ゼロからよくわかる! Arduino で電子工作入門ガイド 改訂 2 版
ゼロカラヨクワカル アルデュイーノデデンシコウサクニュウモンガイド カイテイニハン
- 著者:
- 登尾 徳誠(ノボリオ トクセイ)
- 注目:
- 総合 1929 位
- 出版社:
- 技術評論社
- 出版日:
- 2023年04月15日
- ISBN:
- 9784297133566
- 在庫:
- 在庫あり
なぜ注目されているか
書籍紹介
なにもかもはじめてでも大丈夫!
手軽な作例を作りながら学べる電子工作の超基本!
Arduino による電子工作の入門書です。プログラミングも電子工作もはじめてという人に向けて、Arduino の使い方を解説します。
書籍の前半では、基本となる入力と出力の制御方法を解説します。LED ランプやスイッチなどのよく使う部品を用いながら、手を動かして学びます。
後半では入出力の命令をさらに発展させる方法を紹介します。イルミネーション、ミニ扇風機、インターネットとの連携、そして「しゃべるラジコンカー」といったやりごたえのある作例に挑戦できます。
さらに、小型のバリエーションである Arduino Nano の使い方も付録で掲載。小さいボードならではの電子工作の楽しみを体験できます。
楽しく手を動かしながら、Arduino と電子工作をこの一冊ではじめましょう!
技書の森解説
『ゼロからよくわかる! Arduino で電子工作入門ガイド 改訂 2 版』 (登尾徳誠 著、技術評論社、2023 年 4 月刊) は、マイコンボード Arduino を使った電子工作の入門書で、版元の紹介文は「プログラミングも電子工作もはじめてという人」に向けて Arduino の使い方を解説すると案内しています。版元の書籍ページの「こんな方にオススメ」は「はじめて Arduino を使ってみたい人」と「電子工作をはじめたい人」の 2 つです。版元の書籍ページの著者紹介 (2026 年 10 月時点) によれば、登尾徳誠は 2010 年にニャンパス株式会社を起業し、IoT デバイスやスマートフォンアプリ、Web サービスの開発を行うかたわら、小学生向けに電子工作やマインクラフトを題材にしたプログラミング教室を開いています。
基本編 4 章、実践編 4 章、Arduino Nano の Appendix
目次は基本編と実践編に分かれます。基本編の Chapter 1「電子工作と Arduino の基礎知識」は Arduino の種類や構造、スケッチと呼ぶプログラム、Arduino IDE の準備を扱い、Chapter 2「スケッチの基本を知ろう」で LED ランプを点滅させるスケッチを書き込みます。Chapter 3 はデジタル入出力を、Chapter 4 はアナログ入出力とシリアル通信を扱う章で、ブレッドボードと抵抗、回路図の読み方、スイッチの読み込み、if 文と変数、for 文、明るさセンサーが順に登場します。実践編は Chapter 5「人が近づくと光るイルミネーションを作ろう」、Chapter 6「リモコンで動かせる扇風機を作ろう」、Chapter 7「インターネットと連携しよう」、Chapter 8「ロボット風バギーを作ろう」の 4 章で、各章の末尾に Step Up として防犯ブザー、温度に応じて動く扇風機、気温の定期送信、音で発進するバギーが加わります。巻末の Appendix 1 から Appendix 5 は、「Uno 以外の Arduino を使おう」という節から始まる Arduino Nano の章で、スケッチの書き込み、GPIO の操作、7 セグメント LED での数字の表示を扱います。
デジタル入出力、PWM、アナログ入力という基礎
Arduino のプログラムは、電源が入った時に 1 回だけ動く setup と、その後に繰り返し動く loop の 2 つの関数を軸に組み立てます。スケッチの文法は C++ を土台にしており、端子の入出力や時間待ちのような操作を Arduino が用意した関数で書きます。デジタル入出力は、端子の電圧を高いか低いかの 2 通りで読み書きする方式で、スイッチが押されているかを読み取ったり、LED を点けたり消したりする時に使います。マイコンの端子は中間の電圧を直接出せないため、LED の明るさやモーターの速さを段階的に変える時は、オンとオフを高速に切り替えてオンの時間の割合で平均の出力を変える PWM を使います。逆向きのアナログ入力は、センサーが返す電圧を数値に変換して読み取る仕組みです。Chapter 4 は、この 2 つを PWM でゆっくり点灯する LED と、周囲の明るさで LED の明るさが変わる回路で扱い、読み取った値をシリアル通信でパソコンに表示する節で締めています。
人感センサーからインターネット連携、バギーまでの作例
実践編では、扱う部品が章ごとに増えます。Chapter 5 はフルカラー LED のライブラリと人感センサー、Chapter 6 はモーターと赤外線センサーと温度センサーを使います。モーターは動き出しに大きな電流を必要とし、止める時には逆向きの電圧も生じるため、マイコンの端子に直接つながず、間に駆動用の部品を挟むのが電子工作の定石です。Chapter 6 にはモーターの種類と注意点を扱う節があります。Chapter 7 は、Wi-Fi で通信できる開発ボード ESPr Developer と、Web サービスどうしをつなぐ IFTTT を使って、スイッチを押すと IFTTT を通して LINE に知らせる仕組みと、気温を定期的に送る仕組みを作ります。センサーで測った値をネットワーク経由で届ける機器は IoT と呼ばれます。Chapter 8 は、はんだ付けで LCD モジュールを取り付け、表情の表示、音声合成によるおしゃべり、モーターによる走行を 1 台のバギーにまとめます。版元の紹介文は、実践編の作例をイルミネーション、ミニ扇風機、インターネットとの連携、「しゃべるラジコンカー」の順に挙げています。
本書は、LED の点滅から始まる基本編 4 章と、センサー、モーター、通信、音声合成を組み合わせる実践編 4 章に、Arduino Nano を扱う Appendix 1 から Appendix 5 を加えています。