ひとり EC 個人でも売上を大きく伸ばせるネットショップ運営術

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ひとり EC 個人でも売上を大きく伸ばせるネットショップ運営術の表紙
その他
著者:
三浦卓也(ミウラタクヤ)
出版社:
インプレス
出版日:
2022年03月10日頃
ISBN:
9784295013464
在庫:
在庫あり
4.07(15 件 / 楽天ブックス)
中級者向け
EC ビジネスネットショップ運営個人の起業販売戦略マーケティング顧客獲得リピート率向上オンライン接客LINE マーケティング効率化テクニック

なぜ注目されているか

総合2106位

書籍紹介

本書は、3 年連続で年商 1 億円を達成し、「ひとり EC」を標語に掲げるミウラタクヤ商店の三浦卓也氏が、個人で売上を大きく伸ばすためのネットショップ運営術をあますことなく解説するものです。商品開発、仕入れ、サイト構築、コンテンツ作成、集客、広告運用、SNS 活用などなど、EC サイト運営をひとりで回し、圧倒的な受注率、リピート率、成長率を得るための効率化テクニックや考え方を体系化。特に、常連さんとの信頼関係を築くための「オンライン接客」について、本書では「LINE 接客」を中心に徹底的に深掘りします。

技書の森解説

人を雇わず、外注にも頼らず、ネットショップを一人で回して売上を伸ばす。『ひとり EC 個人でも売上を大きく伸ばせるネットショップ運営術』 (三浦卓也 著、インプレス、2022 年 3 月刊) は、その運営術を当事者が体系化した実践書です。著者は「ミウラタクヤ商店」を一人で運営する店主で、版元の紹介文は 3 年連続で年商 1 億円を達成し「ひとり EC」を標語に掲げる人物として紹介しています。英題は How to run an e-commerce business on your own で、プログラミングの本ではなく、ネットショップの経営と運営の本です。本サイトで扱うのは、EC サイトの構築、コンテンツ作成、広告運用、SNS やメッセージアプリの活用といった、Web の仕組みを商売に使う技術が主題の中心にあるからです。

全 7 章の構成、可能性の提示から商材選び、集客、オンライン接客まで

構成は第 1 章から第 7 章です。第 1 章でひとり EC の可能性を示し、第 2 章で成功と効率化のための考え方を置いてから、第 3 章の商材選びと商品開発、第 4 章のサイト構築とコンテンツ作成、第 5 章の売上を上げるための集客、第 6 章の SNS を駆使したオンライン接客と、商売の工程順に進みます。第 7 章はひとり EC という新しい選択肢として働き方の面から締めます。版元の紹介文によれば、商品開発、仕入れ、サイト構築、コンテンツ作成、集客、広告運用、SNS 活用などを一人で回し、受注率、リピート率、成長率を高めるための効率化テクニックと考え方を体系化した内容で、常連客との信頼関係を築くオンライン接客については LINE を使った接客を中心に深掘りするとしています。書店向けの内容説明では、起業でも副業でも一人で試せる商売のコツと位置づけられています。

カートプラットフォームが基盤を担うから、一人で回せる

一人でネットショップを運営できる前提には、サーバー、決済、在庫管理、セキュリティといった基盤を、カートプラットフォームが月額課金の形で引き受けるようになった構造があります。ネットショップは ブラウザから使う Web アプリケーション ですが、店主が自分でコードを書く必要はなく、プラットフォームの管理画面とアプリの組み合わせで店を立ち上げられます。その結果、店主の仕事は商品、コンテンツ、接客という差別化に直結する部分へ集まりますが、受注処理や発送連絡、問い合わせ対応のような反復作業も一人の手に集中します。ここで効くのが、手作業の繰り返しを仕組みに任せる 自動化 の発想で、定型作業を減らして接客や商品づくりに時間を回せるかどうかが、一人運営の上限を決めます。刊行時の著者紹介は、2019 年から Shopify を活用し、立ち上げから商品開発、受注処理、カスタマー対応、物流、広告、アプリ研究まで独力で切り盛りしていると記しており、本書はまさにこの構造の中で書かれた本です。

LINE 接客とリピート率、広告に頼り切らない集客の考え方

新規客の獲得には広告費がかかり、資金力で大手と競うのは個人には不利です。だからこそ一人運営では、一度買った客が再訪する率と、問い合わせから購入へ進む率を上げることが売上に直結します。本書が LINE を中心に掘り下げるオンライン接客は、店頭で店員が客と会話するやり取りをメッセージアプリの上で再現する試みで、大量配信ではなく個別の会話で信頼を積む点に特徴があります。集客や広告運用では、限られた予算で何が効くかを小さく試して確かめる姿勢が要り、ページや広告の候補をデータで比べる A/B テスト のような検証の考え方は、一人でも実践できる範囲です。ただし本書はカートシステムの設定手順書でも、広告ツールの操作マニュアルでもないので、画面操作を学びたい人には別の解説書が要ります。

著者三浦卓也の実績の読み方と、本書が向く人

刊行時の著者紹介によれば、三浦卓也さんは日本初の Shopify 教育パートナー認定者で、2015 年に独立して「ミウラタクヤ商店」を開業し、2019 年から Shopify を活用して 1 年で売上 400% 成長、注文単価 160% 達成、リピート率 200% へ改善したとあります。本業の傍ら「EC 家庭教師」という簡易型コンサルティングサービスも提供していると記されています。これらの数字は著者の店の事例であって、読者が同じ結果を得られるという保証ではありません。読み手にとっての価値は、数字そのものより、一人でどこまで担い、何を仕組みに任せ、どこに時間を使うかという判断の物差しを、実際に回している人の順序で示してくれる点にあります。

副業でネットショップを始めたものの売上が頭打ちの人、外注や雇用に踏み切る前に一人の限界値を知りたい店主、そして EC サイトを作る側のエンジニアで店主の判断基準を知りたい人にとって、商材選びから接客までの一連の考え方を一冊で見渡せる本書は、投じた時間の回収が早い実践書です。手を動かす前に、一人で回す店の全体像を先に持っておきたいなら、本書から始める価値があります。

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