Python×Excel で作る かんたん自動化ツール
パイソンエクセルデツクルカンタンジドウカツール
作り方 & ポイントが基礎からわかる
- 著者:
- リブロワークス(リブロワークス)
- 注目:
- 総合 1247 位
- 出版社:
- 日経 BP
- 出版日:
- 2022年06月25日頃
- ISBN:
- 9784296112500
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
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Python の汎用性と Excel の操作性。
組み合わせれば、みんなで使える実用ツールに!
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デジタル化 (デジタルトランスフォーメーション=DX) による業務効率化や生産性向上が強く求められている昨今、小学校でプログラミング教育が必修化されたこともあって、「これからの時代を生きるには大人も子どももプログラミングを学ぶことが重要」という意識が広がってきています。
特にビジネスパーソンにとっては毎日の仕事に直接的に役立つ大きな利点があります。プログラムを書くことができれば、面倒な業務をコンピューターという労働力に任せて自動化し、もっと優先度が高く重要な仕事をするための時間を生み出せるのです。
本書では、プログラミング言語 Python (パイソン) の基礎からスタートして、最終的にはそれを Excel と組み合わせて職場のみんなに広く使ってもらえる自動化ツールを作る方法までを学んでいきます。特に力を入れたのは、Python で作ったツールを職場のみんなに使ってもらうための以下のような工夫です。
・だれでも使える Excel を使って入力・設定を行う方法
・Python がインストールされていない環境でもプログラムを実行する方法
・だれにでも理解できるエラーメッセージの書き方
本書の内容をマスターすれば、自分にとって便利なのはもちろん、同じチームで働くみんなに貢献できる自動化ツールを作れるようになります。プログラミング未経験でも大丈夫。Python と Excel を駆使して、職場のヒーローになりましょう。
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180 度ベタッと開く特別製本 (コデックス装) を採用。
ぺージを押さえていなくても勝手に閉じることがないので、
解説を読みながら両手で楽々プログラムを入力できます。
プログラムのサンプルファイルもダウンロードできます。
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技書の森解説
『Python×Excel で作る かんたん自動化ツール』 (リブロワークス 著、日経 BP、2022 年 6 月刊) は、副題に「作り方 & ポイントが基礎からわかる」を掲げ、プログラミング未経験のビジネスパーソンが Python の基礎から始めて、Excel と組み合わせた自動化ツールを作り、職場の同僚に配って使ってもらうところまでを扱う入門書です。版元の紹介文が特に力を入れたと述べるのは、だれでも使える Excel を使って入力 / 設定を行う方法、Python がインストールされていない環境でもプログラムを実行する方法、だれにでも理解できるエラーメッセージの書き方の 3 点で、自分ひとりの効率化ではなくチームで使えるツールを作ることが本書の到達点になっています。
全 8 章の構成、Python 基礎からスクレイピングとメール送信まで
第 1 章は Python の特徴と開発 / 実行環境の準備、第 2 章「Python 基礎の基礎」はデータの型、変数、関数 / メソッド、条件分岐、繰り返し、ライブラリによる機能拡張という文法の土台です。第 3 章「Python で Excel を操作する」で openpyxl を使ってシートからデータを読み込み、書き込み、大量のコピー & ペーストを自動化します。第 4 章は Excel をデータファイルとして使う、Excel に書かれた人の名前をランダムにグループ分けする、Excel テンプレートのコピーを自動化する、複数のテキストファイルの検索 / 置換を一括で行うという 4 つのツール作りです。第 5 章「みんなに使ってもらえるツールにするために」は配布、ユーザー入力による動作の変化、ユーザーを戸惑わせないためのエラー処理、ダイアログウィンドウ、Excel ファイルによる入力制御を扱い、第 6 章がファイル・フォルダー操作、第 7 章が Web スクレイピング (Web ページからのテキスト取得と Wikipedia でのまとめ検索)、第 8 章が送信先リストに対するメール一括送信で締めます。
openpyxl で Excel を外側から操作する仕組みと VBA との違い
Excel の自動化といえば VBA が定番ですが、VBA はブックの中に住み、Excel の上でしか動きません。一方 Python は Excel の外側にいる汎用言語で、openpyxl のようなライブラリが xlsx ファイルを直接読み書きします。Excel 本体を起動しなくてもセルの値を出し入れできる反面、数式の計算は Excel の仕事なので、openpyxl は計算を代行しません。この違いを押さえておくと、本書が第 6 章以降でファイル・フォルダー操作、Web からの情報収集、メール送信へと守備範囲を広げていく構成の意味が分かります。Excel の外にあるものを同じ言語で一続きに扱えることが、VBA ではなく Python を選ぶ最大の理由です。反面、同僚の PC に Python が入っていないという配布の壁が VBA には無い弱点として立ち上がり、本書はそれを第 5 章で正面から扱います。マクロの延長で済ませたい人には Excel / VBA 本ガイド で紹介している VBA 系の入門書のほうが近道になることもあります。
プログラミング未経験でも読める前提と、2022 年 6 月時点の環境という注意
前提として求められるのは Excel を日常業務で使っていることで、版元は「プログラミング未経験でも大丈夫」と明言しています。判型は A5 判で、180 度開く特別製本のコデックス装を採用し、解説を読みながら両手でプログラムを入力できる作りです。サンプルファイルはダウンロードできます。注意点は刊行が 2022 年 6 月であることです。Python 本体やライブラリのバージョンは更新され続けるため、画面や手順が手元の環境と細部で異なる場面は想定しておく必要があります。とくに第 7 章の スクレイピング は、対象の Web ページの構造が変わればコードがそのまま動かなくなる性質を持つうえ、取得先サイトの利用規約やアクセス頻度への配慮も要る分野なので、本書で仕組みを理解したうえで、実務に使う際は対象サイトごとに確認する姿勢が必要です。
向かないのは、大量データの集計や分析を本格的に行いたい人と、グラフや帳票の見栄えまで自動生成したい人です。目次に見る限り、グラフ作成や PDF 出力、データ分析用ライブラリを扱う章はありません。そうした用途は Python 本の選び方 で整理している業務自動化やデータ分析の本へ進むのが近道です。逆に、毎月同じ Excel の転記やファイルの振り分け、定型メールの送信を手作業で繰り返している人、そして作ったツールを自分だけでなく同じ部署の人にも使ってもらいたい人には、配布とエラー処理まで一冊で通せる本書は元が取れる選択です。Python の文法を一から積み上げて、最後にはチームの手作業を一つ消せるところまで到達できます。
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