門書に委ねる設計です。
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