ひと目でわかるMicrosoft Defender for Endpointの表紙

ひと目でわかる Microsoft Defender for Endpoint(ヒトメデワカルマイクロソフトディフェンダーフォアエンドポイント)

ネットワーク
著者:
国井 傑/阿部 直樹(クニイスグル/アベナオキ)
出版社:
日経BP
出版日:
2023年05月19日
ISBN:
9784296080298
在庫:
在庫あり
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初級者向け
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書籍紹介

本書は“知りたい機能がすばやく探せるビジュアルリファレンス”というコンセプトのもとに、 Microsoft Defender for Endpoint の優れた機能を体系的にまとめあげ、設定および操作の方法を豊富な画面でわかりやすく解説します。 Microsoft Defender for Business (MDB) と Microsoft Defender for Endpoint P1/P2 に対応しています。
本書はマイクロソフトが提供する EDR 製品「 Microsoft Defender for Endpoint (MDE) 」の、はじめての日本語解説書です。 EDR (Endpoint Detection and Response) とは、デバイスへの侵入を検知・可視化・対処する製品を指します。従来の防御を目的とするセキュリティ対策製品 (ファイアウォールやウイルス対策ソフトなど) と組み合わせて利用することで、たとえばデバイスへの不正アクセスを検知して侵入経路を明らかにしたり、不正アクセスされたデバイスをネットワークから隔離したりといった、より一層のセキュリティ対策が可能になります。ウイルス対策ソフトでは十分な対策ができなくなっていると言われている昨今、 EDR は大変注目を集めています。本書 1 冊で、 MDE を利用したデバイス監視とインシデント対応手順をひととおり理解することができます。

第 1 章 Microsoft Defender for Endpoint の概要

第 2 章 セキュアスコアに基づく脆弱性管理

第 3 章 ポリシー管理 (Web 保護)

第 4 章 攻撃面の減少 (ASR) の活用

第 5 章 インシデント対応の開始

第 6 章 自動調査と修復

第 7 章 高度な追及 (Advanced hunting)

第 8 章 エンドポイントに対する手動での対応

技書の森解説

『ひと目でわかる Microsoft Defender for Endpoint 』 (国井傑・阿部直樹 著、日経 BP 、 2023 年 5 月刊) は、マイクロソフトの EDR 製品 Microsoft Defender for Endpoint (MDE) の機能・設定・操作を、豊富な画面とともに体系的にまとめた解説書です。版元はこれを MDE の「はじめての日本語解説書」と位置づけており、知りたい機能をすばやく探せるビジュアルリファレンスというコンセプトで作られています。対応範囲は Microsoft Defender for Business (MDB) と MDE のプラン P1/P2 で、中小企業向けから大企業向けまでのプラン差を跨いでカバーします。

EDR とは何か、ウイルス対策との住み分け

EDR (Endpoint Detection and Response) は、端末への侵入を前提に、その検知・可視化・対処を担う製品分野です。ファイアウォールやウイルス対策ソフトが「入らせない」ための層だとすれば、 EDR は「入られた後」に何が起きたかを追い、不正アクセスの侵入経路を明らかにし、侵害された端末をネットワークから隔離するといった対応までを受け持ちます。攻撃側がファイルを介さない手口や正規ツールの悪用を使うようになり、防ぐ層だけでは守り切れないという認識が広がったことで、従来型の対策と組み合わせる多層防御の要として EDR の導入が進みました。 MDE はその文脈でマイクロソフトが提供する EDR であり、 Windows 環境との統合を強みとします。本書はこの分野の考え方を、製品の実画面を通して具体的に体験させてくれます。

全 8 章の構成、平時の衛生管理から有事の対応まで

構成は全 8 章です。第 1 章の製品概要に続き、第 2 章はセキュアスコアに基づく脆弱性管理、第 3 章はポリシー管理 (Web 保護) 、第 4 章は攻撃面の減少 (ASR) と、侵害が起きる前の予防的な設定が並びます。後半は第 5 章のインシデント対応の開始から、第 6 章の自動調査と修復、第 7 章の高度な追及 (Advanced hunting) 、第 8 章のエンドポイントに対する手動での対応へと進みます。平時の衛生管理と有事の対応という 2 つの局面が章立てにそのまま表れており、版元の紹介文どおり、デバイス監視とインシデント対応手順を 1 冊で一巡できる作りです。操作手順を画面で追う形式なので、評価用のテナントを用意して手を動かしながら読むと吸収が速くなります。

2023 年 5 月時点の製品を撮影した本という前提

クラウド配信のセキュリティ製品は画面も機能名も更新が速く、マイクロソフト製品は名称変更も多くあります。例えば関連する統合ポータルの名称は、本書刊行後の 2023 年 11 月に Microsoft 365 Defender から Microsoft Defender XDR へ改められました。 MDE や MDB というプラン名・機能配置も本書刊行時点のものとして読む必要があります。だからといって価値が消えるわけではなく、この種の製品解説書から得るべきは、個々のボタンの位置ではなく「どの機能を何のために設定し、インシデントのときにどの順で動くか」という運用の骨格です。細部の画面差分は公式ドキュメントで補正しながら、全体の地図として使うのが正しい読み方になります。

Defender の運用を任された管理者ほど元が取れる

Microsoft 365 環境で MDE や MDB のライセンスを持っているのに、ウイルス対策の延長程度にしか使えていない。そんな組織の情シス担当者やセキュリティ運用の立ち上げ期のメンバーが、この本の恩恵を最も受けます。読み終える頃には、セキュアスコアの改善から端末隔離・自動修復まで、製品が備える対応の流れを自分の環境で再現できるようになります。前提として Windows と Microsoft 365 管理の基礎知識はあった方がよいでしょう。一方、特定製品に依存しない EDR の理論や他社製品との比較検討が目的の人、刊行から時間が経った画面との差分を許容できない人には向きません。 MDE を「導入したので使いこなしたい」段階の管理者にとって、日本語でまとまった情報源として押さえておきたい 1 冊です。

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